2025年12月期第3四半期決算を発表

上方修正及び増配を同時発表。当期純利益は、過去最高益かつ中計を前倒し達成予定

地主株式会社

2025年11月6日 15時57分

当社は、2025年12月期第3四半期決算を発表いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。

2025年12月期第3四半期は、売上高434億円（前年同期比▲44億円）、営業利益42億円（同▲29億円）、経常利益31億円（同▲35億円）、当期純利益27億円（同▲20億円）となりました。

2025年12月期は、主に第4四半期に利益を計上する計画です。第3四半期実績は前期比で減収減益となりましたが、仕入加速もあり、期初予想を上回って進捗しております。

貸借対照表については、仕入の増加により販売用不動産残高は887億円（前期末比＋180億円）と、過去最高水準となりました。

2025年12月期第3四半期累計の仕入（契約ベース）は867億円（前年同期比＋415億円）となりました。

社名変更を契機に取り組み始めた３つの成長戦略「テナント業種の多様化」「事業エリアの拡大」「土地のセール＆リースバック提案」による成果に加え、東証改革を背景とした企業による不動産売却やCRE戦略の見直し等の社会の変化も追い風となっております。

今期の仕入は、期初の仕入目標700億円以上を大きく上回る1,000億円以上の仕入を見込んでおります。

仕入加速に伴う資産入替や売却案件の見直し、株式会社BALM（旧株式会社ビッグモーター）との和解に伴う清算金の受領等を踏まえ、今期の連結業績の達成確度および上振れの可能性が高まったことから、連結業績予想を上方修正いたしました。

修正予想は、売上高760億円（期初予想比＋60億円）、営業利益87億円（同▲8億円）、経常利益70億円（同▲10億円）、当期純利益71億円（同＋10億円）となります。

当期純利益は、過去最高益を更新するとともに、中期経営計画で掲げる当期純利益70億円（2026年12月期）を前倒しで達成する見通しです。なお、営業利益及び経常利益の減少については、資産入替による固定資産の売却（特別利益の計上）を踏まえ、売却案件を見直したことによるものです。

2025年12月期連結業績予想の上方修正を踏まえ、1株当たり年間配当金を期初予想から10円増配し、1株当たり110円（創業25周年記念配当10円を含む）といたしました。

引き続き、利益成長とともに増配（累進配当）を目指してまいります。

国内唯一の底地特化型私募リート「地主プライベート投資法人（地主リート)」は、2017年1月の運用開始以来、毎年増資をしており、2026年1月に実施する第10次増資により、資産規模は2,911億円（取得時の鑑定評価額ベース）に拡大する見込みです。

第10次増資においても、年金や生損保、事業会社をはじめとした53社にのぼる機関投資家から申し込みをいただき、募集総額を上回る需要を獲得いたしました。

中期目標とする資産規模3,000億円は、計画通り2026年12月期中の達成が確実であり、これを通過点として、早期に5,000億円の達成を目指してまいります。

仕入加速に対応するため、底地の中長期運用を行う「地主ファンド」の組成に向けて、底地をポートフォリオの新たなラインナップとして検討している三菱HCキャピタルリアルティ株式会社と、「地主ファンド」組成に関する基本協定書を締結いたしました。

「地主ファンド」は、組成後２年間で資産規模1,000億円程度を目指します。また、「地主ファンド」の取得案件は、地主リートに優先交渉権を付与する前提とし、地主リートの成長にも寄与する仕組みです。

当社は、投資家からの強い需要を獲得し続ける地主リート及び地主リートへの優先交渉権を付与したリース会社とのブリッジスキームに加えて、「地主ファンド」の活用により、バランスシートをマネジメントしながら、更なる仕入の拡大及び持続的な利益成長を目指してまいります。

本プレスリリースの詳細等につきましては、当社HP ニュースリリースをご確認ください。
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