新刊案内「ZEV規制とEV電池テクノロジー」  発行:(株)シーエムシー・リサーチ

World Trends of ZEV and Supporting EV Battery Technology

CMCリサーチ

先端技術やその市場動向に関するレポート発行やセミナー開催を行う(株)シーエムシー・リサーチ(東京都千代田区神田錦町、http://cmcre.com/)では、「ZEV規制とEV電池テクノロジー」を2017年3月10日に発行いたしました。
書籍の定価は、120,000円+消費税(書籍 白黒)、145,000円+消費税(書籍+CD)となっております。なお、弊社メルマガにご登録いただくと10%引きとなる割引もございます。書籍目次の詳細や販売については弊社サイト(http://cmcre.com/archives/26768/)をご覧ください。
 本レポートは「ZEV(ゼロ・エミッション自動車)とEV(電気自動車)電池テクノロジー」の技術と市場動向をテーマとして最近の動向を調査しまとめたものです。ZEVは、文字通り有害排気ガスを全く出さない自動車で、米国カリフォルニ州の当局(ARB)が年次目標を強化して進めているアイテムです。この規制の影響は大きく、その対応で2016年を起点に自動車開発は大きく変化しています。また排ガス対策のEV化に止まらず、自動運転技術の開発が急速に進行しており、自動車の概念自体を変える動きになっています。
 自動車の動力は最終的には電気自動車EV化やFCV(燃料電池自動車)が市場を支配するでしょうが、市場で動き回る膨大な数の自動車を即座にEVやFCVに転換はできないことも確かなことです。移行期にさしかかった現在においては、EVが目的なのか手段なのか、ZEVが目的なのかあるいは環境改善のための手段なのか、自動車メーカー、行政、関係業界を含めて、関係者の捉え方や理解が異なりかなり振れている様に思われます。
 日本はHV(ハイブリッド自動車)、PHVとEVを総合して、最も技術的に商業的に実績を積み上げて来た唯一の国であります。一方、自動車王国の米国、歴史と伝統の欧州、そして都市環境の解決が急務な中国。米・欧・中のEVの技術レベルは、アナウンスの華やかさと別として、この2,3年のにわか造りとも見え、主にリチウムイオン電池の不備による発火事故が絶えません。しかしながら無理が通れば道理が引っ込む式のやり方も、数年後にその成果が実れば容認されることになるでしょう。
 リチウムイオン電池を創生し、その原材料と生産技術を作り上げて来た日本の関連業界にとって左記の“無理やり“プロセスの中で、振り回される事なく自らのビジネスを発展させて行くためには、情報を捉え、解析してアクションにつなげる必要があります。電池設計、電池の安全性、寿命、コスト(原材料と製造)等々、その電池を搭載したEVを誰が乗るのか、EVメーカーが顧客として妥当性が見えているのか。(心配はきりがありませんが・・・)。
 電池テクノロジーでは、異業種間あるいは国際的に、情報を理解するためには、用語、単位や規準が不統一でわかり難く、またEV、PHVやHVのエネルギーコスト(燃費、電費)などが、相互比較ができ難い状況です。本書では可能な限り数値で定量的に把握して、近い将来のアクションの参考になるように説明したつもりです。ZEV、EV電池の業務に関係する方々にお役に立てれば幸いです。

 調査・執筆 菅原秀一
 企画・編集 シーエムシー・リサーチ

 ■ 発  刊:2017年3月10日
 ■ 定  価:本体価格 120,000円 + 消費税
        ※ 付属CD別売 25,000円 + 消費税
        ★ メルマガ会員:定価の10%引き!
 ■ 体  裁:A4判 並製 400頁
 ■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ

◇米国、欧州、中国と日本、それぞれ異なるZEVの目標と現状を詳述!
◇分かり難い米CA州のクレジット制度を解題し、各社のアクションを詳述!
◇エネルギーインフラの合理性からみたZEVの課題を詳述!

≪書籍目次≫
第1編 ZEV規制
第1章 ZEVと環境規制
 1.1 北米と米カリフォルニア州
  1.1.1 USABC/米国先進輸送技術用バッテリー開発プロジェクト
  1.1.2 米国エネルギー省における電動車両用電池の研究開発
  1.1.3 USABCの電池ユニットの特性値
  1.1.4 2015年の米カリフォルニア州における販売台数
  1.1.5 カリフォルニア州 2016 ZEV ACTION PLAN
  1.1.6 カリフォルニア州のZEV政策
  1.1.7 米国カリフォルニア州のZEV規制の§1962.1
  1.1.8 米国カリフォルニア州ARBの環境対応車の分類
  1.1.9 米国カリフォルニア州ARBの環境対応車の分類
 1.2 EUと英独仏
  1.2.1 EUCARのセル開発ロードマップ
  1.2.2  EUCAR Traction Battery Safety Test Description
  1.2.3 EU域(2014-2030)のCO2排出規制(2.重量)、乗用車(新車)
  1.2.4 EU域(2014-2030)のCO2排出規制、新車(乗用車)
  1.2.5 欧州の考え方
 1.3 中国・韓国
  1.3.1 中国のステップ 2017-2030
  1.3.2 韓国の動向
 1.4 日本
  1.4.1 日本のEVと二次電池ロードマップ
  1.4.2 国内自動車生産台数とHV比率
  1.4.3 国内乗用車販売台数2016とエコカー内訳
  1.4.4 日本の国内新車販売2014-2016年のZEV比率
  1.4.5 ガソリン乗用車の燃費基準とCO2排出 日本
  1.4.6 国土交通省のデータによるCO2排出(現状、排気量別)
  1.4.7 環境省の自動車排出ガス規制値
  1.4.8 国土交通省の乗用車の燃費とCO2排出(現状)
  1.4.9 日本のCAFE規制
  1.4.10 クリーンエネルギー車の導入補助金
  1.4.11 日本のエコカー政策
 1.5 ZEVと規制関係の総括
  1.5.1  ZEVと規制関係の総括
  1.5.2 2015年の世界の乗用車生産
  1.5.3 2015年の世界のEV+PHV販売台数
  1.5.4 世界のEVとPHVの販売台数
  1.5.5 ZEV(EV+PHV)比率(%)実績と目標
  1.5.6 各国の自動車の“燃費”基準とCO2排出(乗用車)
  1.5.7 各国の自動車の“燃費”基準(乗用車)

第2章 ZEV関係政策と補助金
 2.1 “クレジット”のメカニズム
  2.1.1 Credit Percentage Requirement
  2.1.2 米カリフォルニア州Credit%基準の計算方法
  2.1.3 California Zero Emission Vehicle Credit Balances]
  2.1.4 ZEV自動車メーカーの区分
  2.1.5 米カリフォルニア州のZEV Ceditの売買
 2.2 CO2負荷税(グリーン税制)
  2.2.1 CO2]排出と税負担
  2.2.2 CO2排出と税負担
 2.3 クリーンエネルギー車普及政策
  2.3.1 クリーンエネルギー車の導入補助金
  2.3.2 日本のエコカー政策

第3章 都市環境と地球環境、どちらが大事か重要か
 3.1 シミュレーション1 パラメーターと方法
  3.1.1 ZEV(ゼロエミッション車)の評価
  3.1.2 ZEV(ゼロエミッション車)の評価(私案・思案・試案)
  3.2 シミュレーション2
  3.2.1 自動車のCO2発生、都市環境と地球環境(1)
  3.2.2 自動車のCO2発生、都市環境と地球環境(2)
  3.2.3 自動車のCO2発生、都市環境と地球環境(3)
  3.2.4 自動車のCO2発生、都市環境と地球環境(1)日本
  3.2.5 自動車のCO2発生、地球環境(数値データ)
  3.2.6 HVからEVへ、その効果とコスト試算(2都市環境)
  3.2.7 HVからEVへ、その効果とコスト試算
  3.2.8 HVからEVへ、その効果とコスト試算(2地球環境)
  3.2.9 HVからEVへ、その効果とコスト試算
 3.3 試算の基礎資料
  3.3.1 自動車のエネルギーソース
  3.3.2 FCV、EV、PHV、HVとガソリン車

第4章 試算のプロセスと石油事情、電力事情
 4.1 石油インフラと道路交通
  4.1.1 各国のガソリン税制と自動車
  4.1.2 ガソリンと軽油のCO2排出量
  4.1.3 石油連盟資料、石油諸税の公平性
  4.1.4 ガソリン税、軽油取引税
  4.1.5 日本の石油製品の構成、製品は連産品
 4.2 電力と化石燃料
  4.2.1 自動車のCO2発生、地球環境(数値データ)
  4.2.2 送電ロス
  4.2.3 発電におけるCO2発生
  4.2.4  CO2排出原単位(発電端)の各国比較データ
  4.2.5 発電部門の低炭素化
  4.2.6 自動車部門における電源低炭素化

第5章 用語解説と単位換算表
 5.1  CAFE、NEDCほか
  5.1.1 排ガス規制、CAFEなどの集約方法
 5.2 排気ガスと成分
  5.2.1 自動車から排出される有害物質と規制
  5.2.2 温室効果ガスの種類と特徴
 5.3 燃料とCO2発生
  5.3.1 ガソリンの組成とCO2発生量グラフ
  5.3.2 ガソリンの組成とCO2発生量データ計算値
  5.3.3  CO2発生量、ディーゼルとガソリン車実績値
  5.3.4  CO2発生量、ディーゼルとガソリン車実績値
 5.4 燃費と表示
  5.4.1 “燃費“値とCO2発生量、理論値換算
  5.4.2 燃費とCO2排出関係の表示と単位換算

第6章 EV、PHVの電力消費 WH/km
 6.1  EVの電力消費と効率
  6.1.1  EVの電力消費率、交流蓄電と直流放電
 6.2 PHVのEVモード走行と電力消費
  6.2.1  PHVの電力消費率、交流蓄電と直流放電
  6.2.2  EVとPHVの電力消費率、交流蓄電と直流放電
  6.2.3 EVの効率 交流充電>直流充電走行

第7章 ZEVのまとめ
 7.1 まとめ、目標と現状
  7.1.1 HV、PHV and EVおよびFCV
  7.1.2 ZEVの電池総コスト試算
 7.2 参考資料
  7.2.1 ZEV関係資料
  7.2.2 引用文献

第2編 EV電池テクノロジー
第1章 EVのリチウムイオン電池(セル)の多様化と集約化
 1.1 リチウムイオン電池(セル)の特徴
 1.2 円筒、角型、平版(ラミネート)型ほか
 1.3 セル、パック(モジュール)とシステム

第2章 EVセルの性能と課題、容量、出力とサイクル寿命
 2.1 充放電容量(エネルギーとパワー)
 2.2 サイクル寿命とSOC制御
 2.3 回生充電その他
  
第3章 EVセル&モジュールの安全性、試験規格と事故対応
 3.1 電池事故の経過と対応
 3.2 安全性規格の概要(国内、海外、グローバル)
 3.3 EV電池システムの安全性試験規格
 3.4 安全性試験の考え方と危害の回避
 
第4章 EV、PHVの搭載電池システム、事例とバリエーション
 4.1 電池容量kWhと走行距離km
 4.2 EV電池システムのレイアウト
 4.3 EV電池システムの冷却

第5章 EV、PHVとHVの環境性能、理想と現状
 5.1 数値パラメーターのモードと工学
 5.2 EVとPHV
 5.3 HVとバリエーション

第6章 EVの走行とエネルギーコスト、燃費と電費
 6.1 EV、PHV
 6.2 HVとGAS(比較)
 6.3 FCV燃料電池車
 6.4 まとめ

第7章 電池材料1(正・負極剤の特性と特徴)
 7.1 正極材
 7.2 負極材
 7.3 高容量系実用極材

第8章 電池材料2(セパレータ、バインダーほか)
 8.1 セパレータの機能と耐熱性
 8.2 バインダーとポリマーゲル電解液
 8.3 集電箔とラミネート外装材

第9章 電池材料3(電解液、電解質、リチウム素原料)
 9.1 電解液の種類、耐電圧と可燃性
 9.2 電解液(質)の種類とケミカルハザード
 
第10章 EVセルのコストとコストダウン、現状とブレークスルー
 10.1 コスト構成の概略とボトルネック
 10.2 kWhコストの低減とEVの普及 
 10.3 電池の市場スケール(MWh/年)
 
第11章 ポストリチウムイオン電池、研究シーズと実用ニーズ
 11.1 二次電池
 11.2 一次電池
 11.3 全個体電池
 11.4 バイポーラ―セル
 11.5 ポストリチウムイオン電池のまとめ

文献・資料一覧

◎書籍の詳細(目次詳細など)とお申込み、購入に関する情報は、以下のURLをご参照ください。
  http://cmcre.com/archives/26768/

≪内容見本≫



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                              以上

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業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区神田錦町2-7 東和錦町ビル3階
電話番号
03-3293-7053
代表者名
初田 竜也
上場
未上場
資本金
-
設立
1984年04月