グローバルキャピタルフロー 2023年下半期 クロスボーダー分析アジア太平洋地域は依然としてグローバル資本の主要な資金源であり、投資先である

日本は、グローバルクロスボーダー資本の投資先の第3位にランクイン

 大手総合不動産コンサルティングサービス・投資運用会社であるコリアーズ・インターナショナル・ジャパン株式会社(代表:小笠原 行洋、本社:東京都千代田区、NASDAQおよびTSX:CIGI、以下コリアーズ・ジャパン)は、本日「グローバル キャピタル フロー 2023年下半期 クロスボーダー分析(和訳)」を発表しました。当レポートによると、アジア太平洋(以下APAC)地域は依然としてグローバルクロスボーダー資本の主要な資金源および投資先であることが明らかになりました。

 

投資額は2023年に底を打ったが、APAC地域では回復の兆し

2023年は、世界全体の投資額は10年平均の75%となり、世界金融危機以降で最低水準となりましたが、地域により異なっていました。

 APAC地域は、2023年において世界の中で最も好調で、投資額は10年平均の91%に達しました。APAC地域の業績は、第4四半期、主に12月に投資活動の大幅な回復にから、同地域が今後1年間で回復する可能性が高いことを示しています。

 北米は10年平均の68%、欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域は10年平均の半分強の52%でした。

 

世界のクロスボーダー資本の投資先トップ3に日本がランクイン

 APACは、引き続きグローバル資本の圧倒的な投資先であり、日本、中国、オーストラリア、シンガポールは、2023年下半期における世界のクロスボーダー資本の投資先トップ10に入り、日本は世界第3位となりました。


世界のクロスボーダー資本の資金源トップ10にAPAC地域の4カ国がランクイン

 シンガポール、香港、中国、日本は、2023年におけるグローバルクロスボーダー資本の資金源のトップ10に入っており、シンガポールと香港は、それぞれ世界第2位と第3位に、日本は第10位入りました。APACは資金源としても同様に好調でした。


金利上昇によりスプレットは縮小。世界の主要市場の中で最もゆとりのあるスプレッドの日本

 金利上昇が利回り/キャップレートに対するスプレッドに与える影響はよく知られていますが、2023年は、利回り/キャップレートが上昇したにもかかわらず、北米と欧州ではすべてのセクターでスプレッドが縮小しました。

 APACのスプレッドの広さは、APAC地域の取引量が過去の平均とほぼ同水準にとどまった主な理由です。日本における投資活動は、2023年には世界の主要市場の中で最もゆとりのあるスプレッドとなり、10年平均の82%に達しました。

 

APACと北米の成長見通しは明るい

 経済要因は、金融市場の状況とともに、投資活動を促進する鍵となります。2023年の経済情勢と2024年、2025年の予測は、中国が6%成長の全盛期から脱却しつつあるにもかかわらず、APACの力強い成長ストーリーを浮き彫りにしています。

 

金利はピークに達しており、2024年下半期まで利下げの可能性は低い

 金利に関しては、ピークに達し、大幅に低下すると予想されていますが、その時期と程度はまだ不透明です。


詳しくは、「グローバル キャピタル フロー 2023年下半期 クロスボーダー分析(和訳)」をご覧ください。

URL:https://www.colliers.com/ja-jp/research/global-capital-flows-h2-2023



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業種
不動産業
本社所在地
東京都千代田区丸の内3-2-3 丸の内二重橋ビル18階
電話番号
03-4572-8600
代表者名
小笠原行洋
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2016年12月