【LURF GALLERY】成山亜衣 個展「jam」を2026年8月21日(金)よりルーフギャラリー2Fにて開催

この度、LURF GALLERY 2Fでは、成山亜衣による個展「jam」を開催いたします。
成山は抽象とも具象ともつかないイメージの作品を発表してきました。それは成山の記憶に入ったフレッシュな感覚を、できるだけそのままの形で絵画として表現したものだからです。見る人は、このあやふやな形を、頭の中で自分が解釈できる映像として整合作業をしながら鑑賞体験をします。つまり鑑賞者は成山の制作作業の引継ぎを、見る側の立場として協働することになります。
成山の画面には、複数のイメージが重なり合い、ひとつの意味に回収されない状態が生まれています。形や色は互いにせめぎ合い、視線の動きに応じて、その表情を絶えず変化させます。
展覧会タイトルの「jam」には、さまざまな像や感覚が濃密に詰め込まれた、制作時の思考の状態が重ねられています。成山亜衣の新作を、ぜひ会場にてご覧ください。
■ EXHIBITION OVERVIEW
成山亜衣 個展「jam」
会期|2026年8月21日(金) 〜 9月13日(日)
会場|LURF GALLERY 2F
時間|11:00 - 19:00
住所|150-0033 東京都渋谷区猿楽町28-13 Roob1 2F
作品に関するお問い合わせはこちら
■ STATEMENT
非物質的で焦点が定まる事のない記憶の「像」を、如何にして、物質感の強い絵具を使って、容易に焦点が定まる平面に表現できるか、はたまた「例える事」ができるか、をテーマとして制作している。
自身の作品は、像が画面に存在する以上、勿論、Non-Figurativeではない。しかし、像の構築構成によって成り立たせるFigurativeでもない。あえて述べるなら、画面に描かれているもの自体はFigurativeで、行為として要素を抽出するという意味でAbstractの作品であるといえる。
平面に留めようとするのは、明確な像ではなく、焦点を合わせようと視線を回転し続け、掴めそうで掴めないもどかしい感覚そのものである。その感覚が、自身の「疑って見つめる」という思考の軸と共鳴するのである。掴めそうで掴めないもどかしい感覚を呼び起こし、「疑って見つめる」という思考の軸が、大きく揺れながら刺さっていたのは「整わない画面」であった。そして、その「整わない画面」で扱いたいモチーフは、非物質的で輪郭の定まらない記憶の像であった。だが、平面に受動的な印象を留めるのではなく、能動的な感覚を留めようとする中で、一筆一筆構築して成り立たせていく平面制作の特徴は、非常に厄介である。なぜなら、描けば描くほど説明的な部分が増え、益々焦点が定まってしまうからだ。
そこで、あえてSNSやその他の様々な視覚メディア上にある、誰もが日常的に閲覧体験する事ができるスナップショットを利用し、自身の感覚に強く残る私的な記憶に、溺れないようにした。そして、それら大量に見た後に、意識の奥底に残存する記憶の状態を描いている。
本展は、ジューシーなままギュウギュウに閉鎖された頭に詰め込まれた像を元に、制作した作品群である。制作時の頭の中は、果肉多めのjamの瓶のようだった。
成山亜衣

■ PROFILE

成山 亜衣 | Ai NARIYAMA
1983 大阪生まれ
2007 京都嵯峨芸術大学 造形学科 版画分野 卒業
2009 京都市立芸術大学大学院 美術研究科 修士課程 版画専攻 修了
主な個展
2024 成山亜衣展(ギャラリーモーニング/京都)
2025 nonphysical reality(LURF GALLERY/東京)
2025 とぼける海馬(Spiral Art Gallery・松坂屋名古屋店 CENTRAL STAGE /愛知)
2009年以降、大阪、京都、東京などで個展を毎年開催
主なグループ展
2020 シェル美術賞 アーティスト・セレクション2020 - 中井康之審査委員推薦(国立新美術館/東京)
2023 大阪アートフェスティバル(大阪府立江之子島文化芸術創造センター/大阪)
2024 SICF25/Spiral Independent Creators Festival(Spiral/東京)
2024 Spiral Xmas Market 2024 Part3(Spiral/東京)
2025 WAVE YELLOW(LURF GALLERY/東京)
2026 ARTISTS FAIR KYOTO(京都国立博物館/京都)
2026 成山亜衣・遠藤仁美 二人展「Latent Perception」(GALLERY ROOM・A/東京)
2026 Bunkamura Gallery Selection 2026(Bunkamura Gallery/東京)
主な受賞歴
2023 metasequoia Kyomachibori Art Fair 家入一真賞・高橋キンタロー賞
2024 SICF25 EXHIBITION部門 準グランプリ
Instagram|@nariyamaai
LURF GALLERY(ルーフギャラリー)
ルーフギャラリーは、現代社会の日常に潜む内面を、それぞれのスタイルで鋭く表現するアーティストたちを発掘・紹介し、同時代美術におけるひとつの潮流を提唱することを目的として、2022年に代官山で開廊しました。
近代リアリズムが追求した人間の存在と社会の現実、また現代抽象が掘り下げた精神的・構造的探究などに関心をもちながら、モダンからコンテンポラリーへと続く美術の流れに敬意を払いつつ、時代の気配を繊細にとらえる感性をもつアーティストたちに光を当てています。国籍やキャリアの枠にとらわれず、国際的な視点から、多様で本質的な表現を探究するアーティストをサポートしていきます。
私たちは、こうした活動を通じて、現代社会を反映した、美術の普遍的な流れを紹介していくことを目指しております。
営業時間|11:00-19:00 ※不定休
住所|150-0033 東京都渋谷区猿楽町28-13 Roob1 1F・2F
アクセス|代官山駅から徒歩5分
■ Website
https://lurfgallery.com/
■ Instagram
https://www.instagram.com/lurfgallery/
■ X
https://x.com/lurfgallery
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