経産省「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金」に採択~ケニアでのe-Mobility普及拡大に向けた活動~
武蔵精密工業株式会社(本社:愛知県豊橋市、代表取締役社長:大塚浩史、以下ムサシ)は、経済産業省の令和5年度補正「※グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(我が国企業によるインフラ海外展開促進調査)」に係る間接補助事業者として『ケニア共和国/環境負荷低減に寄与する電動バイク等を活用したデジタルサービスの実現可能性検証の実証事業』に採択されたことをお知らせいたします。
本事業によりSmall e-Mobilityの普及展開を加速させることで、人と環境が調和した豊かな地球社会の実現に貢献してまいります。
※グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(我が国企業によるインフラ海外展開促進調査)https://gs-hojo-web.jp/ は、グローバルサウス諸国(ASEAN、インド、中東、アフリカ、中南米、太平洋島嶼国等)が抱える課題を解決することを通じて当該地域の市場の成長力を活かし、経済連携の強化や本事業の実施による事業実施国への裨益を実現するため、実施に必要な費用を補助する補助金です。
【本事業の背景】
ムサシは、電動二輪車を製造・販売するケニアのスタートアップ企業であるARC Ride社(本社:ケニア・ナイロビ、CEO: Jo Hurst-Croft、以下ARC Ride)と2021年より協業を開始し、ムサシが開発した2輪EV向けe-Axel(電動二輪車ギヤボックス一体型モーターユニット)を搭載した電動二輪車のケニアでの上市を目指しています。さらに、2024年2月には追加出資を行い、ARC Ride社との協業を拡大させています。これにより、ケニア政府が推進するカーボンニュートラルな交通手段の実現に貢献することを目指しています。
【本事業の目的】
本事業においては、日本政府の援助を受け、ARC Rideとの連携によりケニアの首都ナイロビにおける電動二輪車、バッテリー並びにバッテリー交換ステーション、およびデジタルサービスを含む電動二輪車のエコシステム構築を通じたビジネスモデルの実証を行うことで、以下の実現を目指します。
環境負荷の低減:
電動二輪車の普及によりCO2排出量を削減し、ケニアの環境保護に寄与するとともに、カーボンクレジットを創出する。
ドライバーの利便性・安全性向上:
IoT技術を活用し、バッテリーシステムや充電ステーションの最適化によりドライバーの利便性と安全性を向上させる。
ケニア国内での周知:
ケニア国内で電動二輪車についての理解を深めるために、広く情報を提供し、普及を促進する。
2030年までに、ケニアの主要都市において電動二輪車のエコシステム構築を進めるとともに、本事業を通じて得られたデータや実証結果をもとに更なる研究開発を進めることで、グローバルでのSmall e-Mobilityの拡大展開を目指してまいります。
【ムサシについて】
武蔵精密工業は四輪/二輪車用向けに、電動化や自動運転を見据えた次世代パワートレインならびにステアリング、シャーシ部品の開発/製造/販売をグローバルに展開しております。又、新事業の領域ではe-mobility事業、スマートインダストリー事業、エネルギーソリューション事業、植物バイオ事業においてオープンイノベーションの活用により事業の拡大をしております。
Web Site: https://www.musashi.co.jp/
【ARC Rideについて】
ARC Rideはケニアのナイロビに組立工場を持つアフリカを代表するEV企業であり、クリーンエネルギーモビリティシステムへの移行をサポートするEVエコシステムを構築しています。ARC Rideは、電気自動車の2輪車と3輪車の設計、製造、組立に加えて、独自のバッテリー交換・管理プラットフォームを提供し、既存のファーストマイルとラストマイルの輸送ソリューションの電動化を可能にするとともに、通勤者に対して新たなパーソナルEモビリティを提供します。
Web Site: http://arcrideglobal.com/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像