Zoom Workflow Automation が一般提供開始、ノーコードで簡単ワークフロー構築
複数機能アップデートで、AI Companion のサイドパネルも日本語対応に

※本メディアアラートは、2025 年 2 月 19 日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳版です。
・ Zoom Workflow Automation が、Zoom Workplace およびサードパーティ製アプリ全体での作業を効率化し、AI Companion を活用した要約や実行可能なインサイトを生成
・ Zoom Clips が AI Companion と連携し、大量のビデオクリップを生成できるアバター ライブラリを提供
2025年2月19日、カリフォルニア州サンノゼ - Zoom Communications, Inc.(NASDAQ:ZM)は本日、Zoom Workplace およびビジネス サービス全体での複数のイノベーションを発表しました。その中には、AI Companion のサポートを受けて、雑務を自動化することでより多くの仕事をこなせるようにするワークフロー ビルダー、Zoom Workflow Automation の一般提供開始が含まれます。Zoom Workflow Automation は、Zoom Meetings、Zoom Team Chat、Zoom Docs などを含む Zoom Workplace 全体およびサードパーティのアプリケーションにおいて、ユーザーが複雑なワークフローを構築できるようにします。また、新しい Zoom Clips アバターや、Zoom Rooms、Zoom Docs、Zoom Whiteboard の機能アップデートも発表しました。
Zoom の Head of Team Chat である Wei Li は、次のように述べています。
「AI によって人々に力を与え、より多くの仕事をこなせるようにすることは、私たち Zoom の使命であり、そのために Zoom Workflow Automation で AI Companion の機能を活用できるようにしました。組織は Zoom Workflow Automation を使用して、Zoom Workplace とサードパーティ製アプリ全体でワークフローを設定し、チームの作業を自動化することができます。Workflow Automation は、繰り返し発生するタスクの負担を軽減するだけでなく、技術的な経験のないチームでも簡単に使用することができます。」

Workflow Automation により、すべての人のタスクを簡素化
Workflow Automation では、IT 管理者とエンドユーザーの両方が、トリガーが発生すると一定の順序で自動的に実行されるステップやアクションを設定することが可能です。トリガーの例としては、ミーティング後に AI Companion が作成したミーティング要約を、自動的に Zoom Docs、Google Doc、または Word 文書の専用ドキュメントに追加し、その後 Team Chat チャネルで共有することが挙げられます。このように Zoom Workflow Automation と AI Companion を連携することで、チームの連携と生産性を維持することができます。複数のコラボレーター プラットフォームを使用するチームは、断片的なコミュニケーションに悩まされることが多く、情報やプロジェクトのアップデートを把握することが困難です。しかし Workflow Automation を使用することで、チームは常に最新情報を把握し、アクションを実行することができます。

ビジネスの運営効率を向上
IT 管理者や情報担当者にとって、手作業でワークフローを構築するのは時間のかかる作業です。しかし Workflow Automation を使用すれば、Zoom Workplace やサードパーティ製アプリ全体で組織のワークフローを効率化できます。
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ホスト側で Zoom AI Companion のミーティング要約を有効にすると、ミーティング後に参加者のアクション アイテムのリストを生成することができます。例えば、Workflow Automation を使用し、アクション アイテムをリストアップしたミーティング要約から Zoom Docs や Google Doc を自動的に作成するワークフローを設定することで、時間の節約につながります。
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Workflow Automation を使用して、適切なメンバーを含む Zoom Team Chat チャネルを自動的に作成することで、問題を迅速に解決できます。
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IT ヘルプデスクへのリクエストをフィードバック収集フォームで集め、従業員が必要なときに必要なサポートを受けられるようにします。
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条件付きロジックと順次自動化を組み合わせて、よりスマートでダイナミックなワークフローを構築し、Zoom Workplace のオープンなコラボレーション プラットフォームと Google、Microsoft、Jira などのサードパーティ アプリケーションをシームレスに統合します。サードパーティとの統合により、コンテキストの切り替えを減らし、作業効率を向上させることができます。

簡単に構築できるワークフローで生産性を向上
他のワークフロー自動化技術では、ワークフロー構築に関する経験や技術的な知識が必要とされますが、Workflow Automation はノーコード技術とテンプレートを使用してタスクを簡単に自動化するため、技術的な経験を持たないユー ザーでも作業時間を短縮し、より有意義なプロジェクトに集中することができます。
Workflow Automation は、ユーザーの 1 日を様々な方法で自動化します:
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定期的に指定された時間に、AI Companion が Zoom Team Chat の会話を要約して専用のチャネルや Zoom Docs に自動的に追加することで、チームが現在のプロジェクトに関して最新情報を把握できるようにします。
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チャットベースのフォームを使って、迅速な承認とチームメンバーへの自動通知を実現し、休暇申請の管理を簡素化します。
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テンプレート化されたフォームを使って、新しい Team Chat チャネル メンバーを速やかに迎え入れ、オンボーディング プロセスをサポートします。
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Team Chat チャネル内で、プロジェクトのステータス更新のための定期的なリマインダーを設定したり、絵文字のリアクションに対してカスタム レスポンスを割り当てて、よくある質問にワンクリックで回答することができます。
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特定のチームメンバーが応答した際に、チャット内で自動通知と承認ワークフローを作成します。
Workflow Automation はトライアル期間中、Zoom の有料プランをご利用の方は追加料金なしでご利用いただけます。Zoom デスクトップ アプリのバージョン 6.3.10 をダウンロードするだけで、今すぐ Workflow Automation をご利用いただけます。
Zoom Workflow Automation の詳細については、ブログ、ウェブサイト(英語)、サポートページ(英語)をご覧ください。
Zoom Workplace と AI Companion でコラボレーションを効率化
Workflow Automation に加えて、Zoom Workplace と AI Companion の機能もアップデートし、ミーティングの開始前、ミーティング中、終了後におけるコラボレーションがさらに便利になりました。
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AI Companion と連携した新しい Zoom Clips アバターで、Zoom Clips を大規模に生成します。ユーザーは、18 種類の事前生成されたアバター ライブラリからアバターを選択しスクリプトを追加するだけで、クリップを生成できます。テンプレートのアバターを使用することで、動画を何度も撮り直す必要がなくなり、不必要なミーティングを減らすことができるため、異なるタイムゾーンにいる場合でも効果的にコミュニケーションが取りやすくなります。AI Companion と連携した Zoom Clips アバターは、順次利用可能になる予定です。
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Zoom Docs のフォームを使って簡単にデータを収集できます。現在、Zoom Docs でフォームを作成・配布し、組織内外の相手から情報を収集できるようになりました。データテーブルのサブ行を使うことで、テーブル内で親見出しの下にネストされた項目を作成し、管理やプロジェクトの追跡がしやすくなります。フォームとデータテーブルのサブ行は、順次利用可能になる予定です。さらに、ダッシュボード機能を使ってデータテーブルから Zoom Docs 内で瞬時にチャートを作成できるようになりました。また、同期されたデータテーブルを使用して、異なるドキュメント間でデータテーブルをリアルタイムで更新することも可能になり、同期されたテーブルで行われた変更を他のドキュメントにも反映させます。
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Zoom Rooms のコンパニオン オーディオにより、ユーザーは高価な室内マイクを複数使用することなく、よりクリアなミーティング音声を得ることができるようになりました。これにより、参加者はノートパソコンのマイクを追加のミーティング音声源として使用し、音質と明瞭さを向上させることができます。このコンパニオン モードの新しい「リスニング」機能は、接続されたヘッドフォンや補助機器を通じてミーティングを聴くオプションを提供し、聴覚障害がある方や聞き取りが困難な場合に音声を改善するのに役立ちます。
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Zoom Meetings 用の YouTube アプリが近日登場予定で、Zoom Meetings 中に簡単に YouTube 動画を検索して視聴できるようになります。画面共有とは異なり各参加者に高品質な動画を提供し、一般的に発生する遅延なしで視聴できるため、より鮮やかでインタラクティブな体験を提供します。Zoom Meetings 用 YouTube アプリは、今後数週間以内に利用可能になる予定です。
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Zoom Meetings では、ポルトガル語の字幕サービスが強化され、今後ウェールズ語にも対応予定です。また、ヘブライ語の録音の文字起こしも近日中に提供予定です。
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Zoom AI Companion のサイドパネルは、さらに多くの言語で利用できるようになり、グローバルチームが AI Companion を使いやすくし、作業効率を高めるために必要な回答を得ることができるようになりました。このたび日本語にも対応し、現在 AI Companion と日本語、英語、中国語(繁体字および簡体字)、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、スペイン語、イタリア語、韓国語、インドネシア語、ポーランド語、ロシア語、スウェーデン語、トルコ語、ベトナム語、オランダ語でやり取りできるようになっています。
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Zoom Whiteboard では、高度な図の作成のためのコンテナを使用し、図を簡単に整理できます。図形パネルからコンテナにアクセスして、関連するオブジェクトを簡単にグループ化して整理できるようになりました。高度な図作成のためのコンテナ機能は、2 月末より提供を開始しました。
新しい Zoom Clips アバターを含む Zoom Workplace の機能拡張は、Zoom アカウントの有料サービスに追加料金なしでご利用いただけます。一部の機能は、地域や業種によってはご利用いただけない場合や、制限される場合があります。Zoom Workplace の詳細については、Zoom のウェブサイトをご覧ください。
Zoom ビジネス サービスでエージェントと営業チームを強化
Zoom は Zoom Revenue Accelerator、AI Expert Assist、ワークフォース管理の新機能を発表し、コンタクトセンターのエージェントと営業チームの顧客対応を簡素化し、管理者の人員配置計画を改善します。
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営業リーダーと収益組織は、Zoom Revenue Accelerator Mobile(ZRA Mobile)により、いつでもどこでも案件を前進させ、チームとコラボレーションできるようになりました。ZRA Mobile を使用すると、営業チームは空いている時間を生産的な収益創出の機会に変えることができ、スマートフォンから直接通話の確認、フィードバックの提供、インサイトの共有が可能になります。
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Zoom Contact Center のアカウント オーナーおよび管理者は、AI Expert Assist 用のカスタマイズ可能なスマートノート テンプレートを作成でき、ノート取りのプロセスを自動化し、顧客対応における一貫性を確保します。AI は、アカウント番号やエスカレーション要件などの重要な詳細をテンプレート形式で取得し、ビジネスニーズに合わせた標準化されたドキュメントを作成します。
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Zoom ワークフォース管理の管理者は、現在、休日や休業日、異常時などの特別な日をマークして予測を改善できるようになりました。管理者は、これらの特別な日のために業務量や対応時間を調整することができ、すべての変更を監査レポートで追跡しながら、より正確な人員配置計画を実現します。
Zoom ビジネス サービスの詳細については、Zoom のウェブサイトをご覧ください。
Zoom について
Zoom のミッションは、無限に広がる人とのつながりを可能にする AI ファーストのワーク プラットフォームを提供することです。Zoom Workplace でチームワークを再構築 – Zoom の AI Companion を搭載したオープン コラボレーション プラットフォームで、チームの生産性を向上します。Zoom Workplace とともに、Zoom Contact Center を含む営業、マーケティング、カスタマー エクスペリエンス チーム向けの Zoom のビジネス サービスは、顧客ライフサイクルを通じて顧客との関係を強化します。2011 年に創業した Zoom は上場しており(NASDAQ: ZM)、米国カリフォルニア州サンノゼに本社を置いています。詳細については zoom.com をご覧ください。
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