【調査】(データで見るSaaS管理)SaaSの導入・管理実態アンケート
SaaSを情報システム部門が一元管理する割合は22%のみ!?シビアなコスト管理・柔軟な運営重視の傾向が進む一方、管理の属人化とリソース不足が課題に
お客様の売れるソフトウェアサービス/製品づくりを支援する株式会社SHIFT(本社:東京都港区、代表取締役社長:丹下 大、プライム市場:3697、以下SHIFT)は、企業のSaaS導入・管理の実態に関するWebアンケート調査を実施しました。本調査は、企業の情報システム部門(以下 情シス)におけるSaaSおよびWebサービス(以下 SaaS)の利用状況を明らかにすることで、企業のSaaS管理・選定を効率化し、業務の生産性向上を支援することを目的に実施しました。
■調査レポート:(データで見るSaaS管理)SaaSの導入・管理 実態アンケート調査
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●結果 SaaS管理を情報システム部門がすべて一元化していると回答した企業は全体の22%にとどまり、78%の企業は情報システム部門以外でも管理していることがわかりました。
●考察 SaaS管理体制の分散により、重複契約やセキュリティリスク、不要なコストなどが発生している可能性が考えられます。
調査の背景
昨今、情シスの多くが、日常業務に慢性的な悩みを抱えています。その要因には、深刻な人手不足や仕組み不足といった企業全体の課題を背景とする、“ひとり情シス”の問題、ノウハウ不足や課題を相談する相手の不在、さらには取り扱うシステムの高度化・複雑化に加え、シビアに求められるコスト管理などが存在し、これらが情シス業務をより一層圧迫していると考えられます。
SHIFTは、お客様である企業のDX推進、ビジネス・ITの課題解決をご支援していくなかで、多くの情シスが既存システムやSaaSの導入・運用などの管理業務、社内の問い合わせ対応などの守りの業務に翻弄され、旗振り役となるべきDX推進などの業務に十分に従事できていない状況を企業DX推進の課題であると捉えています。このような状況をうけ、SHIFTでは、自社開発のプロダクトとして企業の情シスが抱える困りごとを解決に導く、無料のSaaS・IT資産の一元管理ツール「ワスレナイ(※1)」を提供してきました。また、企業における情シスのリソース不足の課題に対する業務負荷軽減と、情シスの価値向上を目的とした伴走型支援、付加価値の高いBPOを提供する「情シス特化型運用支援サービス」も提供し、「ワスレナイ」の導入促進・活用と合わせ、「守りの情シス」から「攻めの情シス」への変革に取り組んでいます。
本調査は、企業の情シスにおけるSaaSの導入・管理状況を明らかにすることで、企業におけるSaaSの管理・選定を効率化し、業務の生産性向上を支援することを目的としています。*本レポートでは、「SaaSおよびWebサービス」を「SaaS」という総称で記載します。

●結果
71%の企業がSaaS管理システムを利用していないと回答しました。
●考察
企業におけるSaaS利用数が増加する一方で、SaaS管理システムの導入は途上にあることが推測され、SaaS管理システムの活用が業務の生産性向上に有効であると考えられます。

●結果
SaaS選定の基準は1位の「コスト(導入・運用費用)」が26%をしめました。次いで、2位が「使いやすさ・操作性」、3位が「機能の充実」という結果になりました。
●考察
SaaSの導入・運用に対するコスト意識の高さから、コストが意思決定のポイントになっています。また、ユーザー体験や実用性が重視されていることから、継続的な利用や組織定着を見越した導入が意識されていることが想定されます。

●結果
「システム管理(SaaS管理等)」という回答が最多で、次いで「セキュリティ管理」、「システム教育・トレーニング」をあげた企業の割合が多いという結果になりました。
●考察
システム管理にはSaaSを含むクラウドサービスの選定や運用も含まれ、日常的な更新や調整に多大な手間がかかる事が要因と考えられます。
調査サマリー
昨今、国内のSaaS市場は拡大傾向(※2)にあり、ユーザーニーズにともない業種や業務に特化したさまざまな種類、機能を備えたサービスが市場に展開されています。本調査では、SaaSを情シスが一元管理していると回答した割合は22%のみにとどまっており、残りの78%は情シス以外の部門また担当者が管理しているという現状が明らかになりました。これにはユーザーの業務効率や利便性が向上する一方、その数の多さや特定部門でのみ利用されるSaaSが増えていることなどが背景にあると考えられます。利用部門がSaaS管理をおこなう理由には、よりクイックなSaaS導入が可能となることなどが考えられますが、調査結果からもわかるように、情シスが懸念しているコストの無駄やセキュリティリスクへの課題感、日常的な更新や調整といった柔軟な運営のニーズには対応しきれていない可能性があります。この傾向は企業規模が大きくなればなるほど大きくなることも予想されます。また、調査結果からは人員不足に起因する業務負荷の大きさを情シスが課題として捉えていることも読み取れ、業務自体の生産性を向上する早急な対応が必要であること考えられます。
調査概要
▪調査期間:2024年12月25日〜2025年2月10日
▪調査方法:WEBアンケート方式
▪調査対象:企業の情報システム部門担当者
▪有効回答数:301件
▪調査レポート:(データで見るSaaS管理)SaaSの導入・管理 実態アンケート調査
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無料SaaS・IT資産の一元管理ツール「ワスレナイ」とは?
「ワスレナイ」は企業が使用するさまざまな「SaaS」や「ハードウェア」のアカウントや契約情報、利用状況などを可視化し、一元管理を実現するツールです。昨今拡がりを見せるSaaSの導入・管理にともなう情シスの業務負荷軽減と同時に、セキュリティ強化などの付加価値を提供しています。また、1社でも多くのお客様にご活用いただき、情シスの業務負担を少しでも軽減したいという想いから、「ワスレナイ」は導入から運用まですべて無料でご利用いただけるほか、導入・運用のサポート体制が万全に整備されているなど導入ハードルが低いことが特徴です。「SaaS」ごとのアカウント作成や削除を自動で行えるほか、シャドーIDの検出や利用実態の見える化など、生産性向上やセキュリティ強化、意思決定の効率化などに寄与します。

※1 「ワスレナイ」 サービスページ
※2 参考:総務省「令和6年版 情報通信白書の概要 第Ⅱ部-第8節 データセンター市場及びクラウドサービス市場の動向」
株式会社SHIFTについて
SHIFTは、金融機関などのエンタープライズ領域におけるミッションクリティカルな基幹システムから、ECサイト、スマートフォン向けのアプリ・ゲーム検証まで幅広い分野のお客様に対するソフトウェアの品質保証・テストサービスで事業基盤をつくり成長を続けてまいりました。現在は、「無駄をなくしたスマートな社会の実現」を目指し、ビジネスの構築からシステ厶の企画、開発、運用、セキュリティやマーケティング領域、さらにはDX推進まで、お客様のITにまつわるあらゆるビジネス課題の解決をご支援しています。
・名称:株式会社SHIFT
・代表:代表取締役社長 丹下 大
・住所:東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ森JPタワー
・コーポレートサイト:https://www.shiftinc.jp/
・サービスサイト:https://service.shiftinc.jp/
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