「働く女性のためのサポートマップ」に支援団体として掲載されました
MIRAIS(ミライズ)は、NPO法人ArrowArrowが公開した「働く女性のためのサポートマップ」において、「働く」分野の支援団体として掲載されました。
MIRAISは、産・育休者から復職者を対象にしたオンラインコミュニティです。
ライフステージ、ライフスタイルが大きく変化するこの期間、社会から完全に離れてしまうのではなく、仕事とは異なる視点で自分を見つめ直し、仲間と共に復職後の未来につながる経験や挑戦の場を提供しています。
この度の、「働く女性のためのサポートマップ」への掲載を通し、この情報が必要とする方へ届き、より多くの働く女性がサポートを受けながら、自身のキャリアはもちろん、健康や介護、ライフイベントなどの課題と向き合い、自分らしく安心して歩み続けられる社会の実現につながることを願っています。
▼ サポートマップ無料ダウンロードはこちら
https://arrowarrow.org/program/supportmapforworkingwoman/

◆ 「働く女性のためのサポートマップ」とは
「働く女性のためのサポートマップ」とは、女性が仕事を続ける中で直面するさまざまな課題や状況に応じて、自分自身の悩みに合った支援を見つけるためのPDF形式のビジュアルガイドです。
このサポートマップは、デジタル人材の伴走による企業へのDX現場支援事業を展開する株式会社メンバーズのプロボノ支援を受け、個人と組織の「ライフイベント」と「働く」の選択肢を拡げる活動を行うNPO法人ArrowArrowによって作成されました。
サポートマップでは、50の団体・企業を3つのカテゴリ(「働く」「ケア」「健康」)に分類し、団体・企業ごとに支援の特徴を表したハッシュタグを付けて紹介しているため、悩みに合わせた支援を見つけやすいのが特徴です。掲載している団体・企業は、首都圏を活動の中心とし、オンラインでの全国対応、または女性の悩み解決に必要な専門情報を発信するサイトの運営により、女性をサポートしています。
■サポートマップは下記のURLから無料でご覧いただけます。
https://arrowarrow.org/program/supportmapforworkingwoman/
◆「働く女性のためのサポートマップ」作成の背景
2010年以前は、第1子出産前後の就業継続率は4割程度でしたが、最新の数値(2015~2019年)では69.5%へと大きく上昇しています(※1)。さらに、2024年の女性の年齢階級別就業率は全ての年代で過去最高水準となり(※2)、この15年で働く女性の数自体が大きく増加してきました。この変化は、子育てや介護など、これまで家庭でケアを担っていた人々が社会に出ることを意味し、働きながらケアを担うことが一般的となったことで、様々な課題が顕在化してきました。さらに近年では、生理や更年期といった女性特有の健康課題がキャリア形成に与える影響も広く認識されるようになっています。
育児・介護休業法の改正や女性活躍推進法、働き方改革関連法の制定など、法制度面での整備は着実に進んでおり、各企業で多様な働き方を支援する環境は整いつつありますが、現場では依然として課題が残っているのが現状です。企業側が課題を認識していても、企業内だけでは解決できない問題や、制度設計に時間を要する場合もあります。また、非正規雇用や孤立しやすい就業環境では職場内の相談体制が不十分なケースも多く見られます。
一方で、働く女性自身は、妊娠、出産、子育て、家族の介護、自身の心身のケアなど、人生で起こりうる様々な出来事について、社会に出る前に学ぶ機会がありません。事前の知識がないまま働くことに1日のほとんどを費やす中で、課題に直面して初めて情報を探すことになり、適切な支援に接続できずに働くことに支障をきたすケースが少なくありません。この現状は、女性の働く選択肢がひろがったからこそ生まれた新しい社会課題であり、企業の体制整備を進めるとともに、女性個人への支援が必要です。
このような新しい社会課題への解決策の一つとして、NPO法人ArrowArrowが作成したのが「働く女性のためのサポートマップ」です。女性が働く上で直面する可能性がある様々な課題を集約することで、まだ経験していない状況を見通すことができます。支援団体・企業を一目で把握できる形で可視化することで、働く女性が人生の様々な局面でサポートと接続することを助け、自身の選択を叶え続けられる社会の実現を目指しています。
《参考》
※1:国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」(令和3年)
※2:総務省「労働力調査」(令和6年平均結果)
◆NPO法人ArrowArrowについて
NPO法人ArrowArrowは、「ライフイベント」と「働く」が二者択一となってしまう社会課題の解決を目指し、誰もが自分の望む未来を実現できる選択肢があふれる社会の実現に向けて活動している団体です。男女共に産休・育休を取得推進するサポート事業、子育てしながら働く両立支援事業、女性再就職支援事業など、個人と組織、双方の選択肢を拡げる取り組みを展開しています。
◆ MIRAISについて
2018年8月に代表 栗林真由美が「なんとなく過ごす育休」をなくしたいをミッションに立ち上げた産育休者のコミュニティ。オンラインを中心に、イベントや企業コラボレーションなどの活動を行い、未経験分野にチャレンジしたり、仲間と交流したりと「有意義な育休を過ごす」場を提供。
2024年からは育休中にとどまらず、復職した方もメンバーに迎え、幅広い活動を展開している。
代表者:栗林 真由美
発足:2018年8月
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