あなたは○○トン!?個人の年間のCO2排出量計測で、脱炭素への貢献を可視化 全国一斉 デカボmyスコア調査 2025実施!

初となる都道府県別調査の結果、個人の年間排出量が少ない“デカボ”な県TOP3は栃木県、長野県、愛媛県!

Earth hacks株式会社

 生活者の声をもとに、脱炭素関連商品・サービスや事業の開発を目指す生活者共創型プラットフォームを展開するEarth hacks株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:関根澄人、以下「Earth hacks」)は、簡単な質問に答えるだけで個人の1年間のCO2排出量を計測できるツール「デカボmyスコア」を使用した47都道府県別調査を実施しました。

【 調査のサマリー 】

■“デカボ”な都道府県、TOP3は栃木県、長野県、愛媛県。

CO2排出抑制のカギは、地域内で完結する車中心の生活スタイルや農産物の自給率。

■個人あたりの年間CO2排出量が最も多い県は東京都。

フライト回数の多い都道府県は、全国的に見ても一人あたりのCO2排出量が高い傾向に。

■地域別では、九州エリアで大分県、北陸エリアで新潟県などが最も“デカボ”な県に。

自治体として初めて「デカボmyスコア」を導入した愛媛県は四国エリアで1位。

■日照時間が全国的に長い茨城県や山梨県は再生可能電力の使用が多い。

単身世帯の割合が高い東京都や北海道は、新品の衣服の購入数が多いという結果に。

■個人の年間CO2排出量を計測し、脱炭素への貢献を可視化する「デカボmyスコア」

 Earth hacksが2024年6月より提供を開始した個人の環境貢献を算出できるサービスで、国連とスウェーデンのインパクトテック企業Doconomy社が共同開発したCO2e*1排出量可視化ツール“Lifestyle Calculator”を活用し、生活者一人ひとりの行動によって排出される二酸化炭素相当量を測定することができるソリューションツールです。

 移動手段、ショッピング、住居、食事の4つの観点から、12問の簡単な質問に答えることで、個人の年間二酸化炭素相当排出量を算出することができ、生活者がライフスタイルの中でどれくらいの二酸化炭素を排出しているかを可視化し、またその行動の結果によって影響を及ぼすことのできる排出量を知ることが可能です。

*1 CO2e とはCO2 相当量に換算した値のこと

■最も“デカボ”な県は栃木県。個人あたりの年間CO2排出量が最も多い県は東京都に。

 デカボmyスコアを使用した初の47都道府県別調査では、個人あたりの年間CO2排出量が少ない“デカボ*2”な都道府県は、第1位 栃木県(4.32トン)、第2位 長野県(4.37トン)、第3位 愛媛県(4.40トン)となりました。一方で、個人あたりの年間CO2排出量が多かった都道府県は、第1位 東京都(7.28トン)、第2位 福島県(6.97トン)、第3位 神奈川県(6.94トン)という結果になりました。

*2 デカボ:脱炭素化の意味のDecarbonizationを使った名称

 フライト回数の多い都道府県は、全国的に見ても一人あたりのCO2排出量が高い傾向が見られます。特に東京都、福島県、神奈川県は、フライト由来の排出量でも全国上位に位置しています。この背景には、旅行やビジネスにおいて空港を気軽に利用できる立地の良さがあると考えられます。

 一方で、排出量が少ない県では、車の所有率が比較的高い一方、フライト回数は少ない傾向があります。これは、車を主な移動手段として生活に取り入れていることに加え、車の所有によって生活圏が地域内で完結しやすくなるため、長距離移動の必要性が低くなり、飛行機の利用が抑えられていることが要因と考えられます。また、都市圏へのアクセスの良さも、飛行機以外の交通手段の選択を後押ししている可能性があります。

■地域内での生活完結がカギ。四国エリアでは愛媛県、九州エリアでは大分県が最も“デカボ”な県に。

 地域別に調査結果を見てみると、北海道&東北エリアでは岩手県(4.52トン)、関東エリアでは栃木県(4.32トン)、東海エリアでは愛知県(5.28トン)、北陸エリアでは新潟県(4.52トン)、近畿エリアでは滋賀県(5.35トン)、中国エリアでは鳥取県(4.69トン)、四国エリアでは愛媛県(4.40トン)、九州&沖縄エリアでは大分県(4.75トン)が個人あたりの年間CO2排出量が少ない“デカボ”な都道府県という結果になりました。

 四国・九州地方は、県民一人あたりのCO2排出量が総じて低いことが特徴です。各県の都市とその周辺地域が比較的独立しており、車社会である一方、地域内で生活が完結するライフスタイルが確立されている点が要因の一つと考えられます。加えて、農産物の自給率が高く、食生活におけるCO2排出も抑制されている点も、排出量の低さに寄与しています。

 一方で、関東・近畿地方では、県ごとにCO2排出量のばらつきが大きく見られます。大都市圏では公共交通機関が発達しており、車の保有率は比較的低いものの、所得水準の高さに伴い、出張や旅行などでの飛行機利用や、引っ越しに伴う家電の買い替えが多く、排出量が増加する傾向があります。

 これに対して都市郊外では、定住傾向が強く、地場の農産物の消費も多いため、地域内で完結する車中心の生活スタイルが広く浸透しています。さらに、郊外にはゴルフ場や温泉などのアクティブな娯楽施設が多く存在し、都市部から訪れる人も多い一方で、地元住民にとっては日常生活の延長として利用されているのが特徴です。このように、飛行機などを用いた遠距離の非日常的レジャーではなく、地域内での楽しみ方が主流であることも、排出量抑制に繋がっていると考えられます。

■晴れが味方! 再エネ活用が進む“陽当たり良好”県

 再生可能電力の使用が多い都道府県を見てみると、日照時間が全国的に長い茨城県や山梨県、そして晴天日数が全国トップクラスの宮崎県など、太陽光発電に適した気候の地域が上位にランクインしました。こうした地域では、自宅や周辺地域に太陽光発電機を設置するのに適した土地柄から、再生可能エネルギーの利用率も高いのではないかと考えられます。気候風土がエコな暮らしを後押ししているといえるかもしれません。

■自分らしい一着を選ぶ ファッショナブルな都道府県

 新品の衣服の購入数が多い都道府県には、単身世帯の割合が高い傾向が見られました。家族と暮らしていない分、お下がりをもらう機会が少なく、新しく服を購入する機会が多いのではないかと考えられます。さらに、自分で服を選ぶ機会が多くなり、そのぶんファッションに対する関心やこだわりも自然と高まることも購入数が多い要因ではないでしょうか。

■愛媛県(四国エリアで1位/全体で3位)における脱炭素への取り組み

 愛媛県は、「2050年脱炭素社会の実現」を愛媛県地球温暖化対策実行計画の目標として掲げており、2024年6月より自治体として初めて「デカボmyスコア」を導入し、県民の脱炭素アクションを促進する「デカボえひめプロジェクト」を実施しています。本プロジェクトでは、県民主体のアクションを活性化していくことを目的に、県内の様々な企画やイベントを通じて生活者に「デカボmyスコア」を体験いただき、日々の暮らしの中で行動に踏み出すきっかけを提供しています。

デカボえひめプロジェクトHP:https://ehime-decarbo.jp/

愛媛県 環境・ゼロカーボン推進課 岸本係長からのコメント

 全国で初めて「デカボmyスコア」を導入したデカボ先進県として、本県が個人の年間CO2排出量が少ない都道府県トップ3に入れたことを嬉しく思います。2024年度は県プロジェクトを通じて1万人を超える方に「デカボmyスコア」に取り組んでいただきましたが、2025年度は引き続き個人のスコア化を行いながら、新たな仕掛けにも積極的にチャレンジし、脱炭素アクションの拡大・習慣化を目指して参ります。

■Earth hacks 代表取締役社長 CEO 関根澄人の見解

Earth hacks株式会社 代表取締役社長 CEO 関根澄人

東京科学大学大学院(旧:東京工業大学)生命理工学研究科修了。細胞学を研究しながら、生物多様性や地球温暖化など環境問題を伝えていくことを仕事にしたいと思い、博報堂に入社。入社後は様々な企業のブランディングなどを担当し、博報堂従業員組合中央執行委員長を経て、2020年4月から3年間三井物産に出向。2023年5月より現職。

 この度、Earth hacksは全国47都道府県における「デカボmyスコア」の一斉調査を初めて実施・発表いたしました。

 本調査では、地域ごとの皆さま一人ひとりの年間CO2排出量を可視化するとともに、都道府県ごとのライフスタイルや排出傾向の違いを見える化することで、地元らしさを感じながら、脱炭素をより身近に考え、取り組むきっかけとなることを目指しています。地域ならではの暮らし方や、そこに根付く“地元愛”は、無理なく続けられる脱炭素アクションにとって、欠かせない鍵となります。

 Earth hacksは、「脱炭素のために何かを我慢する」のではなく、「自分らしい、素敵な暮らし」の延長線上で、気づけば脱炭素に貢献している――そんな未来を目指しています。

 今後も全国の皆さまとともに、無理なく・楽しく・笑顔あふれる脱炭素社会の実現に向けて、新たな価値を共創してまいります。引き続き、どうぞご期待ください。

■共創型プラットフォーム「Earth hacks」について

「Earth hacks」は、Z世代をはじめとする脱炭素に関心がある方や、まだよく知らないという方にも脱炭素に向けた活動を身近に感じてもらえるよう、自分の生活にも取り入れたいと思えるライフスタイルやエシカルな商品の情報を提供したり、生活者の声をもとに、脱炭素関連商品・サービスや事業の開発を目指す共創型のプラットフォームです。CO2eを従来の製品と比較し、削減率(%)を表示するというユニークなアプローチ「デカボスコア」を企業や団体に提供しています。「Earth hacks」サイト内ではデカボスコアと共に環境価値の高い商品を紹介するなど、企業主体ではなく、Z世代をはじめとした生活者が楽しみながら脱炭素に貢献できる仕組みを提供しています。また、実際のビジネス課題を通じて社会課題の解決を考え、企業と学生が共創するビジネスコンテストプログラム「デカボチャレンジ」も実施し、企業とZ世代の脱炭素社会に資するビジネス共創を促進する取り組みも行っています。他にも、行政・地方自治体に向けソリューションとして「Earth hacks for Local」の提供を開始しています。

・ウェブサイト:https://co.earth-hacks.jp/

・Instagramアカウント:https://www.instagram.com/earthhacks.jp/

■デカボスコアとは

 Earth hacks が提供する、製品やサービスにおけるCO2排出量*の削減率をスコア化した指標です。従来の素材や手法を用いた商品等と比較し、環境に配慮した工夫によって変化するCO2排出量の削減率を表示し、製品やサービスの環境貢献度をひとめで、わかりやすく伝えます。2022年7月に提供を開始し、2025年6月時点で1000以上の製品・サービスへ導入されています。

*CO2排出量とはCO2e(温室効果ガス相当量)を指します。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

Earth hacks株式会社

6フォロワー

RSS
URL
https://decarbo.earthhacks.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都渋谷区渋谷 3丁目6番15号
電話番号
-
代表者名
関根澄人
上場
未上場
資本金
-
設立
2023年05月