IFS、TheLoopsを買収し「産業用AIワークフォース」を始動 — ミッションクリティカルな業務に特化したAIエージェントプラットフォームを提供

IFSジャパン株式会社

2025年6月26日、米国カリフォルニア州サンノゼ発-エンタープライズクラウドおよび産業用AIソフトウェアのリーディングプロバイダーであるIFSは本日、自律型AIエージェントテクノロジーの最先端イノベーターであるTheLoopsの買収を発表しました。TheLoopsのエージェント機能を産業分野に適用することで、IFSはミッションクリティカルな資産や業務プロセスを支える業界に特化した、AIエージェントプラットフォームを提供するベンダーとなります。

この買収は、業務を「追跡」するソフトウェアから、実際に「遂行」するソフトウェアへの移行を象徴するものです。IFSが提供するのは、セキュリティとガバナンスを導入初日から確保しつつ、レジリエンス(回復力)、生産性、測定可能なROIを提供する、エンタープライズグレードのAIエージェントプラットフォームです。これは「コーパイロット(補助)」ではなく「同僚」としてのAIを意味します。

IFSの最高経営責任者であるMark Moffatは、次のようにコメントしています。「AIがミッションクリティカルな業界にもたらす可能性は計り知れませんが、それは真の価値獲得のための仕組みが必要です。TheLoopsが持つエージェント機能により、お客様はプロセスの変革、運用効率の向上、そして“モーメント・オブ・サービス(顧客との重要接点)”における差別化を変革することを可能にします。私たちの提供するAIエージェントは、お客様のビジネスを導入初日から理解し、業界の言語を話し、ルールに従い、安全に業務フロー内で機能します。IFSはTheLoopsとの統合により、産業向けAIを『実行可能でスケーラブルなもの」として提供し、産業用AI分野でのリードをさらに拡大します。」

産業向けに構築されたAIデジタルワークフォース

この買収により、IFSのソリューションは大幅に強化され、多数の自律型AIエージェントが「構成可能」で「ガバナンス可能」でありながら、オペレーション環境を本質的に認識できるマルチエージェント環境が実現されます。IFSはこれらのAIエージェントを業界向けスイートに組み込むことで、規制の多い資産集約型セクターに特化したデジタルワークフォースを構築しています。

IFSとTheLoopsが融合することで、以下のような特性を持つエージェントが実現されます:

  • 業界と企業の本質を理解

  • 人間とともにリアルな業務フローに参加

  • お客様が定義するセキュリティ、データアクセス、コンプライアンス基準を遵守

  • 統合されたドメイン内での専門エージェントと連携

新たな自動化の時代へ

これにより、AIエージェントが継続的に「検索・推論・行動」することで業務を効率化し、処理能力を拡大、スキルを持つ従業員がより付加価値の高い業務に専念できるようになります。これは、従来の「パターン認識や予測」に留まるAIとは異なり、本当の意味で「自律的な意思決定と実行」を可能にします。

TheLoopsの最高経営責任者であるSomya Kapoor氏は、次のように述べています。「TheLoopsは、"インサイトだけでなくアクションを生み出すAI" を会社の使命に掲げてきました。IFSとの統合により、そのビジョンは新たな次元へ進化します。私たちは、産業現場の複雑さを理解し、“何を、どう、どのように安全かつ倫理的に行うべきか”を把握するAI自律エージェントを提供します。これはもはや実験ではなく、産業を変革する現実です。グローバルなお客様にこの革新をお届けできることを非常に嬉しく思います。」

IDCのアフターマーケットサービス戦略担当リサーチバイスプレジデントであるAly Pinder氏は「AIはあらゆる分野を変革していますが、その中でも産業分野における影響は最も顕著です。IFSによるTheLoopsの買収は、資産集約型かつサービス志向の業界にとって大きな可能性を開くものです。エージェント主導の意思決定が、新たなデジタルワークフォースの在り方を再考し、お客様への提供価値を高める手段になるでしょう。IFSは、状況認識に優れ、運用面で真にインパクトのあるインテリジェントな自動化を牽引する立場にあります。」と述べています。

IFSについて

IFSは、製造、サービス、および地球に電力を供給するハードコアビジネス向けの産業用AIおよびエンタープライズソフトウェアの世界有数のプロバイダーです。当社のテクノロジーにより、商品の製造、複雑な資産の保守、サービス中心の業務の管理を行う企業は、産業用AI™の変革の力を解き放ち、生産性、効率性、および持続可能性を向上させることができます。

IFSクラウドは、完全に構成可能なAIを搭載したプラットフォームであり、お客様の特定の要件とビジネスの進化に対して究極の柔軟性と適応性を実現するように設計されています。企業資源計画 (ERP)企業資産管理 (EAM)サプライチェーン管理 (SCM)情報技術サービス管理 (ITSM)、およびフィールドサービス管理 (FSM) のニーズに対応しています。IFSのテクノロジーは、AI、機械学習、リアルタイムデータ、アナリティクスを活用して、お客様が十分な情報に基づいて戦略的な意思決定を行い、サービスの瞬間 (Moment of Service™) を実現できるように支援します。

IFSは1983年に、最初のお客様の敷地の外にテントを張った5人の大学の友人によって設立されました。彼らは、年中無休で対応し、お客様のニーズを第一に考えていました。それ以来、IFSは80カ国で7,000人以上の従業員を抱えるグローバルリーダーに成長しました。機敏性、顧客中心主義、信頼という基本的な価値に基づいて、IFSは価値を提供し、戦略的変革を支援することで世界的に認められています。当社は、この分野で最も推奨されるサプライヤーです。その理由については、ifs.com/jaをご覧ください。

※本プレスリリースは、2025年6月26日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳版です。

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会社概要

IFSジャパン株式会社

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URL
https://www.ifs.com/jp/company/about-ifs/at-a-glance/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区大手町1‐2-1 Otemachi Oneタワー 27階
電話番号
03-5456-5480
代表者名
大熊 裕幸
上場
未上場
資本金
-
設立
1997年01月