WebサーベイAI「ロボリサ」のレポート作成機能が進化
自然な表現でさらに高品質なレポートを自動作成
1. 経緯
ロボリサは「Webからの情報収集を自動化し、メール配信やデータベースに蓄積。その情報を基に生成AIが高品質なレポートを作成する」ツールとして、4月に提供開始以来、調査業務の効率化および品質向上に貢献してきました。特に、従来のWebクローリングツールと異なりレポートまで作成できること、また生成AIの課題である嘘情報を検知できることが、研究開発や海外動向調査に携わるユーザーの皆さまから高評価をいただいています。ヒアリングを通じた新しい機能への要望や生成AI領域の急速な発展を背景に新機能開発を進め、このたび、検索機能の向上やレポート作成機能の改善を行ったことで、ロボリサが調査業務でさらに活用しやすくなりました。
2. 新機能の効果
(1)高精度の情報と自然な表現でレポートの品質が向上
ロボリサ独自の特長であるレポート作成機能は、ユーザーが設定した調査事項に近い記事をAIが探索し、その情報を参照しながら自動でレポートを作成するものです。関連情報の探索精度を改善し、これまで以上に適切な内容を出力します。またGPTを用いた文章生成ロジックを見直し、より自然な文章を書けるようになりました。
図1 「ロボリサ」で作成したレポート例
出所：三菱総合研究所
(2)高度な意味検索で意図に沿った情報がヒット
検索キーワードに一致しなくても、入力した検索内容に類似した記事を出力する、意味検索機能を追加。キーワードを思いつかない、欲しい情報が見つからないといった不満を解決し、試行錯誤することなくスムーズに意図した記事を見つけることができるようになりました。
図2 意味検索機能イメージ
出所：三菱総合研究所
(3)Web検索の併用で幅広くきめ細かな調査ニーズに対応
ロボリサは、ユーザーがあらかじめ設定したWebサイト群から自動収集した情報を基に、レポート作成を行っています。これにより情報・レポートの信頼性を高めていますが、一方で未知の分野や隣接した研究・事業領域の調査では必要な情報が十分に得られないことがありました。そこでWeb検索の結果を併用し、事前に設定したWebサイト以外の情報も活用した調査、レポート作成ができるようになりました。
3. 今後の予定
ロボリサでは、使いやすいユーザーインターフェースの開発や、企業で安心して利用できるような管理機能の強化など、調査業務に役立つ機能を順次追加していきます。
＜WebサーベイAI「ロボリサ」について＞
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ロボリサはAI／ChatGPT技術を活用しWebからの情報収集および収集結果のまとめを自動化し、業務の効率化とサーベイ業務のクオリティー向上に貢献します。
当社での運用実績では、ロボリサの活用により当社研究員の情報収集作業時間を▲80%削減できることが分かりました。当社研究員からは「要約でさっと理解できる。特に海外（非英語圏）ニュースが効果的」「自分の部署が欲しいサイトの情報を集められる」「重要情報判定機能が共有すべき情報のピックアップに役立つ」といった声があり、品質向上にも貢献しています。
GPTによるレポート自動作成機能を持つWebサーベイAI「ロボリサ」
https://www.mri.co.jp/service/robot-research.html
＜関連情報＞
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GPTによるレポート自動作成機能を持つ、WebサーベイAI「ロボリサ」を提供開始（ニュースリリース 2023.4.20）
https://www.mri.co.jp/news/press/20230420.html
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