ペッツファーストグループ 里親探し活動レポート 2025年5月度
すべてのペットを幸せにする取り組み
ペッツファーストホールディングス株式会社(本社:東京都目黒区、代表:正宗伸麻)は、「Pets always come first」を理念に掲げ、ペットの一生に寄り添う企業です。当社グループでは、すべてのペットが家族と共に幸せな生涯を送れるよう、さまざまな取り組みを行っており、その一環として里親探し活動も実施しています。
2025年5月度時点での里親探し活動実績と、現在里親を募集しているペットについてご紹介します。
■ペッツファーストグループの里親探し活動とは
① 要ケアペット
当社が運営するペットショップ「P's-first」では、販売前の健康検査において健康管理に細心の注意を払っていますが、疾患が確認されるペットもいます。そのようなペットに対しては、ペッツファースト動物病院や当社グループのウェルネス管理センターで適切な治療を施します。継続的な投薬や定期的なケアが必要となるペットについては、十分な療養期間を経た上で、その特性をご理解いただけるご家族を里親として探します。

② アダプションペット
当社では、いかなる場合でも終生飼養を条件としてペットを販売していますが、飼い主の逝去や長期入院など、予期せぬやむを得ない事情が発生した際には、行き場を失う不幸なペットが発生しないよう、ペットの受け入れと里親探し代行を実施しています。
③ 保護犬・猫の譲渡活動
日本におけるペットの殺処分数を減らすため、2013年より保護犬・猫の譲渡活動を行っています。動物愛護センターや保健所などで保護されたペットを、健康診断や性格の見極めを慎重に行った上で預かり、社内検疫期間を経て里親探しを実施しています。
どのような背景を持つペットでも生涯を全うできるよう、最良の家族を見つけ出すことが、「Pets always come first」を掲げるペッツファーストの使命です。
※①②について対象となるペットはP's-first直営店において販売対象のペットとなります。
■2025年5月の譲渡会開催報告
すべてのペットが幸せで健康に、そして一人でも多くの方に豊かなペットライフを送っていただきたいという思いから、里親探しをしているペットと新しいご家族とが出会う機会を増やすため、定期的に譲渡会を実施しております。
2025年5月25日(日)、ペットケア&アダプションセンター日光にて第7回目となる譲渡会を開催いたしました。前回、ご好評をいただいた「ふれあいコーナー」では、ワンちゃんとのふれあいを楽しんでいただき、先住犬との相性を見るための場としてもご活用いただきました。

開催前日から天候が不安定でしたが、早朝には雨がやみ、屋外の犬舎でワンちゃんの見学をされる方も多く見受けられました。屋外の犬舎では、ワンちゃん同士で遊ぶ様子も見ていただき、普段の様子を知っていただく機会にもなったかと思います。

今回も関東近郊からおよそ20組、80名ほどのお客様が足をお運びいただき、本譲渡会では5頭の譲渡が決まりました。たくさんのご来場、誠にありがとうございました。
2025年6月開催の譲渡会の様子につきましては、次月の里親探し活動レポートにてご紹介させていただきます。
なお、2025年6月11日(水)道の駅うつのみや ろまんちっく村にて開催を予定しておりました出張譲渡会につきましては雨天延期となり、2025年6月30日(月)に同場所にて開催を予定しております。2025年7月27日(日)ペットケア&アダプションセンター日光での開催を予定しております、第8回譲渡会と合わせまして、皆様のご来場をスタッフ一同お待ちしております。

■里親様からの声紹介
譲渡会の開催においては、過去にペットケア&アダプションセンター日光にて生活をし、その後里親様にお迎えされたペットとそのご家族が里帰りとしても多く遊びにもきてくださいます。
2025年3月に開催の第6回譲渡会に里帰りとして、遊びに来てくださいましたオスカーくんのご家族にインタビューを行いましたので、ご紹介いたします。

●オスカーくんをお迎えするまでの経緯
オスカーのことを最初に知ったのは、YouTubeでたまたま見かけた動画でした。そのときすぐに行動はしなかったものの、ずっと心に残り続けていて、半年ほど経った頃に再び動画を見て「まだこの子がいるなら、会ってみたい」と思いました。実際に会いに行くと、とても可愛く、持病のことも踏まえて家族で慎重に検討した上でお迎えしました。
●巨大食道症という病気について
オスカーの「巨大食道症」という持病は、ごはんをふやかしてゆっくり食べさせ、水も立たせた状態で飲ませる必要があるので、日々のお世話は時間と手間がかかります。しかし、それでオスカーが少しでも良くなってくれれば、という想いで向き合ってきました。
●オスカーくんの現在の様子
オスカー自身も頑張ってくれて、今では固形フードも食べられるようになり、食欲も旺盛です。散歩も1時間ほどするようになり、運動を通じて筋肉もついてきました。それに伴い食道の状態も安定し、今では走り回るほど元気に暮らしています。
これからもオスカーがなるべく他の子と変わらない楽しく穏やかな生活を送れるように、家族である私たちがサポートしていきたいです。
【ケアスタッフより、里親様へのメッセージ】

幼い頃から症状と戦ってきたオスカー君、食事の体勢から時間、量などもコントロールしなければならなかった為、本人の望むように飲んだり食べたりをさせてあげられず、もどかしく思っていました。
少しずつ食後の立位時間を短縮出来てはいましたが、まさかこんなに早く他の子と変わらない生活が出来るようになるなんて…時間と愛情をかけ、オスカー君の症状と向き合っていただいた里親様には感謝の気持ちでいっぱいです。
また、実際に里帰りをしていただいた際は、見違えるほど健康的な体型になり、スタッフ一同非常に嬉しく思いました。
これからも、幸せいっぱいな毎日を過ごしてくれることを願っています。
オスカーくんのご家族はペットケア&アダプションセンター日光の公式YouTubeからオスカーくんの存在を知り、お迎えを決断してくださいました。公式YouTubeではその他、里親様を募集しているペットをご紹介しています。
当施設でのペットたちの暮らしや譲渡会の様子についても紹介しておりますのでぜひご覧ください。
引き続き、里親探し活動を継続するとともに、一日でも早く譲渡ペットに最良の家族を見つけることで、多くの方に豊かなペットライフを提供してまいります。
■2025年5月末時点での里親探し活動実績
ペッツファーストグループにおける里親探し活動は2016年の開始から9年目となり、累計での譲渡頭数は1,296頭(2025年5月末時点)となりました。直近での譲渡数推移は以下のようになっており、2025年5月度の譲渡頭数は10頭(要ケアペット8頭、保護犬・猫1頭、アダプションペット1頭)となっております

■里親募集中のペットについて
現在、ペットケア&アダプションセンター日光には2025年5月末時点で90頭が生活し、主に治療を終えた、または回復期にある77頭が⾥親を募集中です。なお、11頭は里親探し代行サービスの猶予期間中のため募集待ち、1頭は治療中、1頭は終生飼養を行う予定です。

最後に、現在、ペットケア&アダプションセンター日光にて生活をしながら、里親様を募集している大福くんと杏仁ちゃんをご紹介します。
① 大福くん(男の子 / 2024年7月2日生まれ)
人懐っこく、明るい性格の豆柴の男の子です。
皮膚が弱いため、定期的に薬用シャンプーをしていますが、定期的なケアで皮膚の状態は維持することができています。その他、健康状態は現状、問題ありませんので、ほかのワンちゃんと同じ生活を送ることができます。
遊ぶことも大好きな子ですので、たくさん一緒に遊んでくださる里親様を募集しております。

② 杏仁ちゃん(女の子 / 2024年7月25日生まれ)
元気いっぱいで遊ぶことが大好きなマンチカンの女の子です。
心臓の内部には4つの部屋があり、そのうち上2つの部屋を心房といいます。杏仁ちゃんは左右の心房を隔てる壁に生まれつき穴がある心房中隔欠損症の診断が出ています。心臓への負担を踏まえ、激しすぎる遊びは避けていただくことと定期的な動物病院の受診が必要となりますが、現状、特段の症状はなく、元気に生活しています。
人懐っこく、活発な子ですので、杏仁ちゃんのペースに合わせて一緒に遊んでくださる里親様を募集しております。

その他の里親募集中のペットも、下記サイト・SNSよりご確認いただけます。面会のご希望やお問い合わせは、こちらから受け付けております。
【公式Instagram】@petcare_adoption_nikko
【公式Youtube】https://youtube.com/@pfirst_nikko?si=dXSFQpN7Xe3Gm5hq
【里親募集中のペット一覧】https://www.pfirst.jp/protected_activities.html
私たちは受け入れたすべてのペットの命に責任を持ち、そのペットと家族が幸せなペットライフを送れるよう、今後も里親探し活動を続けるとともにペットの幸せのためにできる取り組みを実践してまいります。
■会社案内
【会社名】ペッツファーストホールディングス株式会社
【所在地】〒153-0063東京都目黒区目黒1-24-12 オリックス目黒ビル9F
【資本金】1億円
【代表者】取締役社長COO 正宗伸麻
【従業員数】1,230名(うち獣医師67名 愛玩動物看護師68名※業務委託含む)2025年4⽉末時点
●公益財団法人日本補助犬協会と連携し13頭の聴導犬と1頭の介助犬を育成しユーザーへ提供
●動物病院URL(https://pfirst-ah.jp/)
●ニュースレターアーカイブページ(https://www.pfirst.jp/newsletter.html)
<本掲載関連記事>
・vol.1 ペットの命を守るための取り組み〜売れ残ったペットはどうなるのか
・vol.3 ペッツファースト初の医療センター「ペッツファースト動物病院 代官山高度医療センター」を開院
・vol.4 「ペッツファースト動物病院 福岡大野城医院」開院〜なぜ動物病院を拡大するのか〜
・vol.5 第1回譲渡会を開催〜なぜペットケア&アダプションセンター日光を開業したのか〜
・vol.6 私たち動物病院グループの高度医療への取り組み
・vol.7 日本獣医生命科学大学との猫の難病FIPの共同研究の取り組み〜不治の病を治る病気へ〜
・vol.8 ペットの遺伝子病対策の取り組み〜重篤な遺伝子病で苦しむペットを生み出さないために〜
・vol.9 2023年マンスリーペットレポ―ト総括〜売れ残りを一頭も出さない、病気や死亡事故根絶のための取り組み〜
・vol.10ペット販売の生後8週齢(56日齢)規制に対する私たちの考え方〜生後60日齢での取引基準への引き上げに関するお知らせ〜
・vol.11ペット業界におけるペットオークションやブリーダーなどの日齢偽装問題への対策〜「生後60日齢以上への取引基準引き上げ」に関する進捗報告〜
・vol.12 すべてのペットが幸せな⽣涯を送るための取り組み〜いわゆる衝動買いや飼い主を失うペットをゼロにするために〜
・vol.14 ペッツファースト動物病院「FIP予防検診」開始のお知らせ〜不治の病から治る病気へ、そして予防できる病気を目指す〜
・vol.15 獣医師監修 社内資格制度「ペッツファースト社会化トレーナー」の導入について〜子犬・子猫の社会化のために〜
・vol.16 当社獣医師によるブリーダー向け往診事業について〜ペットの健康を出⽣前から守る取り組み〜
・vol.17 ペッツファーストは、ペットをご購⼊される前のご契約者様へ「ペットのお迎え前セミナー」を実
施しています。〜ペットの衝動買いを抑え、責任ある終⽣飼養のために〜
・vol.18 2024 年 ペッツファーストマンスリーペットレポート総括〜 売れ残りを⼀頭も出さない、病気や死亡事故を根絶するための私たちの取り組み〜
●マンスリーペットレポート (https://www.pfirst.jp/protected_monthlyreport.html)
※上記取り組みは直営のみ対象となります。一部、業務委託にて運営している店舗については実施していない項目があります。
■お問い合わせ先
【本掲載内容について】
ペッツファースト株式会社 広報部
電話番号 03-6910-4500/E-mail pr@pfirst.jp
担当者 粕谷・西河・小野
すべての画像