[ワーホリ45周年]若者のワーホリ観が転換期に「安さより“内容重視”が6割超」海外で働く理由は“英語力・経験”が7割以上に[ワーホリ協会]
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ワーキングホリデー制度を支援し、促進している非営利団体、一般社団法人日本ワーキング・ホリデー協会(JAWHM)は、ワーキングホリデー・留学に関心のある若者を対象に意識調査を実施しました。その結果、「費用よりも内容・結果を重視する層が61.7%」と多数派となり、海外で働きたい理由では 「英語力向上(75.0%)」「経験を積むため(73.3%)」が上位を占める結果となりました。
本調査により、ワーホリを目指す若者の価値観が「安さ重視」から「自己投資・経験重視」へと大きく変化している実態が明らかになりました。
■ 調査サマリー
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ワーホリで重視するポイントは、6割以上が“プラン内容”を重視しています。
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「20〜30万円」を想定する方が最多となり、一定の収入を得ながら海外生活を送りたいという期待が見られます。
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海外で働きたい理由は「英語力向上」「経験」など、自己投資としての動機が中心です。
■ 調査背景|“安ければいい”時代からの転換が進んでいます
円安や物価高が続く中、費用面を重視する回答が増えると予想されましたが、実際には “成果・中身”を求める回答が6割超 と、逆の傾向が浮き彫りとなりました。
ワーホリは近年、
・語学力を伸ばしたい
・キャリアに役立つ経験を得たい
・将来の選択肢を広げたい
といった“目的意識の高い海外挑戦”へと変化していることがわかります。
■ 調査結果(詳細)
Q1. ワーホリ・留学で最も重視するもの
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プラン派(内容・結果)…61.7%
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コスパ派(費用・安さ)…38.3%
▶ 約6割が「プラン内容」を重視しています。
単に費用の安さだけでなく、得られる価値やサポート内容を優先する傾向が強まっています。
Q2. ワーホリ中に稼げると思う金額(月収予想)
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無回答…1.7%
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10万円以下…6.7%
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10〜15万円…28.3%
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15〜20万円…20.0%
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20〜30万円…35.0%
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30万円以上…8.3%
▶ 最も多かったのは「20〜30万円」で、全体の35.0%を占めました。
ワーホリ中の収入として「20〜30万円」を想定する方が最多となり、一定の収入を得ながら海外生活を送りたいという期待が見られます。「10〜15万円」と回答した方も多く、比較的現実的な収入をイメージしている層も少なくありません。一方で、「30万円以上」と答えた方は8.3%にとどまり、過度に高収入を期待する層は限定的 であることがわかります。
Q3. 海外で働きたい理由(複数回答)
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英語力向上…75.0%
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経験を積むため…73.3%
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海外生活を楽しむため…53.3%
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お給料のため…16.7%
▶「英語力向上」「経験を積むため」が7割以上を占め、圧倒的に多くなっています。
▶「お給料のため」は16.7%と少数派でした。
海外渡航の目的は「収入」よりも将来のキャリアやスキルにつながる経験へと変化していることがわかります。
■ 考察|若者の海外志向は“自己投資型”へ移行しています
今回の調査から、ワーホリを検討する若者の価値観には以下の3つの変化が見受けられます。
【1】費用より内容を重視するようになっています
【2】収入予測は現実的で、かつ前向きです
【3】動機は「英語力」や「経験」など、自己投資が中心です
ワーホリは、かつての“遊び・稼ぎ”から、現在では “キャリア形成のための行動” として位置づけられつつあることが読み取れます。
■ 日本ワーキング・ホリデー協会(JAWHM)コメント
今回の調査から、ワーホリ希望者の意識が“自己投資型”へと大きく変化していることがわかりました。費用より内容、稼ぎより経験。キャリアにつながる海外挑戦を求める若者が増えており、そのニーズに応えるためのサポートを今後も強化してまいります。
■ 調査概要
調査対象:ワーキングホリデー・留学に関心のある20代の男女
調査方法:インターネット調査
調査期間:2025年10月実施
回答数:60件
■ ワーキングホリデーとは
ワーキングホリデー制度とは、二つの国・地域間の取り決め等に基づき各々の国・地域が、相手国・地域の青少年に対して自国・地域の文化や一般的な生活様式を理解する機会を提供するため、自国・地域において一定期間の休暇を過ごす活動とその間の滞在費を補うための就労を相互に認める制度。
観光ビザ、留学、学生ビザ、就労ビザとは異なった若者限定の特別なビザで、どこに滞在しても、どこを旅行しても、仕事をしても、語学学校に通っても良いという自由度の高いビザが取得できます。
■ ワーホリ45周年キャンペーン
日本がオーストラリアとワーキングホリデー協定を結び、日本で初めてのワーキングホリデービザが受理されたのが1980年12月1日でした。この周年イヤーに、より多くの方にワーキングホリデーを利用していただくべく、「すべてのワーホリを最高の体験に」をテーマにさまざまな企画を立ち上げ、1年間を通じて特設サイトやSNSで発信していきます。

■ ワーホリならワーホリ協会®
一般社団法人 日本ワーキング・ホリデー協会では、ワーキングホリデー制度の普及と地位向上の為にさまざまな活動を行っています。
団体名称 :一般社団法人 日本ワーキング・ホリデー協会
所在地 :東京都渋谷区千駄ヶ谷5-27-5 リンクスクエア新宿16F
理事長 :池口 洲
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