北海道での小型LNG充填設備の実証試験へ参画について
ヤンマーホールディングス株式会社のグループ会社であるヤンマーエネルギーシステム株式会社(本社:大阪市、社長:山本哲也、以下YES)は、三菱商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:垣内威彦)とエア・ウォーター株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役会長・CEO:豊田 喜久夫)が共同実施する「大型LNGトラック向け小型LNG充填設備の北海道での実証試験」に参画し、ガスコージェネレーションシステム(以下ガスコージェネ)を活用した独立電源ユニットを提供します。
YESではこれまで約9,500台にのぼるガスコージェネの納入実績があり、オンサイトで効率よく電気や温水を生み出し、安定的な運用を続けてきました。今回の実証試験においては、事業者が小型LNG充填設備のタンク内で発生するBOG(気化メタンガス)の活用方法を検討する中で、YES製のガスコージェネが採用されました。
BOGは二酸化炭素の25倍もの温室効果を持つと言われており、そのまま空気中へ放出することは地球温暖化の観点から懸念があり、小規模な施設においては燃焼させ排出することが多くなっています。しかし、ガスコージェネを活用することで、BOGから電気と熱を生み出すことができ、生み出した電気と熱は同設備の稼働に使用することで無駄なくエネルギーを利用できます。また、バッテリー(UPS)を同時搭載することで送電網と独立させた運用が可能となり、大規模停電などが発生した場合でもトラックへのLNG充填作業が可能となるメリットもあります。
さらに、狭い場所への設置も想定している同設備においても、YESのガスコージェネは小型であり、搭載性も確保されるメリットもあります。
ヤンマーは本実証試験への参画を通し、BOGを燃料としたガスコージェネの安定的な稼働に向けた知見を蓄積し、最適な運用をするためのエンジニアリングと商品開発を続け、未利用エネルギーの有効活用に繋がる商品・サービス・運用提案などを通じて持続可能な社会の実現に貢献していきます。
■参考
ヤンマーエネルギーシステム ソリューションについて:https://www.yanmar.com/jp/energy/solution/
<ヤンマーについて>
1912年に大阪で創業したヤンマーは、1933年に世界で初めてディーゼルエンジンの小型実用化に成功した産業機械メーカーです。「大地」「海」「都市」のフィールドで、産業用エンジンを軸に、アグリ、建機、マリン、エネルギーシステムなどの事業をグローバルに展開し、お客様の課題を解決するソリューションを提供しています。ヤンマーは“A SUSTAINABLE FUTURE-テクノロジーで、新しい豊かさへ。-”をブランドステートメントに掲げ、次の100年へ向けて持続可能な社会の実現に貢献していきます。
詳しくは、ヤンマーのウェブサイトhttps://www.yanmar.com/jp/about/をご覧ください。
<注記>
記載されている内容は発表時点のものです。最新の情報とは内容が異なっている場合がありますのでご了承願います。
【本件に関するお問い合わせ先】
ヤンマーエネルギーシステム株式会社
TEL:06-7636-1125 FAX:06-7636-0582
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