宮本亜門×市村正親&鹿賀丈史 ミュージカル『生きる』密着ドキュメンタリー 9/23(日)13時よりBS-TBSにていよいよ放送!
今秋10月上演ミュージカル『生きる』の舞台裏に密着した特別番組が9月23日(日)13:00より、BS-TBSにて放送される。
日本の映画史上、世界にもっとも影響力のある映画監督・黒澤明が1952年に発表した代表作「生きる」が、世界で初めてミュージカル化される。
演出を手がけるのは、日本を代表する演出家の宮本亜門。作曲・編曲は、ブロードウェイで数々の作品を手がけ、グラミー賞の受賞経験も持つ、ジェイソン・ハウランド。脚本・歌詞は、ディズニー映画「アナと雪の女王」の翻訳・訳詞に代表される日本屈指のミュージカル作家、高橋知伽江。
主人公の渡辺勘治役は、市村正親と鹿賀丈史がWキャストで務める。ふたりは40年以上ミュージカル界を牽引してきた劇団時代からの同志。彼らの存在が、ミュージカル初挑戦となる市原隼人など、若い世代の俳優たちにとっても大きな支えとなっている。
特別番組(9月23日13時よりBS-TBSにて放送)では、黒澤映画がミュージカルになるまでの過程を追いかけた。何度も台本を書き直し、妥協をしないクリエイティブ・スタッフたち。それに食らいつく役者たち…「生きる」というテーマ、そしてこの時代にどんなメッセージを残せるか、それぞれが自問しながらも、新作舞台に挑戦していく様子を描いた密着ドキュメントだ。
今月6日には、キャストやスタッフが一同に集まる「顔合わせ」が行われ、日本発のオリジナルミュージカルの成功を誓った。この日が黒澤明氏の20年目の命日であったことも運命的である。
宮本亜門が手掛ける情熱的な演出によって、思わず笑ってしまう滑稽なやりとりもあれば、豪華なダンスナンバーもあり、舞台袖にいるスタッフでさえ必死に涙をこらえなくてはならないほどに感情を揺さぶられる切ないシーンが押し寄せる。セリフの少ない映画とは違い、その心情を音楽や歌で表現するミュージカル版は、黒澤監督がこの作品に込めたメッセージを、また新たな輝きをもって観客に届けられ、日本人の心を震わせてくれることだろう。
【放送詳細】
「黒澤映画がミュージカルになるまで」
~市村・鹿賀・亜門が挑む!世界初演の舞台裏~
9月23日(日)昼1:00~1:30 BS-TBSにて放送
【公演概要】
黒澤明没後20年記念作品
ダイワハウスpresents ミュージカル『生きる』
―あらすじ
役所の市民課に30年勤める課長の渡辺勘治(市村・鹿賀/Wキャスト)は、まもなく定年を迎えようとする矢先に、当時は不治の病とされていた胃がんになり、余命わずかと知る。時間が残されていないことを知った渡辺は、これまでの人生を考えて苦悩し、一時はやけ気味で夜の街を歩き、知り合った小説家(新納・小西/Wキャスト)と遊びまわるが、心はむなしいばかりで、息子の光男(市原隼人)にも打ち明けられずにいた。そんな折に偶然街で出会った同僚の女性(May'n、唯月/Wキャスト)から刺激を受け、市民が求めていた公園の建設を成し遂げようと思い立つ。かけがえのない人生をどう「生きる」か…そこに込められた渡辺の夢とは…?
公演日時:10月7日(日)プレビュー公演/10月8日(月・祝)~28日(日) 本公演
会場:TBS赤坂ACTシアター
※本作は東京公演のみ、地方公演なし
作曲&編曲:ジェイソン・ハウランド
脚本&歌詞:高橋知伽江
演出:宮本亜門
出演:市村正親/鹿賀丈史(ダブルキャスト)、市原隼人、新納慎也/小西遼生(ダブルキャスト)、May’n /唯月ふうか(ダブルキャスト)、山西 惇 ほか
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