NPOカタリバ、災害時に子どもたちがこころと生活を立て直すための情報サイトを1/4より開設。LINE相談も受付

認定特定非営利活動法人カタリバ(本部:東京都杉並区、代表理事:今村 久美)は、2024年1月1日(月)に発災した令和6年能登半島地震を受け、災害時に子どもたちがこころと生活を立て直すための「災害時の子どもの生活ガイド」を1月4日(木)にオープンしました。

■現地調査とオンラインでの支援を開始

2024年1月1日(月)に発生した能登半島地震によって、広範囲で甚大な被害が報告されています。カタリバの、災害時子ども支援 「sonaeru(ソナエル)」プロジェクトチームでは、発災後の1月3日(水)に3名のスタッフが現地入りし、1月4日(木)より石川県七尾市にて子どものための居場所を開設することになりました。

また、オンラインでの支援も並行して開始しており、この度、災害時に子どもたちがこころと生活を立て直すための情報ガイドウェブサイト「災害時の子どもの生活ガイド」を、1月4日(木)にオープンしました。


■つらい思いをする子どもの心が、少しでも楽になるように

カタリバでは、東日本大震災・熊本地震・西日本豪雨災害・熱海市伊豆山土石流災害・秋田豪雨など、災害が起こるたびに現地ニーズを調査し、必要に応じた緊急支援に10年以上取り組んできました。

被災した子どもたちは、普段と違う生活の中で、さまざまなストレスを抱えます。保護者の方も家屋の復旧作業や生活の建て直しにいっぱいいっぱいで、子ども自身もつらい気持ちや悩みを我慢して抱え込んでしまうこともあります。一見すると元気そうでも、実は心身にストレスを抱えていて、しばらくした後に表面化するような子どもたちとも、たくさん出会ってきました。

カタリバが現地での支援によって直接顔をあわせることのできる子どもや保護者は、被災者全体から見ればわずかです。つらい思いをする子どもを少しでも減らせないか、もっと多くの被災者の方に子どもをサポートするための情報を届けられないかと立ち上げたのが、情報ガイドウェブサイト「災害時の子どもの生活ガイド」です。



■震災を経験した当事者と一緒に作成、LINE相談も

今回のサイトは、カタリバの災害支援現場で関わってきた当事者の子どもたち・保護者たちなどとも、「当事者として、あのとき欲しかった情報はどういうものだったか?」「何がわからなくて困ったか?」を考えながら、一緒につくりあげたサイトです。

被災は多くの方にとって、一生に何度も経験するものではありません。「緊急時の避難などについては知識が多少あっても、被災した後にどうなるかよくわからなかった」という意見から、少しでも生活の見通しを持てるようなコンテンツも掲載しています。

また、専門家として岬美穂さん(小児科専門医・厚生労働省DMAT事務局)、佐藤敏郎さん(一般社団法人Smart Supply Vision理事・元中学校教員)、永野海さん(弁護士・防災士)の監修を受けて作成しました。

情報ガイドに留まらず、サイトから直接、LINE相談もできるようになっています。カタリバの社会福祉士や臨床心理士等の専門職とスタッフが連携し、避難生活中の子育ての悩み、経済的な悩みについて聞きながら、解決に向けてサポートしていきます。

▼災害現場の子どもたちがこころと生活を立て直すための情報ガイドウェブサイト
「災害時の子どもの生活ガイド」
https://sonaeru-online.studio.site/

今回の支援は、日頃よりカタリバを応援してくださっている支援者のみなさまからのご寄付にて実現しています。みなさまのサポートに心より御礼申し上げます。

最後に、今回の能登半島地震により被害を受けられた地域の皆様には心よりお見舞い申し上げ、被災地域の一日も早い復興を心からお祈りしております。

※本サイトは、東日本大震災から13年の節目の3月11日に合わせてオープンさせることを目指して準備していたものですが、この度の能登半島地震を受けて、被害に遭われた方にとって必要な情報も含まれていると判断し、前倒してオープンすることにいたしました。一部の機種での表示崩れや、誤字脱字など、未完成な部分もあるかと思いますが、ご容赦いただけますと幸いです。


本件に関する取材について

今回の子ども支援についての取材は、下記フォームからご連絡ください。
https://www.katariba.or.jp/report/

■ご寄付について

NPOカタリバの災害支援sonaeru事業へのご寄付はこちらをご覧ください。

http://tinyurl.com/yrgyt53w

■災害時子ども支援「sonaeru」について

災害発生時に、子どもたちへの支援を一刻も早く届けることを目的とした緊急支援プロジェクト。これまでの被災地での経験から「発災直後の子ども支援は重要」と捉え、平時から自治体・企業と事前にアライアンスを組んでおくことで、迅速な支援活動ができるような仕組みづくりに取り組んでいます。
https://www.katariba.or.jp/activity/project/sonaeru/

■認定特定非営利活動法人カタリバについて

どんな環境に生まれ育った10代も、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、2001年から活動する教育NPOです。高校への出張授業プログラムから始まり、2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供するなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組んでいます。

<団体概要>

設立 : 2001年11月1日

代表 : 代表理事 今村久美

本部所在地 : 東京都杉並区高円寺南3-66-3 高円寺コモンズ2F

事業内容 : 高校生へのキャリア学習・プロジェクト学習プログラム提供(全国)/被災地の放課後学校の運営(岩手県大槌町・福島県広野町)/災害緊急支援(全国)/地域に密着した教育支援(東京都文京区・島根県雲南市)/家庭の事情で居場所を求めている子どもに対する支援(東京都足立区)/外国ルーツの高校生支援(東京都)/不登校児童・生徒に対する支援(島根県雲南市・全国)/子どもの居場所立ち上げ支援(全国)

URL: https://www.katariba.or.jp/

■問い合わせ

取材に関するお問い合わせは下記フォームにご入力ください。

https://www.katariba.or.jp/report/ 

(担当:カタリバ広報 阿部)

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ビジネスカテゴリ
自然・天気保育・幼児教育
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会社概要

URL
https://www.katariba.or.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
高円寺南3-66-3 高円寺コモンズ203
電話番号
03-5327-5667
代表者名
今村久美
上場
未上場
資本金
-
設立
2001年11月