【映画館でオペラを】世界中の歌劇場を席巻中!「新生ネトレプコ」と称されるオペラ界のスター、アイグル・アクメチーナが楽屋でカルメンを語る動画到着!新演出版ロイヤル・オペラ『カルメン』公開中!
世界最高の名門歌劇場である英国ロイヤル・オペラ・ハウスで上演されたバレエとオペラの舞台を、特別映像を交えてスクリーンで体験できる「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン」。今シーズンは、『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2023/24』として、全8作品<バレエ4作品/オペラ4作品>でお届けする超豪華選りすぐりのラインナップ。ライブでの観劇の魅力とは一味違う、映画館の大スクリーンと迫力ある音響で、日本にいながらにして最高峰のオペラとバレエの公演を堪能できる、至極の体験をお届けします。
ダミアーノ・ミキエレットによる新演出で、社会の闇を描き出す現代劇『カルメン』
世界中の歌劇場を席巻中!「新生ネトレプコ」と称されるオペラ界のスター、アイグル・アクメチーナが楽屋でカルメンを語る動画到着!
そんな本作の主演・カルメン役を務めたのは、昨年のロイヤル・オペラ・ハウス・シネマ『セビリアの理髪師』で主役ロジーナを歌って魅了したアイグル・アクメチーナ。カルメン役でまさにオペラ界を席巻中の新生スターの彼女は、去年から今年にかけて、メトの新制作『カルメン』に出演したほか、ベルリン・ドイツ・オペラ、バイエルン州立歌劇場に登場、今後もグラインドボーン音楽祭、アレーナ・ディ・ヴェローナ他で同役を歌う予定で、世界の主要歌劇場・音楽祭で次世代のカルメン旋風が吹いている。
今回到着したのは、アイグル・アクメチーナが楽屋で「カルメン」に関して語る動画。楽屋でリラックスした様子で小さなマイクを手に持ち笑いながら語る、シネマシーズンの中のインタビューとは一味違った親しみやすい顔が見られる。
https://youtube.com/shorts/DgGSEGwkCfo?feature=shared
「カルメン」の中で、お気に入りのアリアを聞かれると「カードのアリアです」と答えるアクメチーナ。人気の「ハバネラ」「セギディーリャ」ではなく、「カードのアリア」(「カルタの歌」として知られる)を選んだ。
「カルメンという女性を3つの言葉で表現して」との問いには、「自由」「正直」「官能的」と言葉を選んだ。
また、「舞台に上がる前にすることは」との問いには、「踊ります」と答えている。ダンスがストレスの解消になるという。
そして「記憶に残る舞台は?」との問いには、ロイヤル・オペラ・ハウスで初めてカルメンを演じたバリー・コスキーのプロダクションだという。(本人は正確に覚えていなかったが2018年の舞台)
ロイヤル・オペラ・ハウスによる、オペラ界最高峰の養成機関「ジェットパーカー・ヤングアーティスツ・プログラム」に19歳という若さで見事入所を果たしたアクメチーナは、プログラム在籍2年目、ロイヤル・オペラ・ハウスが本舞台の『カルメン』に主役のカバーとして参加していたところ、本役の歌手が降板し、いきなり主役デビューを果たして話題をさらったのである。たった21歳でカルメンを歌うのは、ROHの長い歴史における最年少記録だった。
「秘密の才能や技は?」との問いには、歌手になる前は竹馬に乗っていたと笑いながら答えた。貧しい環境で育ち、14歳の時に家を出て働きながら音楽を学んだという10代のアクメチーナは、ウェイトレスから竹馬乗りまでさまざまなアルバイトで生計を立てたという。「ジェットパーカー・ヤングアーティスツ・プログラム」に入所した当初は英語もまだよく話せなかったというアクメチーナ。
「実際にカルメンに会ったらなんと言うか」との問いには、「賢く選択して」とアドバイス。
オペラ界の新しいスターをいち早く見るためにもぜひ映画館でロイヤル・オペラ「カルメン」をお見逃しなく。
<ロイヤル・オペラ『カルメン』作品情報>
【STORY】
スペインのセビリア。広場で皆に囲まれたカルメンは、唯一彼女に目を向けない軍人ドン・ホセを誘惑する。ドン・ホセは故郷の母の便りを持って訪ねてきたミカエラと会い一瞬自分を取り戻すが、工場で喧嘩騒ぎを起こして逮捕されたカルメンの誘惑に負け、彼女の逃走を助けて自身が牢屋に入れられてしまう。仲間たちの酒場で、釈放されたドン・ホセを待つカルメン。ドン・ホセはカルメンたちロマの密輸団に入ることになる。だが二人の仲はすぐに悪化し、闘牛士エスカミーリョの恋人になったカルメンにドン・ホセは復縁を迫るが…。
《カルメン》
音楽:ジョルジュ・ビゼー
台本:アンリ・メイヤック、リュドヴィク・アレヴィ
(原作:プロスペル・メリメの1845年の小説「カルメン」)
指揮:アントネッロ・マナコルダ
演出:ダミアーノ・ミキエレット
美術:パオロ・ファンティン
衣裳:カルラ・テーティ
照明:アレッサンドロ・カルレッティ
ドラマツルク:エルサ・ザニノット
ロイヤル・オペラ合唱団(合唱指揮:ウィリアム・スポールディング)
ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団(コンサートマスター:マグナス・ジョンストン)
〈キャスト〉
モラレス:グリシャ・マルティロスヤン
ミカエラ:オルガ・クルチンスカ
ドン・ホセ:ピョートル・ベチャワ
スニガ:ブレイズ・マラバ
カルメン:アイグル・アクメトチナ
フラスキータ:サラ・デュフレーヌ
メルセデス:ガブリエーレ・クプシーテ
エスカミーリョ:コスタス・スモリギナス
ダンカイロ:ピエール・ドワイアン
レメンダード:ヴァンサン・オルドノー
ボヘミアン:ダヴィッド・キンバーグ
オレンジ売り:ルイーズ・アーミット
2024年5月1日上演作品/上映時間:3時間30分
9/6(金)~9/12(木) TOHOシネマズ 日本橋 ほか1週間限定公開
■公式サイト:http://tohotowa.co.jp/roh/ ■配給:東宝東和
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