HITOWAケアサービス、「データ×楽しい」が習慣になる科学的運動習慣づくりサービスの提供開始

～ライオン株式会社の“TANO-LTプラス”でご入居者様のWell-beingを支援～

HITOWAホールディングス株式会社

2023年6月16日 11時00分

　生活総合支援サービスを展開するHITOWAホールディングス株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：日髙博美）グループの有料老人ホーム「イリーゼ」を国内で約130施設（※1）運営するHITOWAケアサービス株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長袴田義輝）は、ライオン株式会社（本社：東京都台東区、代表取締役社長：竹森　征之、以下「ライオン」）が提供する科学的運動習慣づくりサービス「TANO-LTプラス」を有料老人ホーム「イリーゼ練馬石神井台」、「イリーゼ狭山入曽はなれ」にて導入します。今後の有料老人ホーム「イリーゼ」においての標準システムとすることを視野に入れながら、ご入居者様のADL、QOL向上に取り組んでまいります。

業界の背景

　現在、日本における介護環境は少子超高齢化に伴う多くの課題を抱えており、将来にわたり持続可能な介護サービスの提供を実現する社会づくりが急務となっています。その方針の１つとして、要介護者の増加や重度化を抑制するためのフレイル予防やADLの維持向上の取り組みが重要となり、介護事業者はこれまで以上に自立支援や重度化防止のケアに注力する必要があります。

HITOWAケアサービスの理念と取り組み

　HITOWAケアサービスでは理念にもある通り、「プラスワンのサービス提供を通じてお客様のQOL向上」を目指しています。ご入居者様自身が趣味嗜好に合わせてご選択いただける、さまざまな保険外サービスの提供や、QOLを支えるADLの維持向上や健康的な生活をお過ごしいただくためのサービス開発を行っております。また積極的にケアテックと呼ばれる介護のDX化を推進することで、科学的介護の実践や人の手を介したプラスワンのサービスを提供するゆとりや時間の創出を図っています。

「TANO-LTプラス」とは

　2022年10月より「TANO-LT」を先行導入し、実証実験をライオンと共同で実施してきました。（※2）

今回導入することとなった「TANO-LTプラス」とは、次世代ヘルスケアのリーディングカンパニーを目指すライオン、整形外科医松平浩先生（開発当時は東京大学医学部付属病院22世紀医療センターに所属）らにより開発された「健口眠体操Ⓡ」（※3）ほか、オリジナルコンテンツを搭載した「TANO-LT」に、「イリーゼ」での現場知見などを加えることにより、機能開発がなされた新しい科学的運動習慣づくりサービスです。

「科学的運動習慣」という新たな価値の創出

感覚で、画面の動きに合わせて体を動かすことで機能訓練につながる運動ができるほか、ゲーム中にデータを自動取得し、パーソナライズされた測定レポートを作成することができます。パーソナルレポートでは、６つの指標から成る「アクティブLifeスケール」を用い、健康的な生活に必要な機能を評価します。

楽しく運動をするアクティビティ要素に加えて、データによってご入居者様の身体機能の状態や運動の成果を可視化することで、ご入居者様のモチベーションアップにつなげ、楽しい運動の習慣化がさらなる健康維持増進へとつながっていきます。

また、介護者がサポートする際も、より簡素に分かりやすく使用できるように、操作がタブレット上に集約されており、介護現場に寄り添った工夫がなされています。

これまでの両社の実証実験でさまざまな効果検証を行った結果も踏まえ、ご入居者様の生活を豊かにし、健康な心や体をサポートできることを鑑み、有料老人ホーム「イリーゼ」で本格的に導入することとなりました。まずは、「イリーゼ練馬石神井台」、「イリーゼ狭山入曽はなれ」にて導入し、その後、他施設へと順次拡大をしていく予定で、有料老人ホーム「イリーゼ」においての標準システムとすることも視野に入れながら進めてまいります。

　また、このような取り組みを通して、HITOWAケアサービスやHITOWAグループが有する他サービスなども含め、包括的なサポートで、ご入居者様のQOLの向上を目指していきます。

　家族とくらしを支える新たな価値の創造を目指す HITOWA グループは今後も、生活総合支援サービスの開発を継続することで顧客価値を向上し、お客様に「感動」と「満足」を提供しつづけます。

※1）2022年9月30日現在

※2）参考：https://www.hitowa.com/info/id1027.html

※3）３つの機能（口腔・睡眠・運動器）を同時にトレーニングすることができる体操。ライオン株式会社の登録商標。