PTC、VuforiaのMicrosoft HoloLens対応を発表

Vuforiaの拡張現実(AR)がエンタープライズ市場をサポート

PTCジャパン

【2016年4月15日】PTC(本社:米国マサチューセッツ州、Nasdaq: PTC、社長兼CEO:ジェームス(ジム)・E・へプルマン)の日本法人であるPTCジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:桑原 宏昭)は、本日、同社の拡張現実(AR)プラットフォームであるVuforia® がMicrosoft HoloLensに対応することを発表したことを明らかにしました。本機能は、Microsoft Build 2016 における午前中の基調講演にてMicrosoft社バイスプレジデント兼チーフエバンジェリストのSteven Guggenheimer氏によるライブデモンストレーションで紹介されました。


デモンストレーションは、営業担当者が見込み客に対してキャタピラー社のマルチテレーンローダーの3Dデータを見せるというシナリオをもとに行われました。まず、Surfaceタブレットを使用して販売資料上にVuforiaでローダーの小さい3D可視化データを生成し、さらにHoloLensを使用してステージ上に実物大のローダーを出現させました。これにより、見込み客に対しあたかも実際のローダーの周りを歩き、ローダーを観察したり新たな設定をしたりする体験を可能にするというものでした。

Vuforiaは、モノ(物体)とバーチャルエクスペリエンス(体験)を結びつけるという重要な機能をHoloLensに提供しています。デモンストレーションで紹介されたとおり、本機能は様々なコンシューマ製品や工業製品の3D可視化において幅広く利用されています。HoloLensとの組み合わせにより、3D可視化データは簡単に拡張され、どのような環境でも実寸大で可視化することが可能になり、没入感のある、より現実的な視覚体験を提供します。

さらに本機能は、新たな世代のバーチャルアシスタントとして、製品や機械設備の使用と保守点検の際に段階的な手順を提供することが可能です。これらの体験により、技術者向けの扱いにくいマニュアル類への依存度を低減または排除できる可能性を秘めています。

Vuforiaは、信頼性の高いコンピュータビジョン機能を簡単なAPIを介して提供することでARアプリケーション開発を容易化するものです。インタラクティブ3Dエクスペリエンス開発の主力ツールであるUnityと組み合わせることで、開発者は、1つのアプリケーションで、主なスマートフォン、タブレット、VRビューア、スマートグラスに対応することが可能です。これにより、開発者はコンシューマ向け、企業向けに関わらず、幅広いデバイスを対象とする高い信頼性のARエクスペリエンスを提供することが可能になります。

キャタピラー社eBusiness Innovation部門のJeff Lind氏は「ARは、顧客による製品構成の検討や保守・修理作業の際に、音声による指示により視覚的情報にアクセスできるハンズフリー環境を提供できる可能性があります」と述べています。

PTC Vuforia担当シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャのジェイ・ライト(Jay Wright)は「Microsoft社のWindows 10、HoloLensに関するビジョンは非常にすばらしく、PTCも同様のビジョンを有しています。Windows 10タブレットとHoloLensを通じて我々の仕事のしかたが根本から変化する新たなエクスペリエンス(体験)を実現することを楽しみにしています」と述べています。

Microsoft社バイスプレジデント兼チーフエバンジェリストのSteven Guggenheimer氏は「HoloLensの体積追跡とVuforiaの物体を認識してインタラクションを実現する機能を組み合わせることで他にはない独自のAR体験を創造することができます」と述べています。

Vuforiaは全世界で20万名以上が登録する、ARアプリケーション開発者のデファクト スタンダードとなっており、2億5千万を超えるインストール済アプリケーションをサポートしています。Vuforiaは著名なコンシューマ製品のマーケティング活動で幅広く活用されています。PTCのテクノロジーとなったVuforiaは、製品の販売、開発、運用、サービスのやり方を変えるためにさらに多くの企業に利用されています。

HoloLensに対応するVuforia SDKは今春すべての開発者に向けて提供開始となります。早期利用の申し込みや新たにVuforiaを利用する場合は developer.vuforia.com をご覧ください。

<関連情報>
● 活用例については Vuforia.com をご覧ください。
● LiveWorx 2016: ARは、特にIoTとの組み合わせによりモノの設計、製造、運用、サービスを改善する多くの可能性を生み出します。これらのテクノロジーが将来の仕事をどのように根本から変化させるかをLiveWorxでご覧ください。LiveWorxへの参加登録は下記URLから行えます
http://www.liveworx.com/Register

【PTCについて】
PTC(NASDAQ: PTC)は企業がモノのインターネット(IoT)の「モノ」の開発、運用、サービスを変革するテクノロジー プラットフォームやソリューションをグローバルに提供する企業です。PTCの次世代ThingWorx®テクノロジー プラットフォームは、スマート コネクティッド プロダクツやシステムが生み出す膨大な量のデータを記録、分析、活用するためのツールを開発者に提供します。PTCの実証済みソリューションは製品またはサービスの優位性を生み出すべく世界28,000社以上で導入されています。業界のソートリーダーとして認知され、さまざまな受賞歴を有するPTCのCEOはIoTがビジネスにもたらす影響に関する明確な指針をHarvard Business Review誌に共著しています。Harvard Business Review誌の記事:http://ja.ptc.com/internet-of-things/harvard-business-review

【PTCジャパンについて】
米PTCの日本法人(本社:東京都新宿区)。CAD、製品ライフサイクル管理 (PLM)、アプリケーション ライフサイクル管理 (ALM)、サプライチェーン管理 (SCM)、サービス ライフサイクル管理 (SLM) 、モノのインターネット (IoT) の各テクノロジー ソリューションにより、製造業における顧客企業を支援。拡張性と相互運用性に優れた製品設計ソフトウェア群の PTC Creo、製品とサービスのライフサイクル全体にわたる製品コンテンツと業務プロセス一元管理のPTC Windchill、ソフトウェア要件管理/変更・構成管理/テスト管理/実装管理のPTC Integrity、技術情報の作成・管理・提供を合理化するダイナミック パブリッシング システムの PTC Arbortext、技術情報/サービスナレッジ管理/補修部品管理/保証・契約管理/フィールド サービス管理/サービス物流管理のPTC Servigistics、工学技術計算の設計と文書化を同時に行える PTC Mathcad、IoTアプリケーション プラットフォームのThingWorx、といった革新的なソフトウェア製品と、製品開発業務プロセス改革コンサルティング、製品教育サービス、テクニカルサポートを提供しています。
1992年3月設立。国内4事業拠点。Webサイト:http://www.ptc.com

※製品リリースに関する発表は、時期や、製品の特徴、機能などについては、PTCの裁量により変動する可能性があります。

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会社概要

PTCジャパン株式会社

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業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区西新宿6-8-1 新宿オークタワー
電話番号
-
代表者名
桑原 宏昭
上場
未上場
資本金
5000万円
設立
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