ElevationSpace、ルクセンブルクSpace Cargo Unlimitedと軌道上実証・実験に関する基本合意書を締結
誰もが手軽に宇宙を利用できるインフラを構築
株式会社ElevationSpace(宮城県仙台市、代表取締役CEO:小林稜平、以下「ElevationSpace」)は、宇宙空間の微小重力環境を活用した軌道上実証・試験の分野で欧州で確固たる実績を有するSpace Cargo Unlimited(ルクセンブルク大公国、Co-founder & CEO:Nicolas Gaume、以下「SCU」)と、同社の自律型ペイロード運用プラットフォームである「BentoBox」の当社フリーフライヤー型軌道上実証・回収衛星への統合・搭載を目指す基本合意書(MoU)を締結しました。

■ 本提携の背景と目的
創薬や新素材開発分野において、宇宙空間の微小重力は地球では得られない実験環境です。しかし、実際に宇宙を利用するためには、宇宙特有の厳しい環境(熱変化や振動、放射線など)に耐える実験装置を、企業が自社で開発しなければならないという高いハードルが存在しています。SCUが提供する「BentoBox」は、軌道上実証・実験のための標準化されたパッケージです。これを活用することで、企業は宇宙に関する専門知識がなくても、自社の実験サンプルを宇宙に送ることができます。
SCUは、国際宇宙ステーション(ISS)にワインやブドウの枝を12ヶ月滞在させ、無重力が与える影響を検証した商業研究プログラム「Mission WISE」を成功させるなど、欧州の宇宙利用分野で確固たる実績を持っています。
SCUのBentoBoxと、ElevationSpaceの強みである揚力誘導技術が組み合わせることで、振動や衝撃に敏感な創薬関連のサンプルを、狙った場所に安全に地球へ帰還・回収させることが可能になります。
ElevationSpaceが開発するフリーフライヤー型軌道上実証・回収衛星に、BentoBoxを搭載できるよう設計をすり合わせておくことで、ユーザごとに発生していた複雑な専用設計や事前の統合検証を不要にします。リードタイムの短縮とコストダウンを実現し、誰もが手軽に宇宙を利用できるインフラを構築します。
■ 今後の展開
本合意に基づき、両社は顧客が求める具体的な要件の定義を行います。ElevationSpaceは将来機の開発においてBentoBoxの搭載を検討し、SCUは将来機に最適化されたBentoBoxの開発を検討します。将来的には年1回以上の定期的な共同ミッションの実現を目指します。

■ElevationSpace 代表取締役CEO 小林稜平のコメント
欧州で軌道上実証・実験分野で確固たる地位を築くSCUとの連携を発表できることを、大変光栄に思っております。当社の大気圏再突入技術とSCUのBentoBoxを組み合わせることは、宇宙利用のハードルを下げることにつながります。当社のミッションである『誰もが宇宙で生活できる世界』を実現するためには、地球上のあらゆる産業が宇宙へアクセスできる道が必要です。SCUという強力なパートナーと共に、そのインフラ構築を力強く牽引してまいります。
■Space Cargo Unlimited CEO Nicolas Gaume氏のコメント
私たちは今、商業利用を前提とした微小重力時代の幕開けを迎えています。宇宙空間の価値を認識する産業が増える中、もはや課題は『宇宙で何ができるか』を証明することではなく、それを信頼性高く、繰り返し利用でき、商業的に成立するサービスとして提供することにあります。
Space Cargo Unlimitedが持つ微小重力環境での実証・製造プラットフォームと、ElevationSpaceの革新的な大気圏再突入・回収技術を組み合わせることで、医薬品やバイオテクノロジー分野をはじめとする繊細なペイロードを安全に地球へ持ち帰ることが可能になります。この協業を通じて、次世代の商業宇宙サービスを支える、より強固な基盤を構築していきたいと考えています。
■ Space Cargo Unlimited について
Space Cargo Unlimitedは、宇宙空間での製造を先駆的に推進する欧州の宇宙企業です。微小重力環境下での研究において独自の知見と実績を持つ同社は、研究者や産業界が微小重力環境を利用可能にする、自律型モジュール式プラットフォーム「BentoBox」を開発・運用しています。
同社は、ペイロードの搭載準備から軌道投入に至るまでの一貫したサービスを提供することで、微小重力環境を活用した応用研究や、地球に革新的な恩恵をもたらす高付加価値な宇宙製造製品の開発における新たな時代の扉を開こうとしています。
会社名 :Space Cargo Unlimited
所在地 :ルクセンブルク大公国
代表者 :共同創業者兼CEO Nicolas Gaume
ホームページ:https://space-cu.com/
■ ElevationSpace 概要
ElevationSpaceは「軌道上のヒト・モノをつなぐ交通網を構築する」をビジョンに掲げ、日本が世界に誇る小型再突入技術を軸に宇宙から地球への輸送サービス開発に取り組んでいるスタートアップ企業です。東北大学やJAXAと連携し、宇宙の微小重力環境で研究開発・製造された物資を地球に運ぶ小型宇宙機の開発に取り組んでいます。
これまで基礎科学的な実験から産業利用まで幅広く利用されてきた国際宇宙ステーション(ISS)は、構造寿命などの関係から2030年末に運用を終了することが決定しており、宇宙環境利用の”場”の継続的な確保が課題になっています。ElevationSpaceは「ポストISS時代」を見据え、フリーフライヤー型の軌道上実証・回収衛星「ELS-R(読み:イーエルエスアール)」や、宇宙ステーションからの高頻度回収カプセル「ELS‐RS(読み:イーエルエスアールエス)」の提供を目指しています。「ELS-R」は、無重力環境を生かした実験や実証を、無人の小型衛星で行い、それを地球に帰還させてお客様のもとに返す国内初のサービスです。
会社名 :株式会社ElevationSpace(英文表記:ElevationSpace Inc.)
所在地 :〒980-0013 宮城県仙台市青葉区花京院2-1-65
いちご花京院ビル9階
設立 :2021年2月
代表者 :代表取締役CEO 小林稜平
ホームページ:https://elevation-space.com/
事業内容 :宇宙環境利用・回収プラットフォーム事業、有人拠点からの高頻度物資輸送事業、
Co-Creation 事業
■「ELS-R」サービスのイメージがわかるコンセプトムービー

各ポジションにて積極的に採用を強化中です
(東北はじめ、東京・名古屋でもエンジニア採用スタートしました!)
国内唯一の「大気圏再突入・回収技術」獲得を目指す民間企業で、”宇宙機や宇宙開発”の仕事をしませんか?
ElevationSpaceでは、今後の事業拡大に向けて各ポジションで採用を強化しています。「誰もが宇宙で生活できる世界を創り、人の未来を豊かにする」というミッションに共感いただける方は、ぜひ下記の採用ページよりご応募ください。
▼ 採用ページはこちら
https://elevation-space.com/recruit
仙台本社 :宮城県仙台市青葉区花京院2-1-65 いちご花京院ビル
福島工場 :福島県南相馬市原町区萱浜北谷地311 三菱倉庫 MLC SPACE LAB
東京支社 :東京都千代田区神田錦町1-17-1 神田髙木ビル BIRTH KANDA
名古屋拠点:愛知県名古屋市昭和区鶴舞1-2-32 STATION Ai
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
