「狭隘空間用ドローンドック」技術および作業方法の特許を取得

鉄道駅や商業施設で、点検空間と利用者空間を分離。営業時間内のドローン点検を可能に。

株式会社アイ・ロボティクス

株式会社アイ・ロボティクス(本社:東京都千代田区)は、天井裏や設備内部など、人が容易に立ち入ることのできない高所・狭隘空間へドローンを送り込み、点検後に安全に回収する技術について特許を取得しました。

本特許を中核とする「狭隘空間用ドローンドック」は、天井などに設けられた既存の点検口を、ドローンの発着・回収拠点として活用する仕組みです。

ドローンを搭載したドックを点検口まで持ち上げ、点検口に設置した状態で、ドローンを天井裏や設備内部へ直接進入させます。点検後は同じドックへ戻し、そのまま回収します。

これにより、鉄道駅や商業施設など、利用者が存在する施設においても、施設運用への影響を抑えながら、高所・狭隘空間の状態を確認する新たな点検方法を実現します。

「人が点検空間へ入る」のではなく、「点検口からドローンを入れる」。

アイ・ロボティクスは、これまで人のために設けられてきた点検口を、ドローンやロボットのアクセスポイントへ転換していきます。

イメージ画像

■ 鉄道駅で実施。高架橋RC構造躯体など、見えにくい場所へドローンが進入

鉄道駅のコンコースやホーム周辺には、天井裏、高架橋RC構造躯体、配管・設備周辺など、日常的には状態を確認しにくい場所が数多く存在します。

こうした場所では、足場や高所作業車の設置が必要になる場合があるほか、利用者動線への影響や作業時間の制約から、確認したい場所があってもすぐに詳細な調査を行えないことがあります。

特に、

  • 漏水が発生しているが、奥まで状況を確認できない

  • 漏水跡がどこまで広がっているか確認したい

  • コンクリートのひび割れ、剥落などの変状を確認したい

  • 天井裏や設備内部の建材・構造物の状態を確認したい

  • 足場を設置する前に、まず現状を把握したい

といった場面では、「まず見る」ための手段が重要になります。

アイ・ロボティクスでは、実際に昼間の鉄道駅舎において、本技術を活用したドローン点検を実施しています。

駅部の高架橋RC構造躯体など、従来は目視確認が難しい箇所にマイクロドローンを進入させ、漏水跡の確認、漏水箇所の状況調査、コンクリートのひび割れ・剥落等の変状確認を行っています。

単に「ドローンを飛ばせるか」を検討するのではなく、施設の構造、利用者動線、飛行経路、周辺設備、作業時間などを確認したうえで、入念な作業計画を基に、安全性と施設運用の両立を図ることが、アイ・ロボティクスの点検サービスの特徴です。

■ 「夜しかできない点検」から、「必要なときに確認できる点検」へ

鉄道駅や商業施設では、営業や運行を止めることが難しく、これまで多くの点検作業が終電後、閉館後、休業日などの限られた時間帯に集中してきました。

しかし、漏水や設備の異常などは、必ずしも点検予定日に発生するとは限りません。

「異常らしいものが見つかったので、まず状況を確認したい」

「補修や大規模な調査を行う前に、内部がどうなっているのか見たい」

こうしたニーズに対し、狭隘空間用ドローンドックとマイクロドローンを活用することで、従来よりも柔軟に状態確認を行える可能性が広がります。

アイ・ロボティクスが目指しているのは、すべての点検をドローンへ置き換えることではありません。

人が入るべき場所、人が詳細に確認すべき場所を判断するためにも、その前段階としてドローンで「まず見る」。

既存の点検方法と組み合わせることで、施設点検全体をより効率的にしていくことを目指します。

■ 高所・狭隘空間の点検でお困りの施設管理者・事業者の皆さまへ

「営業時間中は、点検できる時間や方法が限られている」

「天井裏や設備内部に人が入りにくい」

「漏水が発生しているが、奥まで状況を確認できない」

「足場や高所作業車を設置せず、まず状態を確認したい」

こうした高所・狭隘空間の点検課題に対して、アイ・ロボティクスは、現場環境や施設の運用条件に応じた入念な作業計画を策定し、マイクロドローンや狭隘空間用ドローンドックを活用した点検方法をご提案します。

鉄道駅だけでなく、商業施設、オフィスビル、工場・プラントなど、既存の点検方法では確認が難しい場所についてもご相談ください。

「ここはドローンで見られるだろうか」

という段階から、お気軽にお問い合わせください。

■ 特許概要

発明の名称
離着支持装置、離着支持セットおよび作業方法

特許番号
特許第7884264号

登録日
2026年6月25日

イメージ画像

■ 点検口を「ロボットの入口」へ ― フィジカルAI時代の施設保全へ

狭隘空間用ドローンドックが目指す先には、施設点検のさらなる省人化・高度化があります。多くの既存施設には、すでに天井裏や設備内部へアクセスするための点検口があります。これまで「人の入口」だった点検口を、ドローンやロボットの入口としても活用することで、既存施設そのものを大きく改修することなく、ロボットが施設内部へアクセスできる環境を整えていくことができます。

将来的には、ドローンやロボットが取得した映像やデータを蓄積し、過去の点検結果との比較や変状の把握、AIによる異常箇所の抽出などにつなげることで、「人が見に行く点検」から、「ロボットが見に行き、人が判断する点検」へ。

さらに、フィジカルAIの進化とともに、ロボット自身が必要な場所へ移動し、データを取得する施設保全へと発展していく可能性があります。

アイ・ロボティクスは、まず現場で実際に使える点検技術として狭隘空間用ドローンドックの社会実装を進め、その先にある施設点検の省人化・高度化につなげていきます。

すべての画像


会社概要

URL
http://www.irobotics.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都渋谷区道玄坂1-16-6 二葉ビル GUILD Dogenzaka2階 6号室
電話番号
-
代表者名
安藤嘉康
上場
未上場
資本金
9000万円
設立
2016年11月