富士レビオHDとエーザイの神経変性疾患領域における血液バイオマーカーの共同研究と社会実装に関する覚書について
H.U.グループホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表執行役会長兼社長:竹内成和)の連結子会社である富士レビオ・ホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:石川 剛生、以下「富士レビオHD」)とエーザイ株式会社(本社:東京都文京区、代表執行役CEO:内藤 晴夫、以下「エーザイ」)は、このたび、神経変性疾患領域における、新規血液バイオマーカーの共同研究およびその社会実装に関する覚書を締結したことをお知らせします。
富士レビオHDとエーザイは、これまでアルツハイマー病(AD)関連の脳脊髄液中バイオマーカーを測定する検査試薬に関する共同研究を進めてきました。
このたび、長きにわたり、神経変性疾患領域に関する研究と検査試薬の開発に関する実績を有する富士レビオHDと認知症領域の治療薬の研究開発を行ってきたエーザイのそれぞれの専門性を融合することで、神経変性疾患の診断法の開発と実用化を加速できるとの共通の考えに基づき、パートナリングを推進することに合意しました。血漿中217位リン酸化タウ蛋白(p-Tau217)の検査試薬の社会実装、および新規血液バイオマーカーによる簡便な診断法の研究・開発、体外診断用医薬品の開発、実用化など、多岐にわたる協働の可能性を検討する予定です。
富士レビオHDとエーザイは、このたびの非独占的パートナリングを通じ、アンメットニーズの高い様々な神経変性疾患の診断技術の確立およびグローバルでの普及促進を進め、適切な治療の選択と提供ができる環境を整えることで、当該疾患の診断と治療の発展に貢献してまいります。
【富士レビオグループについて】
富士レビオグループは、H.U.グループの一員であり、臨床検査薬業界のリーディングカンパニーとして価値あるテクノロジーやバイオマーカー製品を提供する研究開発型企業です。ヘルスケア市場に新たな価値を創生し人々の健康と医療の未来に貢献していくことを使命とし、富士レビオ・ホールディングス株式会社の傘下に、日本・米国・欧州を拠点としたグローバル体制を整え、お客様に高品質な製品をお届けしています。
私たちは業界をリードする大手グローバルIVD(In Vitro Diagnostics:臨床検査薬)メーカー様と提携し、保有する高い技術と最先端のバイオマーカーに関する原料等を活用することにより、様々なプラットフォーム上における検査ソリューションの開発から製造、供給を行っています。詳細については、https://www.fujirebio.com/をご覧ください。
【エーザイ株式会社について】
エーザイ株式会社は、患者様と生活者の皆様の喜怒哀楽を第一義に考え、そのベネフィット向上に貢献する「ヒューマン・ヘルスケア(hhc)」を企業理念とし、この理念のもと、人々の「健康憂慮の解消」や「医療較差の是正」という社会善を効率的に実現することをめざしています。グローバルな研究開発・生産・販売拠点ネットワークを持ち、戦略的重要領域と位置づける「神経領域」「がん領域」を中心とするアンメット・メディカル・ニーズの高い疾患領域において、革新的な新薬の創出と提供に取り組んでいます。
また、当社は、国連の持続可能な開発目標(SDGs)のターゲット(3.3)である「顧みられない熱帯病(NTDs)」の制圧に向けた活動に世界のパートナーと連携して積極的に取り組んでいます。
エーザイ株式会社の詳細情報は、https://www.eisai.co.jpをご覧ください。SNSアカウントX、LinkedIn、Facebookでも情報公開しています。
以上
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