物流2024年問題「約6割がドライバーの労働時間減少を実感」「運送業者との連携強化」「荷役時間や配送ルートの見直し」から着手

〜65%がDXに踏み出し「業務負担の軽減」を4割近くが実感、「不満」は1割弱〜

X Mile株式会社

2024年11月26日 10時00分

物流事業者向けSaaS・プラットフォーム「ロジポケ」を提供するX Mile株式会社（読み：クロスマイル、本社：東京都新宿区、代表取締役：野呂寛之、以下「当社」）は、2024年10月に当社が開催した物流事業者向けイベント「物流DX未来会議2024」の参加者を対象に「物流2024年問題」への取り組みや「物流DX」実態に関するアンケートを実施し、その結果をまとめましたのでお知らせします。当社は2023年より「物流2024年問題」に関する実態調査を実施しており、本調査は第3弾となります。

また、調査結果をもとに「今年の物流DX振り返りと2025年トレンド予測」について解説する無料オンラインセミナーを11月28日(木)13時より開催します。

イベント詳細ページ

■背景

物流業界では2024年4月1日以降、トラックドライバーの時間外労働時間が960時間の制限により、運べる荷物量の減少、物流事業者の売上・利益減少など様々な影響が懸念されています。実際の制限が始まってから6か月ほど経ち、その影響の実態について運送業者や荷主など物流業界の関係者に対して調査を実施しました。

■総括

調査の結果、ドライバーの労働時間の減少を実感しているのはトラック運送業界で6割ほどでした。また、実際に行った対策としては、「運送業者との連携強化」「荷役時間や配送ルートの見直し」などが多く挙げられており、2024年5月の法改正をはじめとする多重下請け構造の是正に伴う各種規制に対する対応に取り組み始めていることが、数字にも現れる結果となりました。

■主な調査結果

1) トラック運送業界においてドライバー労働時間の減少を実感しているのは、「減った」15%、「やや減った」44%で、合計59％が減少を実感

2) 2024年問題への対策について行っていること、これから行おうと思っていること、について最も多かった回答は「運送事業者との連携強化」、次いで「ドライバーの待機時間、荷役作業時間などの見直し」「配送ルート、納品スケジュールの見直しなどによる物流の効率化」が続いた。協力先とのパートナーシップや効率化が求められていることが伺える。

3) デジタル化している業務は多岐にわたるが、65%が何かしらのデジタル化を実施している

4) 業務のデジタル化の結果、業務負担の軽減を4割近くが実感しており、導入後の不満についての回答は1割満たなかった。ノンデスク業界においては、システム導入後のつまずきが多く定着が課題、というイメージが先行しているが、比較的受け入れられているケースが多いことが分かった。

調査結果の請求をご希望の方はこちらから：https://logipoke.com/whitepaper/202410-dx-report

■調査結果の詳細

1) トラック運送業界においてドライバー労働時間の減少を実感しているのは、「減った」15%、「やや減った」44%で、合計59％が減少を実感

3) デジタル化している業務は多岐にわたるが、65%が何かしらのデジタル化を実施している

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■調査概要

・調査期間：2024年9月4日〜10月17日

・調査方法：インターネット調査

・調査対象：物流DX未来会議に参加登録した物流業界関係者　80名

（経営者・役員 22人、事業部長・部長16人、課長23人、係長・一般社員16人、参与 1人、顧問 1人、アドバイザー 1人）

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※本調査を引用希望の場合は、当社広報へお問い合わせください。

■参考プレスリリース

・第1弾調査：【物流経営者300名に聞いた、2024年問題の実態調査】 2023年11月21日

https://www.xmile.co.jp/news/release26

2024年問題を課題視している運送会社は5割、さらに対策は2割どまり

理由は「ドライバーの定着・確保に困難している」が最多

最も解決したい課題は「人手不足の解消（48.1%）・運賃交渉（29.9%）」が上位

・第2弾調査：【物流経営者226名に聞いた、2024年問題実態調査】 2024年4月25日

https://www.xmile.co.jp/news/release50

施行直後のリアル、2024年問題を課題視する運送会社は5割と変わらず

一方、対策は3割へ増加、直前期を経て取り組みわずかに前進

■本調査を受けた2024年問題の振り返りセミナーを開催

2024年の経験を2030年の成長へ「これから始める物流DX」

＜日　時＞2024年11月28日（木）13時00分〜13時45分

＜場　所＞オンライン（ZOOM）

＜講演者＞X Mile株式会社アライアンス担当マネージャー兼物流DXアドバイザー横田大輔

＜費　用＞無料

＜主　催＞X Mile株式会社

＜申し込み方法＞以下のセミナーページよりお申し込みください。

https://logipoke.com/seminar/241128

■ロジポケの概要

物流業界向けSaaS「ロジポケ」について

経営管理・労務管理・書類管理・採用支援と幅広い課題を解決するクラウドサービスとして、物流業界に特化したSaaS・プラットフォームを展開しており、紙や表計算ソフトで管理していた請求書や受発注などをクラウド上で一元管理できる点が特徴です。従来、物流企業が導入するには高額な費用をかけてシステム開発会社に委託する必要があった中、導入費用を抑え月額数万円から利用できます。

■X Mile株式会社会社概要

会社名：X Mile株式会社（クロスマイル）

代表者：代表取締役CEO　野呂寛之

所在地：

・東京オフィス（本社）：東京都新宿区新宿6-27-30 新宿イーストサイドスクエア W7F

・大阪オフィス：大阪府大阪市北区梅田1-1-3 大阪駅前第三ビル4F

・福岡オフィス：福岡県福岡市中央区大名1-8-6 HCCビル5F

・名古屋オフィス：愛知県古屋市中区丸の内1-10-29 白川第8ビル 5F

・広島オフィス：広島県広島市南区京橋町1-7 アスティ広島京橋ビルディング1・2F

・仙台オフィス：宮城県仙台市青葉区中央2-8-11 プレミアムグリーンヒルズ3F

・札幌オフィス：北海道札幌市中央区南2条西8-3-1 大光ビル2F

設立　：2019年2月

HPサイト：https://www.xmile.co.jp/

受賞歴：

・【Forbes JAPAN】次代を担う新星たち「2024年注目の日本発スタートアップ100選」選出（令和5年）

・【健康経営】全国健康保険協会の「健康優良企業宣言」を実施し、健康優良企業に認定（令和4年）

・【ダイバーシティ推進】一般社団法人日本ウーマンズバリュートレーニング協会「WOMAN's VALUE AWARD」受賞（令和3年）

■X Mileのビジョン「テクノロジーの力で、ノンデスクワーカーが主役の世界を」

日本の生産人口は、今後20年間で1428万人減少すると予想されています。特に人手不足が深刻な職種はドライバー、建設作業者、警備員、といった「ノンデスクワーカー」です。ノンデスク産業において顕在化している問題は、「働き手の不足・労働生産性の低さ」の大きく2点です。現在私たちは双方の課題解決へ向けた取り組みを進めています。

＜サービス概要＞

(1) ノンデスク産業向けSaaS・プラットフォーム　（労働生産性の低さを解決）

運輸業界では社会問題化する日本最大のドライバー不足と同時に「多重化下請け構造」や電話・紙・FAXを中心とした「低い労働生産性」など、多くの解決すべき業界課題が存在しています。クロスマイルは、それらをソフトウェアによって解決し、事業者の売上最大化・コスト改善を図ることで、インフラ産業である運輸業界を支えています。

▼物流業界向け経営支援サービス「ロジポケ」

https://logipoke.com/

運送業界に特化した業務改善・経営支援クラウドサービスで、運送業にまつわる業務をまるっとデジタル化できる点が最大の特長です。