新著『空間タイムカプセル』を弊社取締役の我田が刊行
3Dスキャンを「計測」から「記憶」へ。アイ・ロボティクスが取り組む3D化の可能性を、日常・家族・街へと広げる一冊

株式会社アイ・ロボティクスは、当社取締役で3Dスキャニストの我田友史(ワガタ トモシ)が、書籍『空間タイムカプセル』を発刊したことをお知らせします。
アイ・ロボティクスでは、ドローンやロボットによる設備点検・インフラ調査に加え、取得した映像やデータから現実空間を3D化し、記録・解析・可視化する技術に注力しています。
今回の『空間タイムカプセル』は、その「3D化」という技術を、産業分野だけではなく、私たちの日常や記憶を未来へ残すための技術として捉え直した一冊です。
「形」を残すだけではなく、「そこに人がいた気配」を残す
3Dスキャンというと、建物や設備を正確に計測し、デジタルデータとして再現する技術をイメージするかもしれません。
しかし、3Dで残すことができるものは、寸法や形だけではありません。
玄関に並んだ靴、長年使われた椅子、窓から見えていた景色、家族が過ごした部屋。
そうしたものを空間ごと記録することで、写真や映像とは異なる形で、「その場所に人がいた気配」まで未来へ渡すことができます。
本書では、3Dスキャンを通して日常を見つめ、
見る。
気づく。
残す。
未来へ渡す。
そして、今を見つめ直す。
という「空間タイムカプセル」の考え方を紹介しています。
アイ・ロボティクスが進める「現実世界の3D化」
アイ・ロボティクスはこれまで、鉄道、製鉄、発電所、地下インフラなど、さまざまな現場でドローンやロボットを活用してきました。
近年、特に力を入れているのが、現場で取得したデータを3D空間として再構築する技術です。
Meshによる形状の記録、3D Gaussian Splatting(3DGS)による実空間の視覚的再現、空間内での位置情報を扱うVPSなど、ひとつの現実空間から取得したデータは、点検記録、3Dモデル、映像、空間体験、地図など、さまざまな形へ展開できるようになっています。
3D化とは、単に「現実をデジタルコピーする」ことではありません。
その瞬間の空間を保存し、時間を超えて再びアクセスできるようにすること。
産業設備を3Dで残すことも、家族が暮らした家を3Dで残すことも、根底にある技術と思想はつながっています。
3D技術を、もっと人の身近なものへ
著者の我田は、3Dスキャンを単なる計測技術としてではなく、日常や人の記憶を未来へ残すための方法として捉えてきました。
『空間タイムカプセル』では、3Dスキャン、家族、街、人の痕跡、そしてデジタルデータを未来へ残すことについて、技術だけに偏らない視点から紹介しています。
スマートフォンをはじめ、身近なデバイスでも3Dデータを取得できる時代になりました。
これまで専門家のためのものだった「空間の3D化」は、これから誰もが自分の大切な場所を残すための手段になっていく可能性があります。
アイ・ロボティクスは、産業分野における3D化を推進するとともに、現実空間をデジタルとして保存・活用する技術が社会に生み出す新しい価値についても、今後積極的に発信してまいります。
著者プロフィール
我田 友史(わがた ともし)
株式会社アイ・ロボティクス 取締役/3Dスキャニスト。
3Dスキャンを計測や記録のためだけの技術ではなく、「今ここにある空間を未来へ残すための方法」として捉え、その可能性を探求している。
書籍概要
書名:『空間タイムカプセル』
著者:我田友史(わがたともし)
3Dスキャンを通して日常を見つめ、人や家族、街の記憶を「空間ごと未来へ残す」という新しい考え方を紹介する一冊です。
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