【カンヌ選出】VIPOが官民連携で支援したクリエイターによる作品がオフィシャル部門選出！

カンヌ国際映画祭（開催期間2025年5月13～24日）にVIPOが官民連携で支援したクリエイターによる作品がオフィシャル部門選出！選出された日本映画7作品のうち5作品が、VIPOの関連事業による支援

映像産業振興機構（VIPO）

2025年5月13日 11時30分

特定非営利活動法人映像産業振興機構（略称：VIPO［ヴィーポ］、理事長：松谷孝征、東京都中央区）がこれまで官民連携で支援をしていた監督やプロデューサーによる作品が、第78回カンヌ国際映画祭（開催：2025年 5月13～24日）のオフィシャル部門上映に選出されました。

選出された日本映画7作品のうち5作品が「人材育成」や「海外展開・市場開拓」の目的で、VIPOが文化庁や経済産業省より委託を受けた事業および自主事業で支援をしていたクリエイターによる作品です。

VIPOは日本映画の国際展開、グローバルに活躍ができるクリエイターの人材育成を継続的に実施してまいりました。昨年は山中瑶子監督の『ナミビアの砂漠』（文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2019」に参加／補助事業：経済産業省 JLOX＋「海外向けのローカライゼーション＆プロモーション支援」など）が「監督週間」に選出され、「国際映画批評家連盟」を受賞しました。今年もこれまで積み上げてきたノウハウ、海外ステークホルダーらとの関係性が実を結び多くのVIPO関連事業出身の作品がカンヌの選出に繋がったのではないかと考えます。

具体的な選出作品のクリエイターの方たちと官民連携による支援事業の詳細は以下のとおりです。

【カンヌ国際映画祭 2025 選出作品】

★「コンペティション」部門選出

『ルノワール』

監督・脚本：早川千絵
出演：鈴木唯、石田ひかり、中島歩、河合優実、坂東龍汰／リリー・フランキー
プロデューサー：水野詠子、ジェイソン・グレイ、小西啓介、クリストフ・ブランチャー、フラン・ボージア
企画・制作：ローデッド・フィルムズ

2025年6月20日全国公開　　

【VIPO受託事業】
・文化庁令和2年度「日本映画海外展開強化事業映像制作者の短期実践研修の実施」
　参加者：早川千絵
・経済産業省令和5年度コンテンツ産業の海外展開等支援事業「First Cut Lab Japan 2024」
　参加者：早川千絵、水野詠子
【補助事業】
・JLOX（令和4年度補助金）国内制作会社等による映像制作支援（プリプロダクション支援）
・JLOX＋（令和5年度補助金）海外向けのローカライゼーション&プロモーション
【VIPO自主事業】
・VIPO Film Lab国際プロデューサーコース／参加者：水野詠子
・VIPO Film Labスカラシップ：EAVE Producer Workshop参加支援／参加者：水野詠子

★「ある視点」部門選出　

©2025 A Pale View of Hills Film Partners

『遠い山なみの光』

監督・脚本・編集：石川慶
原作：カズオ・イシグロ「遠い山なみの光」(ハヤカワ文庫)
出演：広瀬すず、二階堂ふみ、吉田羊、カミラ・アイコ松下洸平、三浦友和
プロデューサー：石黒裕之、福間美由紀*、
Stephen Woolley、Elizabeth Karlsen、Mariusz Włodarski Marta Gmosińska
製作幹事：U-NEXT 制作：分福／ザフール
共同制作：Number 9 Films, Lava Films
配給：ギャガ　

2025年9月5日に公開予定

【補助事業】
・JLOX＋（令和5年度補助金）国内映像制作を行う事業（プロダクション・ポストプロダクション支援）
・JLOX＋（令和6年度補助金）海外向けのローカライゼーション＆プロモーションを行う事業の支援
【VIPO自主事業】
*プロデューサーの福間美由紀氏は、2021～2024年度VIPO Film Lab国際プロデューサーコース講師として参加。