資生堂プロフェッショナル、パーマ技術「デュアルパフォーマンスシステム」を開発!ダメージレスパーマの新時代へ
〜熱ダメージを抑制、ケミカルダメージを補修する技術搭載〜
資生堂プロフェッショナルは、パーマによるヘアへの熱ダメージとケミカルダメージの2つを抑制する「デュアルパフォーマンスシステム」を新開発。
ダメージを理由にパーマをためらっていたお客さまが、理想のヘアスタイルに挑戦できるようにすること。ヘアスタイリストの方が、悩み解決型アプローチだけでなく、気軽にパーマスタイルを楽しめるような多彩な提案ができるようにすること。それらをサポートしたい想いで開発にいたりました。今後発売するパーマ剤などに、このテクノロジーを活用していきます。
ダメージを理由にパーマをためらっていたお客さまが、理想のヘアスタイルに挑戦できるようにすること。ヘアスタイリストの方が、悩み解決型アプローチだけでなく、気軽にパーマスタイルを楽しめるような多彩な提案ができるようにすること。それらをサポートしたい想いで開発にいたりました。今後発売するパーマ剤などに、このテクノロジーを活用していきます。
- 【開発背景】ヘアダメージがパーマ挑戦の足かせに
そこで資生堂プロフェッショナルは、パーマダメージを最小限に抑えながら理想の仕上がりが実現できる方法を追求し、2つのテクノロジーを融合させた「デュアルパフォーマンスシステム」を開発しました。
- 【技術概要】ダメージを防ぎパーマがかかりやすい美髪へ
- 【技術詳細】スキンケアの発想をホットパーマに転換
パーマに伴う熱処理は、毛髪の約9割を占める組織「コルテックス」のケラチンタンパクを、元に戻せない形へと変化させます。これは、タンパク質を塊にする「熱凝集」と、パーマに最も重要なSS結合が「ランチオニン結合」になる2つの変性によるもの。毛髪の強度低下や硬化を引き起こし、パーマがかかりにくくなる状態へ変えてしまいます(図1)。
こうした2つの変性に対するアプローチとして、コラーゲン構造安定化機能を持つ「ヒドロキシプロリン」に着目。タンパク質同士を反発させ凝集を防ぐうえ、過剰な熱伝導を抑えランチオニン結合の生成を抑制できることを確認しました。これにより、熱処理後も毛髪の強度やしなやかさを維持しながら、パーマがきちんとかかる状態を保てるようになります(図2、3)。
<CMC補修テクノロジー>
コルテックス細胞どうしを接着する「CMC」の構造は、パーマ剤のケミカルダメージによって弱体化し、コルテックスの構造を不安定にします。これにより、髪の強度や質感が低下し、しっかりパーマを形成できなくなるという影響をもたらします(図4)。
そこで着目したのが、スキンケア領域で保湿剤・保護剤として用いられる「リピジュアⓇ」。リピジュアⓇはCMCのβ(ベータ)層のリン脂質と似た構造をしているため、CMC補修を即座に実行できることを確認しました。パーマプロセスの中だけでコルテックス構造へのダメージを抑え、毛髪の強度や質感を守りながら、しっかりとパーマがかかる状態へ導くことが期待できます(図5、6)。
今後この2つのテクノロジーをパーマ剤などに活用し、つややかさとしなやかさを兼ね備えた美しいヘアスタイルへ導きます。そしてダメージが気になる方でも好みのヘアスタイルが実現できる世の中をつくることで、一人ひとりの心を豊かにしていきます。
- 資生堂プロフェッショナル企業概要
プロフェッショナルの皆さまとともに、日本全国の理美容サロンにヘアプロダクトならびにスキンケアプロダクトビジネスを展開。サロン・ビューティクリエイターの発展に貢献し、サロンを通じて「お客さまの感動と喜び」を創りだす、価値創造型の活動に取り組んでおります。
資生堂プロフェッショナル オフィシャルウェブサイト https://www.shiseido-professional.com/ja
▼公式Instagram
https://www.instagram.com/shiseidopro_jpn/
▼公式YouTube
https://youtube.com/channel/UCYWT4pfzZ5cPimGt3U22pMw
■商品/技術に関するお問い合わせ先
資生堂プロフェッショナル ヘア技術センター
0120-785-466 月~金/10:00~18:00(土・日・祝日除く)
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