日本初の洋上風力着床式基礎(モノパイル)製造拠点竣工
~笠岡モノパイル製作所が4月1日に稼働!~
2024年4月1日
JFEエンジニアリング株式会社
JFEエンジニアリング株式会社(代表取締役社長:福田 一美、本社:東京都千代田区)は、このたび、洋上風力発電設備の着床式基礎(モノパイル式)を製造する拠点として笠岡モノパイル製作所(岡山県笠岡市、以下、「当製作所」)※1を完成させ、2024年4月1日に稼働を開始いたしました。これに先立ち、3月19日に竣工式をおこない、地元自治体、関係官庁、JFEグループおよび建設工事関係者ほか約200名が参加し、盛大に新工場の完成を祝いました。
モノパイルは、風車とタワー※2 を海中で支える巨大な構造物です。当製作所では最大で直 径12m、板厚130mm、長さ100m程度、重量約2500ton/基のモノパイルの製造が可能であり、発電事業者をはじめとする皆様の国産モノパイルへの期待にお応えできる体制がここに整いました。年間約10 万ton のモノパイル製造による国内経済への大きな波及効果に加え、2025 年度内に見込まれるフル稼働時には、約400 名程度の新規雇用が生まれます。
当製作所は、当社の鋼構造物製作における主力工場である津製作所以来、約50 年ぶりの新設工場となります。当社には、長年、大型鋼構造物製造で培ってきた加工・溶接技術があります。これをベースとして、欧州で数多くのモノパイル製造実績がある最新鋭設備の導入、 JFE スチールより供給される大単重厚板の活用、同社と共同開発した高能率・高品質で世 界最先端の溶接技術を融合し、モノパイルの製造に取り組みます。
当社は、世界最新鋭の工場で製造する世界最高水準のモノパイルを安定供給することで、 急拡大する日本の洋上風力発電事業発展に、大きく貢献してまいります。
※1 ニュースリリース モノパイル式基礎の新工場建設に向けた設備投資を決定 ~国内初の洋上風力着床式基礎製造拠点~参照
※2 風車と基礎構造物の間にある支柱
所在地
笠岡モノパイル製作所 概要
笠岡モノパイル製作所 全景
竣工式典でのベンディングマシーン起動の様子
本件に関するお問合わせは下記にお願いいたします。
JFEエンジニアリング株式会社 総務部広報室
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