マゼックス、日本の農業現場から考えた新型農業用ドローン「飛助J10」を発売
~「日本の現場に、ちょうどいい10L。」運搬・準備・散布・運用・サポートまで、農業現場の使いやすさを追求~

株式会社マゼックス(本社:大阪府東大阪市、代表取締役:吉野 弘晃、以下「マゼックス」)は、新型農業用ドローン「飛助J10」を2026年11月より発売いたします。
飛助J10は、液剤10L・粒剤10kgに対応した農業用ドローンです。
マゼックスでは、国産農業用ドローンメーカーとして日本の農業現場と向き合い、機体の開発・改良を重ねてきました。
設立10年という節目を迎えるにあたり、改めて原点に立ち返り、「日本の農家にとって、本当に使いやすい農業用ドローンとは何か」を見つめ直しました。
大区画だけでなく、中山間地や小区画、複数の圃場を移動しながら作業する場面も多い日本の農業。
飛助J10では、単に搭載量や機体性能を追求するのではなく、運びやすさ、準備のしやすさ、飛行性能、散布性能、バッテリー運用、導入コスト、そして購入後のサポートまで、実際の農作業を基準に機体全体を設計しています。
製品名の「J」には、「JAPAN Quality」という想いを込めました。
マゼックスが考えるJAPAN Qualityとは、単に品質が高いということではありません。
日本の農業環境や作業方法に合い、農家にとって本当に扱いやすく、毎日の仕事の中で安心して使えること。そして、導入後も長く使い続けられること。
飛助J10は、これまで培ってきた10年の知見を原点から見つめ直し、次の10年に向けて開発した新しい農業用ドローンです。
■ 日本の現場に、ちょうどいい10L。
日本の農業では、圃場そのものの広さだけでなく、圃場間の移動や運搬、散布前後の準備作業も、日々の作業負担につながります。
飛助J10は、十分な作業能力を確保しながら、軽トラックへの積載や圃場での取り回しにも配慮したコンパクトな10Lクラスとして設計しました。
飛行中だけではなく、「運ぶ」「降ろす」「準備する」「飛ばす」といった一連の作業まで含めて、扱いやすい機体を目指しています。
■ 約0.5秒で展開・収納。国内老舗メーカーと共同開発したワンタッチアーム
飛助J10では、アーム1本を約0.5秒で展開・収納できるワンタッチ機構を採用しています。
アタッチメントは、航空機・イージス艦・新幹線など、高い信頼性が求められる分野への採用実績を持つ国内の老舗機構部品メーカー「栃木屋」と共同開発しました。
日々繰り返す展開・収納だからこそ、操作の速さだけでなく、耐久性と信頼性にもこだわっています。
また、産業用レベルセンサーを搭載したフライトコントローラーと自動校正アルゴリズムにより、従来必要だった飛行前のキャリブレーション作業を自動化。
機体を持ち上げて回転させるといった従来の準備作業を減らし、現場到着後から散布開始までの負担軽減を図っています。
■ みちびき(QZSS)を含む5種類の衛星測位に対応
飛助J10は、日本の準天頂衛星システム「みちびき(QZSS)」を含む5種類の衛星測位システムに対応しています。
みちびきは、日本のほぼ真上に長時間位置する衛星を活用し、山や建物などで遮られやすいGPS衛星の信号を補う役割を担います。複数の衛星測位システムを組み合わせることで、山間地などでも安定した位置情報の取得をサポートします。
さらに、高度維持レーダー・障害物レーダーを標準搭載。圃場や作業条件に合わせて各種設定をアプリから変更でき、農業現場での安定した飛行作業を支援します。
■ 見やすさと操作性を追求したスマート送信機
農業現場では、複雑な操作よりも「必要な情報がすぐ分かり、迷わず操作できること」が重要です。
飛助J10では、大きく見やすい画面と直感的な操作性を追求したスマート送信機を採用。
アプリでは、飛行速度、高度維持レーダー、障害物レーダーなどの設定に加え、作業履歴や次回点検時期、バッテリー状態なども確認できます。
バッテリー残量や機体エラーについては、画面表示と音によって操縦者へ通知します。
また、超広角魚眼レンズを採用したジンバルカメラを搭載し、低遅延・高画質な映像で飛行中の周囲状況を確認できます。
■ 飛行速度に合わせて吐出量を自動調整する「速度連動散布」
飛助J10は、飛行速度に合わせて農薬の吐出量を自動調整する速度連動散布に対応しています。
機体が減速した場合には吐出量を抑えることで、農薬のかかりすぎや散布ムラを抑え、より安定した散布を支援します。
さらに、1haあたりの散布量、散布幅、飛行速度、飛行高度、ノズルチップなどの条件を入力することで、必要な吐出量に合わせたポンプ出力をアプリが自動計算。
従来必要だった手計算や、実際に液体を吐出しながらポンプ出力を何度も調整する作業を軽減します。
設定した散布条件は名称を付けて保存することができ、次回以降も簡単に呼び出せます。
■ 10年の知見を凝縮した散布性能
飛助J10では、これまでマゼックスが農業用ドローンの開発を通じて培ってきた散布ノウハウを活かし、単に流量や散布幅を追求するのではなく、「必要な場所へ、必要な量を、安定して届けること」を重視しました。
最大流量5L/分のブラシレスウォーターポンプを搭載し、高い散布能力と耐久性を両立。
ノズルには、ポンプ圧力を利用して薬液を狙った方向へ吐出する加圧式ノズルを採用しています。
小型機で限られるダウンウォッシュを補いながら、散布幅だけを広げるのではなく、必要な場所へ薬液を届けやすい散布方式を追求しました。
粒剤・肥料に対応した粒剤散布装置についても国内メーカーと共同開発。
攪拌機能や残量センサー、細かな散布量調整、大開口の投入口など、散布性能だけでなく、日々の補充や管理まで含めた現場での使いやすさに配慮しています。
■ 長寿命・急速充電に対応したスマートバッテリー
飛助J10では、BMS(バッテリーマネジメントシステム)を搭載したスマートバッテリーを採用しています。
バッテリーの温度・電圧・セル状態などをリアルタイムに監視し、異常検知、過充電・過放電保護、温度管理、セルバランス制御などを行います。
また、高耐久セルと放熱性に配慮した構造により、繰り返し使用される農業現場での長寿命化を追求しています。
200V環境では約12分の急速充電に対応します。
※約12分は200V充電時の目安値です。100V電源使用時は充電時間が異なります。実際の充電時間は、電源環境、バッテリー残量、温度、使用状況等により変動します。
■ 200V発電機を活用し、バッテリー本数と導入コストを抑える運用提案
マゼックスでは、機体そのものだけでなく、現場でどのように運用するかまで含めた導入提案を行います。
スマートバッテリー、急速充電器、200V発電機を組み合わせ、作業中に充電を行いながらバッテリーをローテーション。
必要以上に予備バッテリーを保有することなく、連続作業を行える運用を想定しています。
農業用ドローンでは、機体価格だけでなく、複数本のバッテリーや周辺機器を含めた導入費用も大きな負担となります。
飛助J10では、単純にバッテリー本数を増やして連続運用を実現するのではなく、充電時間を短縮し、保有するバッテリーを効率よく循環させることで、必要な本数そのものを抑える考え方を採用しています。
機体の価格だけでなく、実際に現場で使い続けるために必要な総コストまで考える。
これも、飛助J10が目指す「日本の農家にとって本当に使いやすい」という考え方のひとつです。
■ 量産体制の確立により、農業用ドローンをより導入しやすく
マゼックスでは、農業用ドローンを一部の大規模農家だけのものではなく、より多くの農業現場で活用できる農業機械にしたいと考えています。
2026年前半には、生産体制の見直しと量産体制の確立によって製造コストの低減を進め、飛助シリーズの販売価格を引き下げました。
原材料費や物流費などさまざまなコストが上昇する中でも、生産効率を高め、その成果を製品価格へ反映することで、ユーザーの導入負担軽減につなげています。
飛助J10においても、機体性能を高めるだけではなく、導入価格、バッテリー運用、保守・修理までを含めたトータルコストを意識した製品・サービス設計を進めています。
マゼックスが創業以来掲げてきた「空の軽トラ」という理念には、ドローンを特別な機械ではなく、軽トラックのように身近で、日常的に使える道具にしたいという想いがあります。
性能を追求することと、手の届く製品にすること。
その両立も、マゼックスが考える国産メーカーとしての役割です。
■ 買ったあとも進化する農業用ドローン
飛助J10は、アプリのアップデートに対応しています。
導入時点の機能で完成とするのではなく、ソフトウェアの更新を通じて機能を順次アップデートし、購入後も新たな機能を取り込める設計としています。
これにより、購入時期によって機体の機能に大きな差が生じることを抑え、既にJ10を導入しているユーザーにも継続的に新しい価値を提供することを目指します。
マゼックスでは、農業現場から得られる声を今後の開発・アップデートにも反映し、「買って終わり」ではなく、導入後も進化していく農業用ドローンとして、製品価値を高めてまいります。
■ 「販売終了後」から5年間。国内トップクラスの長期サポート体制
農業用ドローンは、購入して終わる製品ではありません。
農繁期に安心して使い続けるためには、機体そのものの性能だけでなく、故障時の修理や部品供給、点検などを長期間受けられる体制も重要です。
飛助J10では、販売開始から5年間ではなく、製品の販売終了後から5年間の保守・修理対応を提供します。
たとえばJ10を数年間販売した場合でも、その販売期間に加えて、終売後さらに5年間、保守・修理対応を継続します。
製品の入れ替わりが比較的早いドローン市場において、販売終了後から5年間にわたるサポート体制は国内トップクラスの水準です。
マゼックスは、農業用ドローンの開発・製造・販売だけでなく、修理、点検、部品供給、操縦指導などを国内で一貫して展開しています。
だからこそ、製品を発売する責任だけでなく、販売を終了したあともユーザーが長く使い続けられる環境をつくることが、国内メーカーとして重要だと考えています。
「買ったあと」だけでなく、「販売が終わったあと」まで支える。
性能、価格、運用コスト、そして長期サポートまで。
長く使う農業機械だからこそ、導入後の安心にも責任を持つ。それがマゼックスの考えるJAPAN Qualityです。
■ 飛助J10について

「飛助J10」は、日本の農業現場での使いやすさを追求した10Lクラスの農業用ドローンです。
主な特長
・液剤10Lに対応
・粒剤10kgに対応
・軽量・コンパクトな機体設計
・アーム1本を約0.5秒で展開・収納できるワンタッチアーム
・みちびき(QZSS)を含む5種類の衛星測位に対応
・高度維持レーダー、障害物レーダーを標準搭載
・超広角魚眼レンズのジンバルカメラを搭載
・スマート送信機、専用アプリを採用
・速度連動散布に対応
・吐出量・ポンプ出力の自動計算機能
・液剤・粒剤散布に対応
・スマートバッテリー、急速充電システムを採用
・アプリのアップデートによる機能拡張に対応
・販売終了後5年間の保守・修理対応
発売予定:2026年11月
製品詳細:https://mazex.jp/product/tobisuke_j10/
■ 日本の農業の、次の10年へ
マゼックスは、設立10年という節目を迎え、改めて「日本の農家の課題に、真正面から向き合う」という原点に立ち返りました。
農業用ドローンは、大型化・高機能化だけが進化ではありません。
日本の圃場、日本の作業環境、日本の農家にとって、本当に必要なサイズ・機能・運用とは何か。
そして、導入時の価格やランニングコスト、購入後のサポートまで含め、本当に安心して長く使える製品とは何か。
飛助J10は、これまで培ってきた経験を一度原点から見つめ直し、次の10年に向けて開発した一機です。
「J」に込めたJAPAN Qualityとは、製品の品質だけを指す言葉ではありません。
日本の農家にとって、本当に使いやすいこと。
本当に導入しやすいこと。
そして、長く安心して使い続けられること。
マゼックスは今後も、農業現場の声を製品開発に反映しながら、ドローンをより身近で実用的な農業機械として普及させ、農業現場の省力化・効率化に貢献してまいります。
■ 株式会社マゼックスとは
マゼックスは、「Drone is in your hands」をコーポレートスローガンに掲げ、創業以来の理念である「空の軽トラ」の実現を目指し、ドローンをより身近で実用的な存在にすることに取り組んでいます。
産業用ドローンメーカーとして、農業用・運搬用機体を中心に、開発、製造、販売、修理、操縦指導までを一貫して展開しています。
マゼックスでは、農業用ドローンを「高価で特別な機械」ではなく、農業現場の日常的な道具として普及させることを目指しています。
2026年前半には、量産体制の確立によって生産効率を高め、その成果を販売価格に反映する価格改定を実施するなど、製品性能だけでなく、導入のしやすさについても継続的な改善を進めています。
近年では、農業用ドローンに加え、自動草刈りロボットや自動操舵システムなどのスマート農業分野にも事業領域を広げ、農業現場の省力化・自動化を支援しています。
マゼックスは今後も、現場の課題に寄り添った製品・サービスの提供を通じ、次世代の農業と社会インフラの構築に貢献してまいります。
■ 本件に関するお問い合わせ先
株式会社マゼックス
TEL:072-960-3221
E-mail:company@mazex.jp
Web:https://mazex.jp
■ 会社概要
社名:株式会社マゼックス
代表者:吉野 弘晃
所在地:〒578-0982 大阪府東大阪市吉田本町3丁目4番8号
事業内容:産業用・農業用ドローンの製造・開発、販売、修理、操縦指導、部品販売、スマート農業機器の販売 等
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