住友電設株式会社、社内ポータルを起点に現場 DX へ── 「InSite × 伴走支援」で利用率 250% を実現
ディスカバリーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:島田祐一朗、以下「ディスカバリーズ」)は、住友電設株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:谷信、以下「住友電設」)における社内ポータルリプレイスと業務改善を支援し、「InSite」と「IntelliReport」の導入により利用率 250% を実現した事例を発表しました。

背景
総合エンジニアリング企業として、電気工事や情報通信工事をはじめとする設備工事事業をグローバルに展開する住友電設は、「IT グランドデザイン」と称した DX 計画を推進しています。
その推進の中で重要な役割を担う社内ポータルサイトのリプレイスを計画。住友電設では、これまで自社開発したポータルサイトを 20 年間運用してきました。このポータルサイトは、自社開発型のため、ユーザーからの細かい要望に都度対応できていましたが、次のような課題がありました。
導入前の課題
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利用率の課題
ポータルの利用率が伸び悩んでいて、重要な情報が伝わりにくい状況にあった
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運用の負担
各部門が情報を掲載する際には、情報システム部に依頼をする必要があったため、各担当者の負担が増大するだけではなく、掲載までに時間を要していた
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インターフェイスの課題
小さな改修を繰り返してきたため、インターフェイスの改良が困難で、コンテンツの全体像の把握も難しい状況にあった
ポータルツールとしては、Microsoft 365 を導入していることから、SharePoint Online(以下、SharePoint )を活用することにしましたが、SharePoint に関するノウハウの不足や、これまでのポータルからの大幅な機能変更が影響し、使い慣れていたユーザーとのコミュニケーションや、各部門の要望の調整にもハードルを感じていました。
そこで、構築だけではなく、コンサルティングや伴走型の支援を提供できる IT ベンダーを探し、ディスカバリーズに依頼。これまでの情報システム部門を介した情報発信体制を見直し、各部門が自らの手で管理する体制を実現すべく、誰でもサイトを作成できる柔軟性とデータの一元管理を兼ね備えた SharePoint の拡張ソリューション「InSite」を採用することに決定しました。
取り組み内容
「あるべきポータルサイトの姿とは?」という本質的な問いからプロジェクトをスタートさせ、単なるリプレイスにとどまらず、業務プロセスそのものの大幅な改善にもつながる取り組みを進めました。
情報システム部に加え、ポータルサイト内に専用サイトを持つ各部門を巻き込んだ部門横断型のプロジェクトチームを結成。現場の声を取り入れながら、「古くなったから新しくする」のではなく、「新たな価値を生み出す」ことを目的にプロジェクトを推進しました。
さらに、直感的な操作が可能な InSite の特徴を活用し、各部門が自らの手でサイトを管理・運用する体制を実現しました。
ディスカバリーズの提供価値
課題解決のために、3つの側面から価値を提供しました。

企画フェーズ |
構築フェーズ |
運用フェーズ |
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的確な課題把握と |
情報発信の容易化と |
運用フェーズでの |
ヒアリングを通して課題を明確化し、単なるプラットフォームの切り替えではなく、課題やトレンドを踏まえた SharePoint と InSite を組み合わせ、具体的な解決策を提案。 |
直感的な操作と高品質なテンプレートにより、各部門の担当者が自ら洗練されたサイトを更新可能に。これにより、タイムリーな情報発信が活発化する基盤を構築。 |
導入後も、掲載情報の提案や運用改善など伴走支援を継続。ポータルサイトの価値をさらに高め、社内のコミュニケーション基盤としての定着に貢献しています。 |
InSite で提供しているデザイン性の高いサイトテンプレートも効果的に活用したことで、各部門の独自サイトは想定以上に完成度の高いものとなり、ブランディングや UI の統一によってストレスなく情報検索ができるようになりました。

さらに、リリース後の活用フェーズでは、社内ポータルの利用状況を可視化するために「IntelliReport」を導入。
閲覧率やコンテンツの分析を通じて、データを根拠にした社内マーケティング施策を実施するなど、データドリブンな運用が進行しています。
利用率は 250%に。現場主体の情報発信体制に変化
導入前は約 25%だった利用率が、InSite を導入し、現在では約 60%に向上しました。
また、検索機能の追加や、InSite による視認性の高いデザインも功を奏し、現在では、現場も簡単にサイトを作って発信ができるように変化。日々現場が主体的に新しい情報を掲示板に投稿しています。
これにより、これまで情報発信を一挙に担っていた情報システム部門の負担も軽減され、現場の声や最新情報がタイムリーに発信できるようになり、組織全体のコミュニケーション活性化にもつながっています。

お客様からは、以下のようなお声をいただいています。
企画フェーズと同様に、他社事例を踏まえて掲載すべき情報のご提案や、利用データや世間・会社の状況を踏まえたいま発信すべき情報のご提案など、運用についてもさまざまな改善施策をご提案いただいているのでとても心強いです。
(住友電設株式会社 情報システム部 主席 大西 慎一氏)
ディスカバリーズでは、今後も単なる社内ポータルの構築にとどまらず、ポータルを“ビジネスプラットフォーム”へと進化させる支援を通じて、住友電設様のさらなる業務改革に伴走してまいります。
◆活用事例の詳細はこちら
https://discoveries.co.jp/case/sumitomodensetsu/
ディスカバリーズ株式会社について
「働くすべての人たちがイノベーションをもたらす世界を創る」をミッションに、組織のコミュニケーションやコラボレーションを再設計し、新しい価値(=イノベーション)を生みやすい組織変革を目指した DX(デジタルトランスフォーメーション)を実現するクラウドサービスとコンサルティング・サービスを提供しています。上場企業100社以上の活用支援実績を持ち、2011年にマイクロソフト パートナー オブ ザ イヤーを受賞。生成 AI 等の最新テクノロジーを活用して、お客様の組織変革・DX を実現するソリューションを提供しています。
各種リンク先
■ InSiteポータル 公式サイト
https://discoveries.co.jp/products/portal/
■ 本PRのPDF版はこちらから
https://discoveries.co.jp/download/PR_sumitomodensetsu.pdf
■ 本ソリューションに関するお問い合わせ先
ディスカバリーズ株式会社 プロダクトビジネスグループ
E-mail:contact@discoveries.co.jp
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