AI-OCR 「DynaEye 11」低価格で導入可能なLite版、SaaS組み込み可能な新ライセンスを販売開始
「もっと手軽にAI-OCRを始めたい」「自社サービスにAI-OCRを組み込みたい」とのお客様の声にお応えしました!
株式会社PFU(代表取締役社長:村上 清治、以下PFU)は、2023年9月5日より、高精度な文字認識を実現するAI-OCR(注1)ソフトウェア「DynaEye 11」の新ライセンスとして、中小規模の事業者様や小規模の自治体様向けに低価格で導入いただける「Lite版ライセンス」と、SaaSベンダー様向けにAI-OCRを自社サービスに組み込み可能な「SaaS組み込み向けライセンス」を販売開始します。
Lite版ライセンスは「手軽にAI-OCRを始めたい」との中小規模事業者や小規模自治体のお客様からの声にお応えし、利用枚数に上限を設けることで、これまで以上に低価格で導入いただける商品です。従来商品の全機能はそのままご利用いただけ、利用上限枚数も年間6,000枚、ひと月あたりの利用枚数の目安500枚と中小規模の事業者様には十分な利用枚数を設定。安心して導入いただけます。
また、SaaSベンダー様からの「自社サービスの付加価値向上のためAI-OCRを使いたい」「安全かつレスポンスの早いAI-OCRを使いたい」とのご要望にもお応えするため、「SaaS組み込み向けライセンス」をご用意しました。サービス内に組み込んでいただけるため、高精度はもちろん、セキュアな環境でレスポンスも早いAI-OCR機能を実装いただくことが可能になります。
さらに、事務集中センターやデータセンターで大量なAI-OCRをサーバで処理されているBPOや金融系のお客様、および同業種向けにシステム開発されているSIer様向けに、サーバ用途向けAI-OCR商品のライセンス体系を見直し、よりお求めになりやすい価格でご提供します。
PFUは、世界シェアNo.1(注2)のイメージスキャナーとともに、紙を起点とする様々な業務において「紙の電子化・帳票情報のデータ化」を実現してまいりました。今回の新ライセンス拡充および新価格提供により、これまで以上に幅広い多くのお客様の業務効率化を実現します。
背景
データ入力業務の効率化を目的にAI-OCRの導入が進んでおり、DynaEye 11も多くのお客様からご好評いただいております。一方、DynaEye 11をご購入いただいたお客様は大手企業や規模の大きな自治体が中心で、中小規模の事業者様や小規模の自治体様からは低価格で始められるAI-OCR商品を望む声もいただいておりました。
また、各企業様によるSaaS利用率も年々増加傾向にある中、SaaSベンダー様からはサービスの付加価値としてAI-OCRを利用したいとの声もいただいておりました。
今回、当社はお客様のニーズにお応えするため、より多くのお客様にDynaEye 11をご利用いただける新しいライセンスを提供開始します。併せて、自社の事務集中センターやデータセンターでの大量なデータ入力業務にAI-OCR活用をご検討されているお客様向けに、サーバ用途向けAI-OCR商品のライセンス体系を見直しました。
商品特長
1.高精度なAI-OCR機能はそのまま!年間6,000枚まで利用可能な中小規模事業者様向け「Lite版ライセンス」
DynaEye 11が誇る高精度なAI-OCRの全機能を低価格で導入いただけるLite版ライセンスをご用意しました。
ご利用いただける上限枚数は年間6,000枚で、ひと月あたり500枚程度までご利用いただけるため、中小規模の事業者様や人口10万人未満のような小規模の自治体様には十分な利用枚数となっております。
利用枚数が年間6,000枚を超えてご利用されるお客様には、利用枚数を無制限にできる「アップグレードライセンス」をご用意しています。なおLite版ライセンスは、フリーピッチの日本語まで高精度に認識可能な「DynaEye 11 Entry Lite AI-OCR」、主に活字や1文字枠付きの手書き文字のOCRが主な用途でフリーピッチの日本語OCRまでは不要なお客様向けの「DynaEye 11 Entry Lite」の2種類をご用意しておりますので、お客様の業務用途に応じてお選びいただけます。
●DynaEye 11 Entry Lite AI-OCR /DynaEye 11 Entry AI-OCRの価格
商品名 |
【新】DynaEye 11 Entry Lite AI-OCR |
DynaEye 11 Entry AI-OCR |
年間処理上限枚数 | 6,000枚/年 | 枚数制限なし |
初期ライセンス費用 (税抜) (注5) | 1,008,000円 | 2,016,000円 |
継続ライセンス費用 (税抜) (注5) | 168,000円/年 | 336,000円/年 |
※DynaEye 11 Entry Lite AI-OCRに機能制限はなく、DynaEye 11 Entry AI-OCRと同機能をご利用いただけます。
●DynaEye 11 Entry Lite/DynaEye 11 Entryの価格
商品名 | Entry Lite |
DynaEye 11 Entry |
年間処理上限枚数 | 6,000枚/年 | 枚数制限なし |
初期ライセンス費用 (税抜) (注5) | 504,000円 | 1,008,000円 |
継続ライセンス費用 (税抜) (注5) | 84,000円/年 | 168,000円/年 |
※DynaEye 11 Entry Liteに機能制限はなく、DynaEye 11 Entryと同機能をご利用いただけます。
●アップグレードライセンス
商品名 |
DynaEye 11 Entry Lite アップグレードライセンス |
DynaEye 11 Entry Lite AI-OCR アップグレードライセンス |
年間処理上限枚数 | 枚数制限なし | 枚数制限なし |
初期ライセンス費用 (税抜) (注5) | 588,000円 | 1,176,000円 |
継続ライセンス費用 (税抜) (注5) | (注6) | (注7) |
60日間機能制限なし(枚数制限なし)でご利用できる「DynaEye 11 Entry Lite AI-OCR」、「DynaEye 11 Entry Lite」の無償評価版を本日より商品紹介サイトで公開しておりますので是非ご利用ください。
商品紹介サイト:https://www.pfu.ricoh.com/dynaeye/product/dynaeye11/
※評価時に作成いただいた帳票定義は、ライセンスアクティベーション後、引き続きご利用いただけます。
2.セキュアかつレスポンスが早いAI-OCRを自社サービスに組み込み可能! SaaSベンダー様向け「SaaS組み込み向けライセンス」
これまで、SaaSベンダー様が自社サービスとしてAI-OCR機能を提供する場合、AI-OCRサービス(他社SaaS)と契約してインターネット経由によるデータ送受信を行っていました。そのため、期待したレスポンスが得られないケースや機微情報をやり取りする際の情報漏洩リスクがありました。
そのようなSaaSベンダー様のお困りごとを解決するのが「SaaS組み込み向けライセンス」です。
このライセンスをご購入いただくと、DynaEye 11 のAI-OCR機能をSaaSベンダー様のサービス内に組み込んでご利用いただけるため、AI-OCR機能を利用するためにインターネットを経由したサービス間のデータ送受信を行う必要がなくなります。AI-OCR処理が自社サービス内で完結できるため、セキュアな環境でレスポンスの早いAI-OCR機能の提供が可能となり、自社サービスの付加価値向上にお役立ていただけます。
なお、本ライセンスは、個別ライセンス契約でのご提供となるため、詳細ご希望のお客様は「お客様お問い合わせ先」にご連絡ください。
3.サーバ用途向けAI-OCR商品のライセンス体系を見直し。サーバによる大量OCRもお求めになりやすい価格で実現!
事務集中センターやデータセンターで大量なデータ入力業務を行われているBPOや金融系のお客様および同業種向けにシステム開発されているSIer様には、DynaEye 11サーバ用途向けAI-OCR商品をご用意しています。
昨今、より高速処理を実現するために、CPUコア数の多いハイスペックなサーバを導入されるお客様の状況を鑑みて、サーバ用途向けAI-OCR商品のライセンス体系を、これまでの「CPUコア数ライセンス」から「サーバライセンス」に見直しました。
これにより、サーバのCPUコア数に依らず(注8)サーバ単位でライセンスをご購入いただけるため、従来価格と比較してお求めになりやすい価格でDynaEye11 をサーバ利用いただくことが可能となります。
なお、既にサーバライセンスをご購入のお客様は、継続ライセンス更新のタイミングから新価格でご購入いただけます。
今回価格を見直したライセンス表
販売開始日
2023年9月5日
商標について
・DynaEyeは、⽇本国内における株式会社PFUの登録商標です。
・その他、記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
注釈
注1 OCR(Optical Character Recognition)︓光学式⽂字認識
注2 ドキュメントスキャナーを対象とする。日本・北米はKEYPOINT INTELLIGENCE社(InfoTrends)により集計(2021年度実績)。ドキュメントスキャナー集計よりMobile/Microを除く6セグメントの合計マーケットシェア(主に8ppm以上のドキュメントスキャナー全体)。欧州はinfoSource社(2021年度実績)の集計に基づき、西欧地区(トルコとギリシャを含む)におけるシェア。
注3 総務省統計局ホームページ/令和3年経済センサス‐活動調査(https://www.stat.go.jp/data/e-census/2021/index.html)
従業員数「30人以上」の法人企業割合を掲載
注4 総務省 :市区町村別の人口及び世帯数(https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/17216_1.html)
注5 初期ライセンスにはご購入後1年間のソフトウェア利用費用・サポート費用が含まれます。2年目以降は継続ライセンスのご購入が必須となります。
注6 本ライセンスご購入者は、2年目以降DynaEye 11 Entryの継続ライセンスをご購入いただくことで継続利用いただけます。
注7 本ライセンスご購入者は、2年目以降DynaEye 11 Entry AI-OCRの継続ライセンスをご購入いただくことで継続利用いただけます。
注8 CPUコア数に依らず:価格はCPUコア数に依りませんが、DynaEye11 は最大16コアまで使用可能です。
関連リンク
・DynaEye 11商品紹介サイト(https://www.pfu.ricoh.com/dynaeye/product/dynaeye11/)
お客様お問い合わせ先
株式会社PFU
ドキュメントイメージング事業本部 スキャナー開発統括部 fi-SW開発部
E-mail:dynaeye@ml.ricoh.com
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