IPマーケティングサービス「Skettt（スケット）」、プレシリーズAで総額1.5億円の資金調達を実施

IP活用の包括支援サービスで地方・中小企業の認知拡大・売上向上を目指す。サービス提供内容の磨き上げと人員の拡充で、失敗しないIP活用の実現を。

株式会社Wunderbar

2024年2月7日 07時00分

IPマーケティングサービス「Skettt（スケット）」を運営する株式会社Wunderbar（本社：東京都渋谷区、代表取締役：長尾慶人）は、第三者割当増資、民間金融機関からのデットファイナンスにより、総額1.5億円の資金調達を実施し2022年から続いたプレシリーズAラウンドの調達をクローズいたしました。これにより、シード期からの累計調達額は約2億円となりました。Wunderbarはチームを拡大し、より多くの会社にIP活用の効果を実感いただけるよう、包括的な支援を行ってまいります。

「Skettt」の目指す未来

「Skettt」はWunderbarが運営するIPマーケティングサービスです。地方・成長企業の認知獲得・売上向上の支援に特化し、有名タレントの宣伝素材提供をはじめとするIP活用を軸としたマーケティング支援を行っています。

「Skettt（スケット）」

タレントサブスクという領域に強みを持っており、事務所提携数は70社以上、交渉可能タレントは800名以上にのぼります。サブスク型で導入可能な有名タレントの宣材素材は5万枚以上で、これまでの累計相談件数は4,000件を超えました。

導入企業の例

タレントサブスクは、従来のタレント起用に比べ、コストを抑えてタレント素材を活用することができるため、近年注目を集めているサービスです。このサービスの普及により、タレント広告は、それまで予算的な問題で活用できなかった地方・中小企業にも手が届きやすい施策となりました。この風潮の中で、「Skettt」は、タレントを活用したマーケティングの効果をさらに高めるにはどうすべきかを考えるようになりました。

そこで、「Skettt」が打ち出したのが、サブスク型の素材提供だけでなく、IP活用におけるそれぞれのフェーズに必要な仕組み・プロセスを網羅的に支援していく「IPマーケティング」です。IP活用のプロチームが伴走し、中長期でIPを軸とした戦略を立案し、予算を抑えたサブスク型の素材活用〜予算の大きいプロモーションまで提供できる体制を構築し、IPと共に事業成長をしていく企業様を増やしたいと考えております。

Wunderbarは、今後も「Skettt」を通じてIPをより多くの人々に届け、企業とIPホルダーの双方に新たな市場機会を創出し、企業の事業成長の支援とIPの可能性拡大を目指します。

調達した資金の使用用途

Wunderbarは、「IPの可能性を広げ、世界に衝撃と感動を」というビジョンを掲げ、エンターテイメントの根幹を支えるIP領域で更なる事業展開を行っていきたいと考えております。

「Skettt」の対応領域拡大イメージ

今回調達した資金は、これまで以上に手厚いサポートで地方・中小企業の事業成長を加速させる「IPマーケティングサービス」を提供するための環境づくりに充てていきます。

具体的には、プロダクション提携数の増強と採用の強化に注力してまいります。

①プロダクション提携数の増強と連携の強化

現時点で、「Skettt」は70社以上のプロダクションと業務提携を行い、交渉可能タレントは800名以上にのぼるまでになりました。地方・中小企業に対してより幅広いIP活用の選択肢を提供するためには、より多くのプロダクションとの連携が必要不可欠です。今後もより多くの多様なIPと連携していき、幅広い企画を生み出せる体制を構築してまいります。

②採用強化

「Skettt」では単なるタレント素材提供にとどまらず、企画・戦略の立案から効果測定までの一貫したIPマーケティングサービスで地方・成長企業をサポートしていきたいと考えています。このサービスを提供するためには、今以上に採用・組織体制を強化していく必要があります。特に、より手厚いマーケティング支援をすべく、来期は営業担当を中心に採用活動を行ってまいります。加えて、会社規模の拡大に伴うオフィス移転も予定しております。

最新の採用情報に関しましては下記採用サイトからご確認ください。
公式採用サイト：https://www.wantedly.com/companies/company_3806294

資金調達の概要

今回の資金調達の概要は以下の通りです。

・調達金額：約1.5億円

・調達方法：第三者割当増資、民間金融機関からのデットファイナンス

・資金用途：事業開発、マーケティング投資、採用・組織体制の強化

「Skettt」の誕生背景

SNSの普及により人々が日々受け取る情報が増えた現在、競合との差別化・認知施策はあらゆる企業にとって重要な課題となっています。

しかし、これまで認知度拡大やPRに効果的な「タレント起用」は、高額な費用、期間の制約、起用するまでの工数、事務所とのコネクションなどの障壁により、利用が大手企業に限定されていました。そのため、地方・中小企業は自社のブランディングに特に課題がありました。

そこで、より多くの企業にタレント活用施策を通じたマーケティング支援を届けるために、開発されたのが「Skettt」です。「Skettt」は最短1ヶ月から全国的に認知されている有名タレント素材（画像）を活用できることを強みとするIPマーケティングサービスです。

「Skettt」の仕組み

「Skettt」の特徴

「Skettt」は、東京都中小企業振興公社からの正式評価、及び日本SDGs協会より認定も受けており、中小・地方企業を主に対象としたマーケティング支援に特化しております。

「SKettt」の特徴

①業界No.1の事務所提携数・タレント数・素材数
・事務所提携数は70社以上

・交渉可能タレントは800名以上
・各タレント250枚以上の素材や、画像素材以外のテンプレも提供可能

②利用期間・条件の柔軟性

・1か月からお試し検証利用可能

・契約から最短即日で素材提供が可能

・「〇〇アンバサダー」などのクレジット表記不要

・素材活用以外のSNS投稿・タイアップ動画・アンバサダー契約等も相談可能

③コンサルティング・企画

・企画・戦略の立案から素材提供、施策実行、効果検証まで一貫したマーケティング支援

代表取締役CEO長尾慶人（ながおけいと）より

代表取締役CEO長尾慶人

この度、プレシリーズAラウンドにて1.5億の資金調達をいたしました。シード期からの累計調達額は約2億円となります。

私たちは「IP可能性を広げ、人々に衝撃と感動を」というビジョンを達成するため、動画メッセージ事業「VOM」を皮切りに様々な視点でIP（知的財産）の価値と向き合ってまいりました。振り返ると、目を逸らしたくなるような辛い局面の方が多かったと感じておりますが、IP領域に身を投じたこの2年半で多くの気づきを得たと同時に、日本国内のみならずグローバルでIPの可能性を感じることができました。IPという言葉の浸透もまだ浅い昨今、事業を通じて多くのお客様から期待と応援のお言葉をいただいたおかげで、立ち止まることなく今回の調達クローズを迎えることができました。心より感謝申し上げます。

今回の調達を通じて、マーケティング体制の強化及び、移転・増員を行う予定です。

これまでの「守り」から「攻め」に転じ、IP活用の場を拡大して参りたいと存じます。

IPは多くの人々の身近に存在しています。生活に溶け込んでいるため、目を向ける機会が少ないかと思いますが、インターネットネイティブ化が進む中で、人々が生み出すモノやデータは全てIPという"権利"として多くの可能性を秘めています。「誰かの笑顔は、誰かによって作られている」ように、人々の笑顔を生み出すコンテンツは全てIPから始まっていると考えています。

私たちは、IPの認知を広げ、IPを生み出す人を支援し、IPを通じた感動体験を創造し続けることが、その先にいる多くの人々の笑顔を広げていくことにつながると確信しております。

世界中の人々を笑顔に、そして明日を生きる希望を届けられるよう、尽くしてまいりたいと思います。