Jamf、業界初のMac向けAIコントロールプレーン「AIガバナンス」を提供開始
~OSレベルでMacにおけるAI利用を可視化・統制~
企業・組織におけるAppleデバイスの管理とセキュアな運用のための業界標準ソフトウェアを提供するJamf(本社:米国ミネソタ州ミネアポリス)は、2026年6月30日より企業におけるAI活用の拡大に伴う新たなセキュリティおよびガバナンス課題に対応するため、Mac環境向けの「AIガバナンス」機能の提供を開始します。従業員が利用するAIツールの可視化と統制、そしてガバナンスの遵守を証明することが可能になり、OSレベルで操作するMacネイティブ「AIガバナンス」を世界に先駆けて提供します。

AIツールの可視化・統制を実現する「AIガバナンス」機能を提供開始
企業によるAIの導入で業務効率の改善が急速に進む中、可視性の不足や管理の複雑化といった課題も顕在化しています。実際に、JamfがITセキュリティ・リーダー687名を対象に、本年実施した最新のAIガバナンス調査(詳細は後述)の結果、企業の約7割がAIを導入する一方で、およそ5社に1社(22%)の割合でコストやセキュリティ問題など、AIに関連したインシデントを経験していることが明らかになりました。AI導入による生産性の向上に伴い、AIガバナンスによる統制も重要になってきています。
Jamfは、これらの課題を解決するため、デバイス管理からセキュリティ対策まで対応可能なオールインワンソリューション「Jamf for Mac」の新機能として「AIガバナンス」の一般提供を開始します。この「AIガバナンス」により、IT・セキュリティ部門は、組織内で利用されるAIツールの検出、アクセスポリシーの適用、監査対応を見据えたレポートの生成が可能になります。またOSレベルで動作するMacネイティブ設計を採用しており、AIガバナンス制御を統合的に実現するソリューションとして提供されます。
リリース時点から、Claude Code、Claude Desktop、OpenAI Codexに対応し、利用するAIのアクセス制御、ネットワーク権限、ファイルシステム制御、MCPサーバの制限など、AI利用に関する幅広い設定管理が可能です。さらに、ベンダーコントロール追跡エンジンにより、サポート対象のAIプラットフォームにおける新規および更新された制御項目を継続的に検出できます。これにより企業は、AIツールの進化に対応しながらガバナンスポリシーを常に最新の状態に維持することが可能となります。
「AIガバナンス」の主な機能
AIツールは、Appleシリコン上で直接動作するものや、バックグラウンドで稼働するものが一般的です。そのため、従来のネットワークプロキシやクロスプラットフォーム型の管理ツールでは、AIツールの利用状況を十分に可視化し、適切に制御することが難しいという課題があります。また、これらを統合的に実現するソリューションは、これまでありませんでした。
Jamf の「AIガバナンス」は、管理者が日常的に利用しているデバイス管理プラットフォームにおいて、ベンダー推奨のAI構成を短時間でネイティブに適用できる仕組みを導入しています。これにより、前述のようなMacで利用されるAIツールの可視化・統制という課題を解決していきます。
Jamfの「AIガバナンス」の主な機能は以下の3つです。
⑴ 利用状況の可視化 ~見えにくいAI利用実態を把握可能に~
AIアプリケーションの可視化とシャドーAIの検出機能により、AIツールやエージェント、LLMランタイム(バックグラウンドエージェントを含む)などの利用状況を把握することが可能です。これにより、組織内のAIツールの利用実態を、新たなエージェントを導入することなく可視化できるようになります。
⑵ 適切な利用の制御 ~AI利用をルールに基づいて統制~
AIアクセスポリシーを設定することで、組織内で利用が許可されたAIツールを定義し、アクセスポリシーを全社に適用することができます。さらに、「高セキュリティ」「バランス型」「開発者向け」といった3つのデフォルトのセキュリティ状態をはじめとしたさまざまなセキュリティレベルを適用することができるため、部門や利用シーンに応じた柔軟な管理が可能です。また、ベンダー推奨の構成設定を一括で適用できるため、組織全体における一貫したポリシー運用を効率的に実現します。
⑶ ガバナンスレポート ~AI利用状況を経営レベルで管理~
AIの利用状況を可視化した経営層向けのレポートを生成し、CIOやCISOに組織全体におけるAI活用の概要を提供することが可能です。これにより、現場レベルだけでなく、経営層レベルでの意思決定やリスク管理体制の構築に貢献します。さらに、SIEMとの連携にも対応しており、既存のコンプライアンス要件に基づいた監査やレポーティングにも活用できます。
JamfのAIガバナンス機能は現在、「Jamf for Mac」でご利用いただけます。
詳細は以下リンクからご確認ください。
https://www.jamf.com/ja/solutions/ai-governance/
調査で明らかになったAIガバナンスの課題と対応策
昨今、企業において業務のAIツール活用が急速に進む中、AIツールの利用状況を適切に管理・統制するAIガバナンスの重要性が高まっています。2026年にJamfが実施した、IT・セキュリティリーダー687名を対象としたAIガバナンス調査では、AIを業務に深く取り入れている企業は、導入を検討している段階の企業と比べて、インシデントの発生率が約40%高いことが明らかになりました。これは、AIの活用が進むほどリスクも高まる傾向にあることを示しています。
こうした状況から、AIガバナンスは将来の検討事項ではなく、すでに運用上の必須要件となっています。
企業におけるAI活用の実態
本調査により、企業におけるAI活用の実態として以下の点が明らかになりました。
⑴ AI導入とともに高まるガバナンスの重要性
企業の今後12カ月におけるAI領域整備の優先項目として、以下の3点が挙げられています。
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IT業務の自動化(44.4%)
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AI生産性支援ツールの導入(41.0%)
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AIガバナンスの確立(36.7%)

これらの結果から、企業がAIによる生産性向上と同時に、ガバナンスの強化にも取り組んでいることが分かります。
⑵ 浮き彫りになった主な課題
また、本調査では、AI活用の拡大に伴い、以下のような課題が明らかになりました。
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未承認のAIツール利用(シャドーAI)による利用実態の把握
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開発者向けツールや自動化AIの増加による管理の複雑化
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AI機能を持つツールの増加に伴う選定・統制の複雑化
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利用状況が見えにくいことによるコスト管理の精度低下
詳細については、JamfのAIガバナンス調査レポートをダウンロードのうえ、ご覧ください。
AI導入は次のフェーズへ
今回の調査では、企業におけるAI活用が「導入するかどうか」の段階を超え、「どのように管理しながら活用するか」の段階に移行していることを示しています。AIが業務やシステム、デバイスのさまざまな領域に組み込まれる中、IT・セキュリティ部門には、どのAIツールがどのように使われ、どのデータにアクセスしているのかを把握することが求められています。安全にAI活用を拡大していくためには、こうした状況を正確に把握し、適切に統制できる体制の整備が不可欠です。
Gartner®は、「AIガバナンスへの支出は2026年には4億9,200万ドルに達し、2030年までに10億ドルを超えると予想され、企業は規制リスクおよび運用リスクに先手を打つため、必要なツールや戦略の見直しを進めている」※と指摘しています。
こうした市場動向を背景に、企業はAIの利活用とガバナンスを両立させるための取り組みを加速させています。
Jamfは、AI時代におけるAppleデバイスの活用を、AIガバナンスを通じて支援することで、企業の成長と安全なAI活用の推進に貢献していきます。
※参照元(英文):https://www.gartner.com/en/data-analytics/topics/data-governance
■Jamfについて
Jamfは、エンドユーザから愛され、企業・組織から信頼されるAppleエクスペリエンスの管理、セキュアな運用、業務の簡素化を目指しています。またJamfは、デバイス管理、セキュリティ対応、AIによる自動化が統合されたApple特化型プラットフォームを提供する業界唯一の企業です。IDC Market ScapeやGartner® マジック・クアドラント™において、複数の部門でリーダーとして選出され、業界をリードしています。
Jamf Japan合同会社は2017年の設立以来、日本国内の企業だけでなく、教育機関や医療機関など幅広い業界において、Appleデバイスの統合エンドポイント管理を支援してきました。Jamf Japanは、グローバルで培ったノウハウを活かし、日本市場に特化したサポート体制を構築。導入から運用、セキュリティ強化まで、組織の規模や業種に応じた柔軟なソリューションを提供しています。
Jamfに関する詳細は公式Webサイトをご覧ください。
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