テラ・ラボ 熊本地震への対応について【第六報】
航空機による高精度計測とAI解析を組み合わせ、建物損壊の自動判読に成功
株式会社テラ・ラボは、サグリ株式会社と熊本地震への対応として、SAR衛星による広域的な被害推定、航空機による高精度計測およびAI解析を組み合わせた建物被害判読を実施しました。
このたび、SAR衛星(Sentinel-1)による建物被害推定結果をもとに、テラ・ラボが取得した地上画素寸法約7cmの高精度航空画像に対し、サグリがAI解析を実施した結果、建物損壊状況の自動判読に成功しました。

■ SAR衛星・航空機・AI解析を組み合わせた被害判読
今回の取り組みでは、SAR衛星による広域的な被害推定をもとに、重点調査エリアを選定しました。
テラ・ラボは、重点調査エリアにおいて約7cm/画素(GSD)の高精度航空計測を実施し、建物一棟ごとの被害状況を把握できる高解像度画像を取得しました。
サグリは、テラ・ラボが取得した高精度航空画像に対してAI解析を実施し、建物損壊状況の自動判読に成功しました。
これにより、広域的な被害傾向を把握できるSAR衛星、建物単位の詳細な状況を取得できる航空機計測、取得データを迅速に処理するAI解析を段階的に組み合わせ、被災地域の建物被害を効率的かつ高精度に把握する手法を構築しました。





■ 被災地域全体を俯瞰した被害把握へ
大規模災害では、報道やSNSなどの情報が被害の目立つ地点に集中しやすく、被災地域全体の状況把握が難しいという課題があります。
一方で、被害が甚大であるにもかかわらず、現地からの情報発信が少なく、被害状況の把握や支援が遅れる地域が生じる可能性があります。
テラ・ラボとサグリは、SAR衛星、航空機およびAI解析を組み合わせることで、被災地域全体を俯瞰的に把握するとともに、被害が大きいにもかかわらず情報が不足している地域を抽出し、重点的な調査や情報提供につなげることを目指しています。

■ 今後の展開
現在、解析結果の精度確認を進めており、建物損壊状況の判読結果については、順次公開を予定しています。
また、取得・解析したデータについては、災害対応にあたる国、地方自治体、消防、警察、自衛隊、インフラ事業者などの関係機関への情報提供を進め、迅速な意思決定、捜索・救助活動、応急復旧および災害査定への活用を支援してまいります。
テラ・ラボとサグリは今後も、航空機、衛星、AIおよびGISを組み合わせた災害対応技術の高度化を進め、災害初動における迅速かつ客観的な情報提供を通じて、被災地域の復旧・復興に貢献してまいります。
■お問い合わせ先
株式会社テラ・ラボ
050-3138-1612
media@terra-labo.jp
■株式会社山田商会ホールディング
052-871-9811
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