総額750万円を計20名に。 若手研究者向け助成金プログラム「エディテージ・グラント 2025」開催を発表。
~4月1日の応募開始に先駆け、2月3日から事前登録を開始~
日本・東京発: 科学コミュニケーションおよびテクノロジー分野で世界をリードするカクタス・コミュニケーションズは、同社が創設したカクタス財団が、日本の若手研究者を支援する助成金プログラム「エディテージ・グラント 2025」(Editage Grant 2025)を、2025年4月1日(火)から開始することを本日発表しました。
「エディテージ・グラント」は、自身の研究によって社会にインパクトを与えたいと願う若手研究者に、経済的支援、メンターシップ、キャリアガイドを提供することを目的としています。
若手研究者がキャリアを形成する過程には様々な困難がありますが、その過程において周囲のサポートを十分に受けられないことも稀にあります。当社では本支援プログラムを通じて、将来性のある研究者が複雑な研究環境に対応しながら自立し、リーダーシップを発揮できるようになることを目標としています。
今年のプログラムでは、研究活動に関わるすべての費用に充当できる助成金として100万円が5名の受賞者に、その中から最優秀賞者には追加で100万円が授与されます。さらに次点の15名への支援を含め総額750万円の助成金が授与されます。この費用は論文執筆に限らず、調査や学会出席のための渡航費、物品の購入などの用途を問わず利用していただけます。
カクタス・コミュニケーションズ株式会社 代表取締役
リサーチソリューションズ事業 Chief Growth Officer (CGO) 湯浅 誠 コメント
エディテージは、英文校正業界のリーディングカンパニーとして、次世代の研究者の育成を目的に、2012年に初めての助成金プログラムを開始しました。
本プログラムは、若手研究者への資金援助にとどまらず、研究キャリアの第一歩を踏み出すための包括的な支援を提供します。具体的には、選考プロセスを通して研究者が自身のアイデアを形成する機会を提供し、その次のステップである論文執筆のサポートとして、エディテージが提供する学術AIツールへのアクセスも提供しています。これにより、日本の研究活動の活性化とイノベーション文化の促進を図るとともに、若手研究者が学術界のグローバルリーダーへと成長することを後押しします。
「エディテージ・グラント 2025」では、本助成金プログラムの認知をさらに広げ、日本の研究コミュニティへの貢献を一層強化するとともに、若手研究者支援の重要性を引き続き発信してまいります。
以下の公式サイトにて、2月1日から事前登録を開始します。ご登録者には、グラント概要、スケジュール、審査方法等に関する最新情報や募集開始のご案内などをEmailでお届けいたします。
「エディテージ・グラント 2025」支援内容
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大賞受賞者5名に100万円を贈呈。また、5名中最優秀賞1名にはさらに100万円(合計200万円)を贈呈。
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次点15名に現金5万円+5万円分のサービス券(合計10万円相当)を贈呈。
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入賞者20名全員にエディテージの提供するAIツールへのアクセス(1年間)を贈呈。
・AI英語論文執筆支援ツールPaperpal
・科学イラスト制作ツールMind the Graph
・文献検索AIアプリR Discovery
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一次選考を通過した全員にエディテージ割引クーポンを贈呈。
助成対象者
以下の全ての条件を満たす方が対象となります。
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年齢:2025年4月1日の段階で満年齢が22歳以上39歳以下であること。
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経験:修士号またはそれに相当する高等研究課程を修了していること。
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研究活動:応募書類およびエッセイに記載された研究活動は、過去3年以内に実施・管理されたものであること。
※これまでに論文を投稿していない方や、資金援助を受けていない方、または2025年4月1日までの過去365日間に資金援助を受ける予定のない方が優先されます。
審査スケジュール
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応募開始: 2025年4月1日00時01分から
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応募締切: 2025年6月30日20時59分まで
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インタビュー: 2025年8月中 (予定)
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最終結果通知: 2025年9月中 (予定)
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授賞式及イベント: 2025年10月3日 (予定)
選考について
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応募書類:以下の二段階で審査されます。
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応募書類審査 20名選考
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選考委員会による審査 10名選考
※選考結果はEメールにて通知されます。
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エッセイ:構成や明瞭さ、学術的な意義といった一連の基準にわたって評価します。
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インタビュー・プレゼンテーション:選考委員会による審査によって選ばれた10名の方にはインタビューを行い、その後、プレゼンテーションを行っていただきます。
エッセイについて
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エッセイに記載された研究活動は過去3年の間に応募者自身が実施・管理したものであること。
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エッセイの長さは日本語は4,000字程度、英文は2,000単語までで、指定された項目の順番で書かれたものでなければいけない。
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エッセイは、以下の項目を順番に含めること。それぞれの項目に字数制限は無いものとする。
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どのような問題、課題に取り組んでいるか。またその問題、課題は社会においてどのような意味を持つのか。
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この問題、課題を解決しようとする動機は何か。また、それを実現できると信じている理由は何か。
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これまでどのようなことをしてきたのか。また、今後5年~10年で達成できる目標。
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100万円の助成金があなたの目標達成に向けてどのように役立つか。
結果発表・受賞者の決定について
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最終的な受賞者は選考委員会によって決定の上、個別に通知予定です。
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受賞者の方々のため、2025年10月に都内で授賞式を予定しています。
※グラント関連の発表に際し、受賞者の名前とご所属は公表されますのであらかじめご了承ください。
選考委員会について(順不同・敬称略)
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湯浅 誠(カクタス・コミュニケーションズ代表取締役 兼 リサーチソリューションズ事業 Chief Growth Officer (CGO))
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隠岐 さや香(東京大学 大学院教育学研究科 総合教育科学専攻(基礎教育学コース)教授)
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岸村 顕広(九州大学 大学院工学研究院 応用化学部門 准教授)
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早野 元詞(慶應義塾大学医学部整形外科学教室 特任講師)
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原山 優子(東北大学大学院工学研究科名誉教授、ISCフェロー)
エディテージ・グラント 2025プログラムおよび応募申請に関する詳細は以下をご参照ください。
https://www.editage.jp/blog/grant/
エディテージについて (https://www.editage.jp/)
エディテージは、科学コミュニケーションズ&テクノロジー企業であるカクタス・コミュニケーションズのブランドです。2002年に創業し、英文校正、翻訳、文字起こし、出版支援サービスやAIプロダクトを通じて、2,000を超える分野において、300万人以上の研究者が学術誌に研究論文を発表する支援を行い、出版された論文はおよそ200万件に及びます。
カクタス・コミュニケーションズ株式会社について(https://cactusglobal.com/jp/)
カクタス・コミュニケーションズは、2002年に設立された科学コミュニケーションとテクノロジーの会社です。研究への資金調達、論文の出版、科学コミュニケーション、発見がより良くなるようなAI製品とソリューションを専門としています。同社の主力ブランドであるエディテージは、専門家によるエキスパートサービスと、Mind the Graph、Paperpal、R Discoveryなどの最先端のAI製品を含む、包括的な研究者向けソリューションを提供しています。また、カクタスはCactus Life Sciencesブランドの下で医療コミュニケーションもてがけています。現在は東京、プリンストン、ロンドン、オーフス、シンガポール、北京、上海、ソウル、ムンバイにオフィスを構え、3,000人以上の専門家を擁するグローバル企業です。また、職場におけるベストプラクティスのパイオニアとして、ここ数年、常に「働きがいのある会社」にランクされています。
カクタス・コミュニケーションズhttps://cactusglobal.com/jp
エディテージhttps://www.editage.jp
Paperpal: https://paperpal.com/ja
Mind the Graph: https://mindthegraph.com/science-figures/jp
R Discovery: https://www.editage.jp/r-discovery
Cactus Life Sciences: https://www.cactuslifesciences.com
CACTUS Labs: https://www.cactuslabs.io
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