トランジションファイナンスを通じた脱炭素化支援

ー商船三井グループとのリース契約を締結ー

みずほリース株式会社

2025年1月28日 15時00分

当社は、事業活動における脱炭素化を推進する企業を、Enabler*1としてファイナンスを通じて支援することを目的に、「トランジションファイナンス及びトランジション・リンク・ファイナンス・フレームワーク」（以下、「本フレームワーク」）」*2を策定いたしました。また本フレームワークを活用した第1 号案件として、株式会社商船三井及びその子会社（以下、「商船三井グループ」）が運航する、自動車専用船（以下、「本船」）を対象としたオペレーティングリース契約（以下、「本件リース契約」）を締結いたしましたので、下記のとおり、お知らせいたします。

当社は、従来から「モノ」に対する専門性と商流に対する深い理解、高度な金融ノウハウを用いて、幅広い金融サービスをお客様へ提供してまいりました。足許では、金融サービスの提供に加えて、テクノロジーを活用した社会課題への対応や脱炭素への取り組みといった、お客様の抱えるさまざまな事業課題に対して、金融の枠を超えたソリューション・サービスの提供に注力しております。今般、Enablerとしてお客様の脱炭素・トランジション戦略の推進を支援するため、国際原則及びガイドラインに基づく本フレームワークを策定し、DNV ビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社（以下、「DNV」）から第三者意見書*3を取得いたしました。

本件リース契約は、商船三井グループが2024年1月に策定した「サステナブルファイナンス・フレームワーク」に基づき、注力する環境戦略や脱炭素社会の実現に向けた取組みの一環として導入する船舶を対象としており、環境・社会課題への取組みとして当社の取組むべき重要課題（マテリアリティ）と親和性が高く、社会的意義も大きいことから、本件リース契約の締結に至りました。なお、当社は2025年1月28 日付で本船のオペレーティングリースを組成・実行しております。

今後とも当社は、脱炭素化に資する金融・サービスを提供することにより、お客様の脱炭素・トランジション戦略の推進を支援してまいります。

*1）お客様の脱炭素に向けたトランジションを可能にするための活動の原資を調達する主体

*2）トランジションファイナンス及びトランジション・リンク・ファイナンス・フレームワーク

*3）DNV 第三者意見書①、DNV 第三者意見書②