アジレント、最先端の GC/MS および LC/Q-TOFを発表

2024年6月19日

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 アジレント・テクノロジー株式会社(社長:松崎 寿文、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、2つの新製品を発表します。Agilent 7010D トリプル四重極 GC/MS システムは、食品および環境市場を対象に、ガスクロマトグラフ質量分析における優れた精度と感度を提供します。また、6545XT AdvanceBio LC/Q-TOF システム用の Agilent ExD セルは、バイオ医薬品市場とライフサイエンス研究に貢献します。両製品は、革新的な機器によって科学的な研究を推進し、質量分析技術による発展に寄与するというアジレントの揺るぎない取り組みを実証するものです。

 

 Agilent 7010D トリプル四重極 GC/MS システム(7010D GC/TQ)は、新しい HES 2.0 イオン源を搭載し、アトグラム(10-18グラム)レベルの感度、比類ない堅牢性、業界をリードする稼働時間を実現します。SWARM オートチューンやアーリーメンテナンスフィードバック(EMF)といったインテリジェンス機能の搭載によって分析ワークフローを効率化して機器の予定外のダウンタイムを低減でき、変化し続ける規制要件への対応において信頼できるパートナーとなります。

 

 7010D GC/TQ には、環境に配慮した製造手法であることを示す My Green Lab の ACT ラベル(Accountability = 説明責任、Consistency = 整合性、Transparency = 透明性)も含まれています。さらに、MassHunter Acquisition 13.0 ソフトウェアは、新しいインタフェースとコンプライアスツールによってユーザーエクスペリエンスを向上させ、データインテグリティの管理や、各種コンプライアスガイドライン(FDA 21 CFR Part 11、EU Annex 11、GAMP5 など)への準拠が可能です。

 

 6545XT AdvanceBio LC/Q-TOF へ今回新たに開発した Agilent ExD セルを追加することで、電子捕獲検出器(ECD)による測定が可能となり、ペプチドとタンパク質の特性解析機能を強化します。バイオ医薬品が一層複雑化する傾向にある中で、さらに詳細な構造特性解析のニーズに応えることができます。

 

 アクセサリとして 6545XT に取り付け可能な ExD セルは、多様な分析の課題に直面する「発見段階 (Discovery Phase)」の研究者向けに設計されています。ECD が特に適している研究対象は、抗体などの高分子量のタンパク質、不安定な糖鎖などの修飾、異性体の残留物など、従来の衝突誘起解離(CID)メソッドだけでは明確な特性解析が困難な分析対象物の分析です。

 

 6545XT に取り付けられたExD セルは、インタクトタンパク質分析などの測定が可能で高分子量・高帯電性のタンパク質(抗体など)や低分子量のサブユニット(ペプチドなど)を対象とするトップダウンからミドルダウンの特性解析にも適しており、生成される豊富なスペクトルを ExDViewer によって自信を持って解釈できます。

 

 アジレントの質量分析事業本部バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーの Ken Suzuki は次のように述べています。

「競争が激しく、絶えず進化する市場環境を認識したうえで、7010D GC/TQ などの機器へインテリジェンス機能をシームレスに統合しました。また、Agilent ExD セルを 6545XT AdvanceBio LC/Q-TOF と組み合わせることで、多くの研究分野や治療薬に欠かせない測定対象であるタンパク質を、さらに詳細かつ徹底的に分析し、より効率的に特性解析することができます。」


 Suzuki は次のように付け加えています。

「これらの最先端の製品は、お客様主導のイノベーションと卓越性を実現します。お客様の声に耳を傾けることで、お客様の課題に対する貴重な知見を得られます。得られた知見を一貫したイノベーションにつなげて、お客様のニーズに的確に応える卓越した製品を生み出しています。」


 アジレントは、バイオ医薬/医薬、ライフサイエンス研究、食品、環境市場のさまざまなセグメントと幅広いアプリケーションに、堅牢で信頼性の高い実績ある質量分析技術のソリューションを提供する主要プロバイダです。これらの新しい技術機能により、アジレントのお客様はデータの品質と解釈を向上させつつ、必要な時間や人間による操作を低減し、絶えず変化する市場のニーズに簡単に適応することができます。


アジレント・テクノロジーについて

 アジレント・テクノロジー (NYSE:A)は、分析ラボや臨床検査室向けテクノロジーにおけるグローバルリーダーであり、当社のお客様が科学の叡智を生活と生命にもたらすのを助けるインサイトやイノベーションを提供しています。当社の機器、ソフトウェア、サービス、専門性を含む、幅広いソリューションは、お客様が抱えるきわめて困難な課題に信頼できる答えをお届けします。2023年度の売上高は 68 億3000万米ドルでした。従業員は全世界で 18,000 人となります。アジレント・テクノロジーの情報は、www.agilent.com および www.chem-agilent.com でご覧ください。アジレントの最新ニュースを受信するには、Agilent Newsroomに登録してください。Facebook、YouTube、LinkedInでアジレントをフォローしてください(※各SNSでは、日本語でも情報を発信しています)。

 

※このプレスリリース中の「アジレント・テクノロジー」、「アジレント」、「当社」は、文脈により、「アジレント・テクノロジーズ・インク」、その日本法人や各国の法人、グループ全体を指すことがあります。

※このプレスリリースに掲載の製品はすべて試験研究用です。診断目的には利用できません。

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                                     電子メール:email_japan@agilent.com

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ビジネスカテゴリ
化学医薬・製薬
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会社概要

URL
https://www.agilent.com
業種
製造業
本社所在地
東京都八王子市高倉町9-1
電話番号
042-660-3111
代表者名
石川隆一
上場
海外市場
資本金
4億9900万円
設立
1963年09月