オープンソース コミュニティがグローバル 5G クラウドネイティブ ネットワークに接続
エンドツーエンドのオープンソース 5G ネットワーク初の PoC を KubeCon + CloudNativeCon North America 基調講演のステージ上で発表
オープン ネットワーキング プロジェクト間のコラボレーションとオペレーショナル エクセレンスを促進する LF Networking (LFN) 11月20日 (現地時間)、KubeCon + CloudNativeCon North America のステージ上で、エンドツーエンドのグローバル 5G クラウドネイティブ ネットワークのデモンストレーションを実施しました。
2019年11月20日 カリフォルニア州サンディエゴ発 - KubeCon + CloudNativeCon North America - オープン ネットワーキング プロジェクト間のコラボレーションとオペレーショナル エクセレンスを促進する LF Networking (LFN https://www.lfnetworking.org/ ) は、KubeCon + CloudNativeCon North America のステージ上で、エンドツーエンドのグローバル 5G クラウドネイティブ ネットワークのデモンストレーションを実施しました。テレコムの 5G 要件に基づく複数のソースからテクノロジーを生み出すソートリーダーとして、LFN の OPNFV コミュニティは、最先端の概念実証 (PoC) を導きました。これは、オンプレミス / クラウド / エッジ オペレーションなど、Kubernetes を使用したネットワーク サービス上で動作するオープン アーキテクチャ上でグローバル 5G ネットワークを構築・接続・管理する方法を明らかにします。
グローバルな通信プロバイダーが新しいサービスとユースケース (自動運転車、スマートシティ、特殊アプリケーション、IoT、AR / VR など) をサポートする高速接続を提供する準備を進めているため、低レイテンシー / 高帯域 / スケーラブルなネットワークはこれまで以上に重要です。従来型の通信と接続機器は次世代のモバイル テクノロジーを維持できないため、5G に必要なパフォーマンス、機能、自動化を実現するためにはクラウドネイティブ アーキテクチャへのニーズが不可欠なものとなります。
ONAP、OPNFV、OpenDaylight、FD.io、Tungsten Fabric などの主要プロジェクトで構成される LF Networking コミュニティは、参加キャリアを通じて世界のモバイル市場の 70% 以上を占めています。 通信事業者の進化を支援するためのデファクトのオープンソース統括組織として機能しています。
ネットワークのクラウド化
Kubernetes がクラウド / エンタープライズ ソフトウェア エコシステムで牽引力を高めたことは周知の事実ですが、現在この勢いが次の主要な導入分野としていかにグローバルなテレコム ネットワークに進出しているかはあまり知られていません。通信事業者にとってのクラウド ネイティブ導入の利点には、運用の一貫性、アプリケーションの耐障害性、マイクロサービス レベルでの簡素化されレスポンシブなスケーリング、エンタープライズ向けクラウドネイティブ アプリケーションとの統合の簡素化、およびパブリック / プライベート / ハイブリッド クラウド環境間の移植性の向上などが挙げられます。複数のプロジェクト コミュニティ、企業、通信事業者のボランティアで構成されるチームは、オープンソース インフラストラクチャ上に構築されたエンドツーエンドの 5G ネットワーク概念実証 (PoC) を開発するためにクラウドネイティブ アプローチを採用しました。
PoC ではプロトタイプ ネットワークを使用して、サンディエゴ、モントリオール、ソフィアアンチポリスのネットワーク接続点 (Points-of-Presence : PoP) 介したライブコールと、ハイブリッド / パブリック / プライベート クラウドを接続して、完全にコンテナ化された 5G ネットワーク ライブをステージで発表します。デモンストレーションでは、テレコム業界がクラウドネイティブ ソフトウェアを使用して次世代ネットワークを構築する方法を明らかにし、また、ソリューション プロバイダー / 開発者に対してこのエキサイティングな新領域で何ができるかを示します。
Linux Foundationのコミュニティ&エコシステム開発担当バイスプレジデントである Heather Kirksey は、次のように述べています。
「クラウドネイティブ アプローチを使用してオープンソース コミュニティで一から 5G ネットワークを構築する共同作業に深く感銘を受けました。完全にエンドツーエンドで、5G 仕様に準拠しており、テレコム業界とクラウドネイティブ コンピューティングのギャップを埋めています。」
オープンソースの力
本イニシアチブは、テレコム エコシステムを一つにまとめ、共通の NFV インフラストラクチャ (NFVI) のテスト、イテレーション、共同開発を行う LF Networking の Open Platform for Network Functions Virtualization (OPNFV http://www.opnfv.org/ ) プロジェクトで始まりました。OPNFV は、標準化団体と緊密に連携し、アップストリーム プロジェクトのコンポーネントを統合することで、さまざまなソリューションのパフォーマンスとユースケース ベースのテストを実施しています。コミュニティは、CNCF、ONAP、OAI など、他のオープンソース グループと協力してアップストリームに働きかけ、ブループリント、パッチ、新しいコードなどの貢献と洞察をもたらします。またプロジェクトでは、ラボ、インフラストラクチャ、VNF (仮想化ネットワーク機能) を検証するOPNFV検証プログラム (OVP https://www.lfnetworking.org/ovp/ ) もサポートしています。
この共同プロジェクトを通じてエンドツーエンドの 5G クラウドネイティブ ネットワーク PoC が実現しました。100人以上がこのイニシアチブに個人で参加しており、オープンソースの真の力を表しています。業界の課題と 5G 最適化に対するクラウドネイティブ アプローチを統合しはじめるために多様なグループが結集します。
また、Common NFVI Telco Taskforce (CNTT https://www.lfnetworking.org/announcement/2019/09/23/operator-led-effort-hosted-by-linux-foundation-and-gsma-publishes-initial-specifications-for-common-nfv-infrastructure-empowered-by-lfns-ovp-framework/ ) プロジェクト (業界の創造と文書化を担当するオープン コミッティとして運営される GSMA と Linux Foundation がホストする共同プロジェクト) と連携し、Common NFVI Framework ( 早期の PoC と学習を実現するイニシアチブ。CNTT のクラウドネイティブ作業に情報を提供しリファレンス アーキテクチャのポートフォリオを拡大 ) とも連携しています。重点分野には、コンテナ化、Kubernetes ベースのクラウドネイティブ スタック、コンテナ ベースのネットワーク機能の検証ベースの要件が含まれます。
LF Networking は、この取り組みに参加している全ての組織に感謝します : A10 Networks、 Alibaba、Altran、 China Mobile、 Commscope、 Eurecom、 Intel、 Kaloom、 Lenovo、 Loodse、 NetScout、 OpenAirInterface、 Red Hat、Turnium。
詳細および参加方法
KubeCon + CloudNativeCon 参加者は、スポンサー ショーケースで詳細な情報とデモをご覧いただけます。それぞれのブースはこちらです : A10 Networks (booth S69)、Lenovo (booth S100)、Loodse (booth SE27)、Red Hat (booth D1)。
Red Hat は、11月19日〜21日の期間 Westin San Diego Gaslamp Quarter (910 Broadway Circle, San Diego, CA 92101) 2階の Plaza Meeting Room でオープンな情報セッションを開催します。10:00〜12:00 または 14:00〜16:00 には PoC 関連の詳細について会話することができます。
詳細は、デモ資料が公開される予定の PoCアーカイブ ( https://wiki.opnfv.org/display/OSDD/OPNFV+VCO+Demo+Discussion+Home ) と、Virtual Central Office (VCO) メーリングリスト ( https://lists.opnfv.org/g/opnfv-vco ) からアクセスできます。
KubeCon + CloudNativeCon NA 2019 会期中に CNCF Telecom User Group (TUG https://github.com/cncf/telecom-user-group ) と CNTT は2つの共同ワークショップ ( https://wiki.lfnetworking.org/display/LN/CNTT+-+CNCF+TUG+F2F+workshop+in+KubeCon+NA+2019#CNTT-CNCFTUGF2FworkshopinKubeConNA2019-Brainstormingagendaitems ) に参加します。パート1 : 11月18日 (月) 16:30〜18:30 San Diego Convention Centerの Meeting room 17Bで開催。パート2 : 11月20日 (水) 16:00〜18:00 San Diego Convention Center の Meeting room 2 で開催。
CNTT への参加に関する詳細はこちら ( https://wiki.lfnetworking.org/display/LN/Common+NFVI+Telco+Task+Force+-+CNTT ) をご覧ください。CNTT Face to Face ミーティングは2020年1月プラハで開催する LFN Developer & Testing Forum ( https://events19.linuxfoundation.org/events/lf-networking-ddf-plugfest-2020/ ) で行います。VNF (仮想化ネットワーク機能) テスト ハッキング トラック チームは CNF / PNF 参加者にも開かれています。ovp-support@lfnetworking.org に連絡してください。
コミュニティによる支援の声 (原文)
プレスリリースをご参照ください。https://www.linuxfoundation.org/press-release/2019/11/open-source-community-connects-global-5g-cloud-native-network/
Linux Foundationについて
2000年に設立されたLinux Foundationは、1,000を超えるメンバーによってサポートされており、オープンソース ソフトウェア、オープン スタンダード、オープン データ、およびオープン ハードウェアに関するコラボレーションにおいて世界をリードしています。Linux、Kubernetes、Node.jsをはじめとするLinux Foundationのプロジェクトは、世界のインフラに必要不可欠な存在です。Linux Foundationは、ベスト プラクティスを活用し、貢献者、ユーザー、およびソリューション プロバイダーのニーズに対応することにより、サステナブルなオープン コラボレーション モデルを生み出します。詳細については、www.linuxfoundation.org をご覧ください。
グローバルな通信プロバイダーが新しいサービスとユースケース (自動運転車、スマートシティ、特殊アプリケーション、IoT、AR / VR など) をサポートする高速接続を提供する準備を進めているため、低レイテンシー / 高帯域 / スケーラブルなネットワークはこれまで以上に重要です。従来型の通信と接続機器は次世代のモバイル テクノロジーを維持できないため、5G に必要なパフォーマンス、機能、自動化を実現するためにはクラウドネイティブ アーキテクチャへのニーズが不可欠なものとなります。
ONAP、OPNFV、OpenDaylight、FD.io、Tungsten Fabric などの主要プロジェクトで構成される LF Networking コミュニティは、参加キャリアを通じて世界のモバイル市場の 70% 以上を占めています。 通信事業者の進化を支援するためのデファクトのオープンソース統括組織として機能しています。
ネットワークのクラウド化
Kubernetes がクラウド / エンタープライズ ソフトウェア エコシステムで牽引力を高めたことは周知の事実ですが、現在この勢いが次の主要な導入分野としていかにグローバルなテレコム ネットワークに進出しているかはあまり知られていません。通信事業者にとってのクラウド ネイティブ導入の利点には、運用の一貫性、アプリケーションの耐障害性、マイクロサービス レベルでの簡素化されレスポンシブなスケーリング、エンタープライズ向けクラウドネイティブ アプリケーションとの統合の簡素化、およびパブリック / プライベート / ハイブリッド クラウド環境間の移植性の向上などが挙げられます。複数のプロジェクト コミュニティ、企業、通信事業者のボランティアで構成されるチームは、オープンソース インフラストラクチャ上に構築されたエンドツーエンドの 5G ネットワーク概念実証 (PoC) を開発するためにクラウドネイティブ アプローチを採用しました。
PoC ではプロトタイプ ネットワークを使用して、サンディエゴ、モントリオール、ソフィアアンチポリスのネットワーク接続点 (Points-of-Presence : PoP) 介したライブコールと、ハイブリッド / パブリック / プライベート クラウドを接続して、完全にコンテナ化された 5G ネットワーク ライブをステージで発表します。デモンストレーションでは、テレコム業界がクラウドネイティブ ソフトウェアを使用して次世代ネットワークを構築する方法を明らかにし、また、ソリューション プロバイダー / 開発者に対してこのエキサイティングな新領域で何ができるかを示します。
Linux Foundationのコミュニティ&エコシステム開発担当バイスプレジデントである Heather Kirksey は、次のように述べています。
「クラウドネイティブ アプローチを使用してオープンソース コミュニティで一から 5G ネットワークを構築する共同作業に深く感銘を受けました。完全にエンドツーエンドで、5G 仕様に準拠しており、テレコム業界とクラウドネイティブ コンピューティングのギャップを埋めています。」
オープンソースの力
本イニシアチブは、テレコム エコシステムを一つにまとめ、共通の NFV インフラストラクチャ (NFVI) のテスト、イテレーション、共同開発を行う LF Networking の Open Platform for Network Functions Virtualization (OPNFV http://www.opnfv.org/ ) プロジェクトで始まりました。OPNFV は、標準化団体と緊密に連携し、アップストリーム プロジェクトのコンポーネントを統合することで、さまざまなソリューションのパフォーマンスとユースケース ベースのテストを実施しています。コミュニティは、CNCF、ONAP、OAI など、他のオープンソース グループと協力してアップストリームに働きかけ、ブループリント、パッチ、新しいコードなどの貢献と洞察をもたらします。またプロジェクトでは、ラボ、インフラストラクチャ、VNF (仮想化ネットワーク機能) を検証するOPNFV検証プログラム (OVP https://www.lfnetworking.org/ovp/ ) もサポートしています。
この共同プロジェクトを通じてエンドツーエンドの 5G クラウドネイティブ ネットワーク PoC が実現しました。100人以上がこのイニシアチブに個人で参加しており、オープンソースの真の力を表しています。業界の課題と 5G 最適化に対するクラウドネイティブ アプローチを統合しはじめるために多様なグループが結集します。
また、Common NFVI Telco Taskforce (CNTT https://www.lfnetworking.org/announcement/2019/09/23/operator-led-effort-hosted-by-linux-foundation-and-gsma-publishes-initial-specifications-for-common-nfv-infrastructure-empowered-by-lfns-ovp-framework/ ) プロジェクト (業界の創造と文書化を担当するオープン コミッティとして運営される GSMA と Linux Foundation がホストする共同プロジェクト) と連携し、Common NFVI Framework ( 早期の PoC と学習を実現するイニシアチブ。CNTT のクラウドネイティブ作業に情報を提供しリファレンス アーキテクチャのポートフォリオを拡大 ) とも連携しています。重点分野には、コンテナ化、Kubernetes ベースのクラウドネイティブ スタック、コンテナ ベースのネットワーク機能の検証ベースの要件が含まれます。
LF Networking は、この取り組みに参加している全ての組織に感謝します : A10 Networks、 Alibaba、Altran、 China Mobile、 Commscope、 Eurecom、 Intel、 Kaloom、 Lenovo、 Loodse、 NetScout、 OpenAirInterface、 Red Hat、Turnium。
詳細および参加方法
KubeCon + CloudNativeCon 参加者は、スポンサー ショーケースで詳細な情報とデモをご覧いただけます。それぞれのブースはこちらです : A10 Networks (booth S69)、Lenovo (booth S100)、Loodse (booth SE27)、Red Hat (booth D1)。
Red Hat は、11月19日〜21日の期間 Westin San Diego Gaslamp Quarter (910 Broadway Circle, San Diego, CA 92101) 2階の Plaza Meeting Room でオープンな情報セッションを開催します。10:00〜12:00 または 14:00〜16:00 には PoC 関連の詳細について会話することができます。
詳細は、デモ資料が公開される予定の PoCアーカイブ ( https://wiki.opnfv.org/display/OSDD/OPNFV+VCO+Demo+Discussion+Home ) と、Virtual Central Office (VCO) メーリングリスト ( https://lists.opnfv.org/g/opnfv-vco ) からアクセスできます。
KubeCon + CloudNativeCon NA 2019 会期中に CNCF Telecom User Group (TUG https://github.com/cncf/telecom-user-group ) と CNTT は2つの共同ワークショップ ( https://wiki.lfnetworking.org/display/LN/CNTT+-+CNCF+TUG+F2F+workshop+in+KubeCon+NA+2019#CNTT-CNCFTUGF2FworkshopinKubeConNA2019-Brainstormingagendaitems ) に参加します。パート1 : 11月18日 (月) 16:30〜18:30 San Diego Convention Centerの Meeting room 17Bで開催。パート2 : 11月20日 (水) 16:00〜18:00 San Diego Convention Center の Meeting room 2 で開催。
CNTT への参加に関する詳細はこちら ( https://wiki.lfnetworking.org/display/LN/Common+NFVI+Telco+Task+Force+-+CNTT ) をご覧ください。CNTT Face to Face ミーティングは2020年1月プラハで開催する LFN Developer & Testing Forum ( https://events19.linuxfoundation.org/events/lf-networking-ddf-plugfest-2020/ ) で行います。VNF (仮想化ネットワーク機能) テスト ハッキング トラック チームは CNF / PNF 参加者にも開かれています。ovp-support@lfnetworking.org に連絡してください。
コミュニティによる支援の声 (原文)
プレスリリースをご参照ください。https://www.linuxfoundation.org/press-release/2019/11/open-source-community-connects-global-5g-cloud-native-network/
Linux Foundationについて
2000年に設立されたLinux Foundationは、1,000を超えるメンバーによってサポートされており、オープンソース ソフトウェア、オープン スタンダード、オープン データ、およびオープン ハードウェアに関するコラボレーションにおいて世界をリードしています。Linux、Kubernetes、Node.jsをはじめとするLinux Foundationのプロジェクトは、世界のインフラに必要不可欠な存在です。Linux Foundationは、ベスト プラクティスを活用し、貢献者、ユーザー、およびソリューション プロバイダーのニーズに対応することにより、サステナブルなオープン コラボレーション モデルを生み出します。詳細については、www.linuxfoundation.org をご覧ください。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。