「PlantStream」米国AspenTech社の見積ツール「ACCE」との連携パッケージを正式リリース
初期設計から詳細設計まで、コスト精度とスピードを両立する業務フローを実現
株式会社Arent(本社:東京都港区、代表取締役:鴨林広軌)の子会社である株式会社PlantStreamは、プラント設計自動化ソリューション「PlantStream🄬」において、Aspen Technology社(以下、AspenTech)が提供する設備投資見積用ソフトウェア「Aspen Capital Cost Estimator™」(以下、「ACCE」)との連携パッケージ機能を、このたび正式にリリースいたしました。
AspenTechは、製造業やエネルギー業界などのプロセス産業向けに、設計・シミュレーション・最適化などの先進的な業務支援ソフトウェアを提供する、米国マサチューセッツ州本社のグローバルIT企業です。世界中の化学・石油・インフラ関連企業が導入する同社の「ACCE」と「PlantStream」の連携により、設計全体を通じた一貫した業務フローが実現されました。
本連携パッケージ機能の概要
「ACCE」は、プラントや工場などの大規模設備建設にかかる概算コスト(設備・資材・工事費など)を早期に試算できるソフトウェアで、世界中のエンジニアリング会社やプラントオーナーに活用されています。
今回の連携パッケージ機能では、「ACCE」で作成した機器リストや仕様データ(どのような設備をどこに設置するか)を、「PlantStream」に直接取り込むことが可能になりました。これにより、従来は手作業で行っていたデータ変換作業を省き、設計の初期段階から3Dモデリングを高速に進めることができます。
背景とねらい
これまで、プラントや工場の建設プロジェクトでは、投資判断や顧客提案の初期段階で「概算見積」と「設計イメージ」を同時に整えることが難しく、設計とコスト試算の間にギャップが生じるという課題がありました。
今回の連携により、以下のような統合的な設計プロセスが可能になります。
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初期段階のコスト試算(ACCE)から、3D設計(PlantStream)へのスムーズなデータ連携
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「PlantStream」で作成したモデルを、Smart 3D、AVEVA E3Dなどの詳細設計ツールへエクスポート
これにより、見積から設計、施工計画に至るまでを一気通貫でデジタルに接続する“業務のつながり”が生まれ、意思決定の迅速化とコスト精度の向上に寄与します。
また、本パッケージはArentが掲げる「アプリ連携型DX」の戦略思想に基づき、既存業務フローへの自然な統合を重視した設計となっており、今後のさらなる連携拡張にも柔軟に対応可能です。
※「Aspen Capital Cost Estimator™」は、Aspen Technology, Inc.の商標です。

お問い合わせ・デモのご案内
本リリースの内容に関するご質問や、導入をご検討中の企業様には、オンラインデモのご案内も承っております。
お問い合わせフォーム:https://plantstream3d.com/jp/contact-us/
PlantStream🄬について
「PlantStream🄬」は、プラント配管設計の自動化に特化した3D CADソフトウェアです。プラント業界大手の千代田化工建設株式会社とArentが共同開発し、2020年より提供を開始しました。
複雑な配管レイアウトを、経験やスキルに依存せず、直感的かつ高速に設計可能にすることで、従来1本の配管に約2時間かかっていた設計作業を、わずか1分で1,000本生成するレベルまで効率化しています。現在では、国内外30社以上のプラントオーナー・エンジニアリング企業で導入が進んでいます。
株式会社Arentについて
株式会社Arentは、「暗黙知を民主化する」をミッションに掲げ、建設DXを推進するDXのスペシャリスト集団です。顧客志向を徹底し、日本企業に眠る高度なコア技術をコンサルティングで見極め、システム化し、デジタル事業化(販売)までをクライアント企業とともに伴走しながら、一気通貫で提供しています。これまで多くの大手建設企業と共同でプロジェクトを推進しており、実績を基にした信頼性の高いサービスを提供しています。
会社概要
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会社名 :株式会社Arent
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所在地 :東京都港区浜松町2-7-19 KDX浜松町ビル3階
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代表者 :代表取締役社長 鴨林広軌
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設立 :2012年7月2日
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資本金 :5億72百万(2025年3月31日時点)
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事業内容 :DXコンサルティング及び新規事業創出、自社プロダクトの開発・販売
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コーポレートサイト:https://arent.co.jp/
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問合せ先 :info@arent3d.com
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