ispace、円軌道到達に向けた軌道制御マヌーバを実施!(途中経過のお知らせ)

株式会社ispace

 株式会社ispace(東京都中央区、代表取締役:袴田武史、以下ispace)(証券コード9348)はMission 2 “SMBC x HAKUTO-R VENTURE MOON”(以下ミッション2)において、2025年5月28日(水)午後5時27分(日本時間)に、円軌道到達に向けた軌道制御マヌーバを予定通り実施の上、当該マヌーバの結果が良好であることを確認いたしました。

 

 この後、東京・日本橋にあるHAKUTO-Rミッション・コントロール・センター(管制室)では、円軌道上で軌道調整が必要かどうかの確認を、数時間から最大数日かけて実施してまいります。その結果、追加の軌道修正が不要で、着陸シーケンスの開始準備が整ったと判断される場合には、遅滞なくミッション2 マイルストーン Success 8の完了を発表する予定です。仮に軌道調整が必要と判断される場合には、改めて追加の軌道制御マヌーバを実施した後、適切に発表してまいります。お待たせしておりますが、Success 8の完了まで今しばらくお待ちください!

 

 ミッション2のRESILIENCEランダーは、2025年1月15日(水)15時11分(日本時間)に打ち上げられたSpaceX社のFalcon9によって所定の軌道に投入され、同日、午後4時44分(午前7時44分24秒 協定世界時)にロケットから分離されました。地球周回フェーズを経て2025年2月15日(土)午前7時43分(日本時間)には月表面から高度約8,400㎞の地点を通過し、民間企業による商業用の月着陸船としては史上初となる「月フライバイ」に成功。その後、低エネルギー遷移軌道上を約2カ月の長い期間をかけて、地球から最も離れた距離で約110万kmの地点まで到達しました。深宇宙の旅から帰ってきたRESILIENCEランダーは、2025年5月7日(水)午前5時41分(日本時間)に月周回軌道投入マヌーバに成功し、RESILIENCEランダーの月周回軌道投入を完了しました。

 

 ■ Mission 2 “SMBC x HAKUTO-R VENTURE MOON“ 着陸応援会 ライブ配信

 ispaceは、日本、米国、ルクセンブルクの全拠点の従業員や家族、その他関係者の皆さまと共に、日本時間2025年6月6日(水)午前4時24分に予定しているミッション2の月面着陸を見守ります。その様子は、公式YouTubeにてリアルタイムにライブ配信する予定です。成功すれば、日本初、アジア初となる民間月面着陸を、ぜひ一緒に見届けましょう。

 

HAKUTO-Rチャンネル(日本語):https://ispace-inc.com/chakuriku

 

ispaceチャンネル(英語):https://ispace-inc.com/landing

 

 

 

 ■ 株式会社ispace ( https://ispace-inc.com/jpn/ )について

 「Expand our planet. Expand our future. ~人類の生活圏を宇宙に広げ、持続性のある世界へ~」をビジョンに掲げ、月面資源開発に取り組んでいる宇宙スタートアップ企業。日本、ルクセンブルク、アメリカの3拠点で活動し、現在約300名のスタッフが在籍。2010年に設立し、Google Lunar XPRIZEレースの最終選考に残った5チームのうちの1チームである「HAKUTO」を運営した。月への高頻度かつ低コストの輸送サービスを提供することを目的とした小型のランダー(月着陸船)と、月探査用のローバー(月面探査車)を開発。民間企業が月でビジネスを行うためのゲートウェイとなることを目指し、月市場への参入をサポートするための月データビジネスコンセプトの立ち上げも行う。2022年12月11日には SpaceXのFalcon 9を使用し、同社初となるミッション1のランダーの打ち上げを完了。続くミッション2は2025年1月15日に打上げを完了し、最短2025年6月6日に、月面着陸へ再挑戦の予定。ミッション3(正式名称:Team Draper Commercial Mission 1)およびミッション4(旧ミッション6)は2027年に[i]打ち上げを行う予定。

 ミッション1の目的は、ランダーの設計および技術の検証と、月面輸送サービスと月面データサービスの提供という事業モデルの検証および強化であり、ミッション1マイルストーンの10段階の内Success8まで成功を収めることができ、Success9中においても、着陸シーケンス中のデータも含め月面着陸ミッションを実現する上での貴重なデータやノウハウなどを獲得することに成功。ミッション1で得られたデータやノウハウは、後続するミッション2へフィードバックされている。更にミッション3では、より精度を高めた月面輸送サービスの提供によってNASAが行う「アルテミス計画」にも貢献する計画。

 

HAKUTO-R ( https://ispace-inc.com/jpn/m1 )について 

 HAKUTO-Rは、ispaceが行うミッション1およびミッション2を総称する、民間月面探査プログラム。独自のランダー(月着陸船)とローバー(月面探査車)を開発して、月面着陸と月面探査の2回のミッションを行う。SpaceXのFalcon 9を使用し、2022年にミッション1(月面着陸ミッション)のランダーの打ち上げを完了。2025年1月15日にミッション2(月面探査ミッション)の打ち上げを完了し、最短2025年6月6日に、月面着陸へ再挑戦の予定。

 オフィシャルパートナーである株式会社三井住友銀行により命名されたMission 2 “SMBC x HAKUTO-R VENTURE MOON”には、新たな始まりやチャンスの意が込められている。

HAKUTO-Rはオフィシャルパートナーとして株式会社三井住友銀行、コーポレートパートナーとして、日本航空株式会社、三井住友海上火災保険株式会社、日本特殊陶業株式会社、シチズン時計株式会社、スズキ株式会社、高砂熱学工業株式会社、SMBC日興証券株式会社、Sky株式会社、Epiroc AB、株式会社ジンズ、栗田工業株式会社が参加している。 

 

[i]  2025年5月時点の想定

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会社概要

株式会社ispace

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URL
https://ispace-inc.com/jpn/
業種
倉庫・運輸関連業
本社所在地
東京都中央区日本橋浜町3-42-3 住友不動産浜町ビル3F
電話番号
-
代表者名
袴田 武史
上場
東証グロース
資本金
-
設立
2010年09月