日本の伝統技術を身につける、金属製の“継手(つぎて)ジュエリー”誕生
3月10日・11日に開催の京都知恵産業フェアで展示決定
精密金属部品メーカーの株式会社キャステム(広島県福山市、代表取締役:戸田拓夫)は、宮大工の有限会社匠弘堂(京都府京都市代表取締役:横川総一郎)と木造建築の技法で用いられる“継手”をデジタル技術で再現した金属製のジュエリーを共同で開発しました。3月10日・11日に開催の京都知恵産業フェア2021で先行して展示を行います。
- 継手とは
(写真:有限会社匠弘堂提供)
- 日本の建築技術を身につける
- 異業種の共同開発
3Dプリンターを複数保有しているキャステム京都LiQは、京都ならではの伝統工芸・技術の継承・保存にも取り組んでおり、その一環で継手も3Dプリンターで出力していました。そのプリント品が匠弘堂担当者の目に留まり「これをネックレスの留め具にしたら面白いのでは?」という何気ない一言から開発がスタートしました。
3Dで原型を起こし、継手の構造をそのままにユーザーが扱いやすいようにアレンジを施しました。そして、キャステムの微細で精度の高い部品を造る技術を活かし、金属を削って形を掘り出していく切削によって、パーツ同士がすき間なく重なり合う継手を再現した高精度な金属製ジュエリーが完成しました。
- 展示会概要
京都知恵産業フェア2021
会期:3月10日(水)・11日(木)10:00~18:00(11日は17:00迄)
会場:みやこめっせ(京都市勧業館)3階
https://www.kyo.or.jp/kyoto_chiefair/
【キャステム京都LiQビルについて】
広島県福山市にある金属部品メーカー株式会社キャステムが運営する、CTスキャンや3Dプリント、試作品製作などの依頼や相談が可能なものづくりスペース。本施設は高性能なデスクトップ3Dプリンタを複数導入しており造形サービスも受け付けています。3Dプリンタを活用した樹脂の試作品製作だけではなく、キャステムの本業であるロストワックス精密鋳造の技術による金属製品の試作も可能となっています。また、学生やデザイナー等にスペースを開放し、付加価値の高い製品の企画開発を進めたり、京都の伝統とデジタル技術を活かしたものづくりに挑戦しています。(http://www.castem.co.jp/kyoto_liq_bldg/)
【株式会社キャステムについて】
ロストワックス精密鋳造・メタルインジェクション(MIM)の技術を用いて、電車・工作機械・医療機器等あらゆる産業の精密部品の製造販売を主軸としています。その技術を活かし、2017年より個人のお客様を対象とした商品の企画・製造・販売を開始。有名スポーツ選手、アイドルの手型の金属オブジェやモンスターボール虫カゴ等、これまでに無いアニメ・漫画・スポーツ関連グッズを次々と生み出し、今大変注目を受けております。
その他、紙ヒコーキ、コマ大戦、モノづくりスペース(京都西院)、パニパニファーム(宮古島)など、常に常識にとらわれないモノづくりへの挑戦を行っています。 (https://www.castem.co.jp/)
【有限会社匠弘堂について】
匠弘堂は社寺建築の設計施工を手がける、創業21年目の京都の宮大工集団。故岡本棟梁の教え「見えるところは当たり前、見えないところほど気配りを」の遺志を受け継ぎ、宮大工の仕事を通して日本の木造建築技術を正しく伝え、大切な木の文化を守っています。(https://www.kyoto-shokodo.jp/)
【DESIGN WEEK KYOTOについて】
京都在住の有志を中心に、「京都が創造性溢れる街となっていくきっかけの場」を掲げ、様々なイベントを企画・開催しています。毎年2月には京都の町でモノづくりに取り組む工場・工房が、一般向けに開放され、国内外の様々な人との交流を通じて、京都が創造性溢れる街となっていくきっかけの場となることを目指す一大イベントが毎年開催されています。(https://designweek-kyoto.com/)
【本商品に関するお問い合わせ先】
京都LiQ:船津・須賀
TEL:075-325-1811
E-mail:kyoto@castem.co.jp
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