ミツフジ、猛暑下の労働安全を支える「深部体温変化推定アルゴリズム」で欧州・中国特許を取得
~欧州市場での販売拡大を本格化、中国では特許権を確保し独自技術を保護~
ミツフジは、ウェアラブル向け「深部体温変化推定アルゴリズム」の欧州・中国特許を新たに取得しました。欧州では販売拡大、中国では技術防衛を図る二段構えの知財戦略により、グローバル展開を加速してまいります。
ミツフジ株式会社(本社:京都府精華町、代表取締役社長:三寺 歩、以下、ミツフジ)は、このたび、産業医科大学および前田建設工業株式会社と共同で開発した、ウェアラブルデバイス向けの「深部体温変化を推定するアルゴリズム」について、日本に続き、欧州および中国で特許を取得したことをお知らせします。本特許取得を契機として、深刻な熱波被害が続く欧州市場での販売拡大を本格化させるとともに、中国においては知的財産権を確保し、当社技術の国際的な保護を強化してまいります。
地球温暖化の進行に伴い、建設業・製造業・工場などの現場における熱中症対策と従業員の体調管理は、世界共通の労務管理上の重要課題となっています。日本国内では夏季の熱中症による労働災害が深刻化し、欧州においても近年、記録的な熱波による健康被害が相次いで報告されています。こうした背景から、科学的根拠に基づく労働安全対策へのニーズが、世界的に高まっています。
「深部体温」は、熱中症リスクをはじめとする身体の状態を正確に把握するための重要な指標として注目されています。しかし、脳や内臓に近い部位の温度であるため、従来は体内にセンサーを入れる侵襲的な測定方法が主流であり、日常生活や作業現場で継続的かつ簡便に計測することが難しいという課題がありました。
本アルゴリズムは、体への負担なく、脈拍データから深部体温の変化を継続的に推定できる点が特長です。ミツフジはこれまで数年にわたり、本アルゴリズムを搭載し、手首に巻くだけで猛暑リスクを検知できるウェアラブルデバイスを開発・提供してきました。実際の建設・製造現場などでの導入・運用を通じて、実用性の検証と改良を重ね、現場で使える技術として確立しています。
これにより、従来は作業者の自己申告や経験に依存していた体調管理を、客観的なバイタルデータに基づいて可視化することが可能となります。企業は従業員の安全確保はもちろん、リスクを捉えた段階での声かけ・休憩など、現場での具体的な対策につなげることができます。
欧州は労働安全衛生規制が世界的に先進的な市場です。ミツフジは欧州市場でのサービス・製品展開をさらに推進するべく、現地パートナー企業との連携強化による販売拡大を目指し、ウェアラブルによる労働安全ソリューションの提供を進めてまいります。一方、世界最大の製造拠点である中国市場においては、当社技術の知的財産権の確保による技術防衛を進めることで、日本発のウェアラブル技術のグローバル展開を確かなものとしてまいります。
【特許概要】
・日本:特許第7175473号
・中国:ZL 202080063510.7
・欧州:EP 4030157
代表取締役社長 三寺 歩 コメント
「猛暑による労働災害リスクは年々深刻化しており、今や日本だけでなく欧州をはじめ世界各地で社会問題となっています。当社はこれまで、猛暑リスクを“見える化”をするウェアラブル技術の社会実装に取り組んできました。今回の国際特許取得は、当社技術の実用性と独自性が国際的に認められた結果と受け止めています。今後も、人々の命と健康を守る社会づくりにグローバルに貢献してまいります。」
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