「北海道百年記念塔」解体危機で再注目『江戸幕府の北方防衛─いかにして武士は「日本の領土」を守ってきたのか』が3度目の重版
半ば強引に採決された「北海道百年記念塔」解体。そこから進む北海道の崩壊。江戸時代から続く「祖国防衛」の真実を、史実を基に徹底検証した『江戸幕府の北方防衛』に再び注目が集まる。
今年2月に出版された『江戸幕府の北方防衛─いかにして武士は「日本の領土」を守ってきたのか』の3度目の重版が決定した。
注目される背景には、北海道の開拓史を封印し、江戸時代の蝦夷地を“日本ではない”ことにして、北海道を日本から切り離そうとする勢力の勢いが増している状況がある。
江戸幕府はロシア(ロマノフ王朝)の南下侵略の危機から蝦夷地を守ったのであり、蝦夷地の「先住民族」はアイヌではなく縄文人である。本書から史実に目を向ければ、マスメディアや「アイヌ史観」を推し進める勢力によって“歪曲された歴史”が見えてくる。
注目される背景には、北海道の開拓史を封印し、江戸時代の蝦夷地を“日本ではない”ことにして、北海道を日本から切り離そうとする勢力の勢いが増している状況がある。
江戸幕府はロシア(ロマノフ王朝)の南下侵略の危機から蝦夷地を守ったのであり、蝦夷地の「先住民族」はアイヌではなく縄文人である。本書から史実に目を向ければ、マスメディアや「アイヌ史観」を推し進める勢力によって“歪曲された歴史”が見えてくる。
いま北海道は、日本の歴史を書き換えようとする勢力によって、「アイヌ史観」とも呼ぶべき歴史観に支配されつつある。
いわく、「アイヌは日本の先住民である」「北海道の土地は和人がアイヌから奪ったもの」「江戸時代の蝦夷地は日本ではなかった」「江戸期の北海道を『アイヌ文化時代』と呼ぼう」等々。
こうした、「北海道はアイヌのもの」とする、事実と異なる歴史の押し付けに対して著者は、膨大な資料と史実を基に、サムライたちの文字通り「命がけ」の戦いを、リアルに、そして丹念に描いていく。
極寒の北海道、前人未踏の蝦夷地を舞台に、江戸幕府、そして松前藩と東北諸藩の武士たちが、どのようにして「祖国・日本」を守っていったのか、その苦闘の歴史は、涙なくしては語れないものだ。
江戸幕府の政策を、守旧的で閉鎖的なものとしたい、いわゆる「明治維新史観」や「薩長史観」では決して判らない、本当の歴史がここにある。
また本書には、当時の日本人とアイヌが交流し、互いに協力しあう姿も描かれており、現代の、ことさらのように日本人を貶め、アイヌばかりを推す動きが、いかに歴史の事実とかけ離れたものであるかが判るのだ。
いま、日本は「歴史戦」のさなかにある。「我が国の歴史」は、いたるところで書き換えられようとしている。こうした、日本を分断し、弱体化させようとする新たな「侵略」を阻止するためにも、本書は大いに役立ってくれるだろう。
・著者プロフィール
中村恵子(なかむら・けいこ)
札幌市出身、北海道大学大学院法学研究科修了。
「健康・環境デザイン研究所」所長。「チャンネル桜 北海道」キャスター。
医療法人を経営する傍ら、長年にわたり、一般社団法人 廃棄物資源循環学会に所属。ライフワークである循環型社会構築のための執筆や講演活動を行ってきた。同学会にて、理事や廃棄物計画研究部会長などを務め、現在はフェロー。
『これでいいのかごみ行政』編著(2000年 横山出版)、『災害廃棄物分別・処理実務マニュアル』分担執筆(2012年 ぎょうせい)、『ごみ処理有料化の実態及び市民意識』(1992年 廃棄物学会誌)など論文も多数。平成7年度リサイクル推進功労者等表彰で通産大臣賞を受賞。
そのほか、私立大学の非常勤講師として環境法を教えたり、北海道総合開発委員会、計画部会委員などを務めた。
このような活動の中で、北海道の開拓史を封印し、ことさらアイヌ文化のみを発信しようとする公的機関の姿勢に疑問を感じ、独自に北海道の開拓、歴史、文化を調査。その結果、日本を貶めようとする一部の勢力やマスメディアが広める「歪曲された歴史」に危機感を持ち、現在はインターネットテレビ「チャンネル桜 北海道」のキャスターとして、先人たちの名誉を守り、自虐史観から脱却した「北海道の開拓、歴史の事実」を国民に伝えるための活動を続けている。
・書籍情報
書名:江戸幕府の北方防衛─いかにして武士は「日本の領土」を守ってきたのか
著者:中村恵子
仕様:四六判並製・280ページ
ISBN:978-4-8024-0132-6 C0021
発売:2022.02.21
本体:1,800円(税別)
発行:ハート出版
書籍URL:http://www.810.co.jp/hon/ISBN978-4-8024-0132-6.html
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