スタディポケット、学校現場で使える60言語対応のリアルタイム双方向通訳「AI通訳」を発表。製品化に先立ち、全教員アカウント向けに体験版を無償提供
日本語指導が必要な児童生徒・保護者との対話を、安心・安全な音声AI基盤と教育現場に寄り添う設計で支援
スタディポケット株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:山地瞭/鶴田浩之、以下「スタディポケット」)は、学校向け生成AIサービス「スタディポケット for TEACHER」において、60言語に対応したリアルタイム双方向通訳機能「スタディポケット AI通訳」を発表いたします。また、今年度中の製品化に先立ち、学校教員向けの体験版を、2026年6月1日(月)より、提供開始いたします。

本機能を活用いただくことにより、外国籍をルーツとするなど、学校現場における日本語指導が必要な児童生徒へのサポート、その保護者とのコミュニケーションの補助、留学生の受け入れサポートなどにご活用いただけます。
体験版のご利用期間は 2026年7月31日(金)正午 までで、既存のすべてのスタディポケット教員アカウントに追加費用なく、利用制限なく無償で提供します。利用にあたっては、特別な設定なくお試しいただけます。また、スタディポケットを未導入の自治体・学校法人・学校についても、これからの新規のお問い合わせに応じて、体験用アカウントの発行をご相談いただけます。
本機能は、社内研究開発チーム「スタディポケット 教育AIイノベーションラボ(通称「AIラボ」)」から生まれた最新機能です。正式な製品化に先立ち、教育現場での活用場面、必要な機能、導入規模、価格設計に関するニーズ調査を行い、今後の正式提供に向けた検討を進めてまいります。
開発の背景
文部科学省が公表した令和5年度調査では、日本語指導が必要な児童生徒は69,123人にのぼり、令和3年度の58,307人から大きく増加しています。学校現場では、児童生徒本人への声かけだけでなく、保護者面談、生活指導、進路相談、保健室・事務室でのやりとりなど、日常的な場面で多言語コミュニケーションが求められています。
一方で、すべての学校に十分な通訳者・母語支援員を常時配置することは容易ではありません。こうした課題に対し、「スタディポケット AI通訳」は、教員が普段使っている端末上で、会話をリアルタイムに文字起こし・通訳し、児童生徒や保護者との意思疎通を支援します。

「スタディポケット AI通訳」の主な特長
◆ 60言語に対応したリアルタイム双方向通訳
日本語、ポルトガル語、中国語、フィリピン語、英語、スペイン語、ベトナム語、韓国語など、学校現場で利用頻度の高い言語を選びやすく配置。選択した2言語間で、音声をリアルタイムに認識し、原文と通訳結果を画面に表示します。

◆ 話者識別と会話履歴
会話中の発話は話者ごとに色分けされ、発話の流れを追いやすい設計です。通訳セッションは履歴として保存され、後から内容を確認できます。
◆ 対面で見せやすい画面設計
通常の2カラム表示に加え、対面で座る相手にも画面を見せやすい「対面モード」、教室や面談室で大きく表示できる「全画面モード」、視認性を高める文字サイズ変更に対応しています。

◆ 授業・面談など “学校環境” に強い音声AIを採用 ─ グループ学習でも活用可能
「スタディポケット AI通訳」は、教室や面談室など、必ずしも静かな環境だけではない学校現場での利用を想定しています。採用しているリアルタイム音声認識・翻訳技術では、自然な会話、早口、話者の切り替わり、複数言語が混ざる発話、グループ学習時での使用など、実際のコミュニケーションで起こりやすい状況への対応が重視されています。
保護者面談、生活指導、授業中の声かけ、校内での相談対応など、先生と児童生徒・保護者がその場で意思疎通する場面を支援します。
◆ 教科横断で使える、学校文脈に寄せた通訳
本機能では、教育現場で使われる語彙や文脈を踏まえた通訳を目指しています。数学・理科・社会などの教科語彙に加え、学校生活で頻出する言葉を教育用コンテキストとして設定。今後も、専用の辞書登録(コンテキスト)を行うことで、多様な教育言語に対応します。教科書に出てくる用語や学校独自の説明が含まれる場面でも、単なる逐語訳ではなく、会話の意味や文脈を踏まえた自然なコミュニケーションを支援します。
◆ オプトアウトされた設計、データ保護に配慮した音声AI基盤
「スタディポケット AI通訳」では、音声認識・通訳基盤として Soniox (※注1) を採用しています。Soniox は、音声データおよび文字起こしデータをモデルの学習やサービス改善に利用しない方針を明示しており、原則として利用者が明示的に保存を依頼した場合などを除き、音声・文字起こしデータを保存しないとしています。
学校現場で扱われる会話には、児童生徒・保護者に関する情報が含まれる可能性があるため、スタディポケット AI通訳では、音声そのものをスタディポケット側で保存しないよう設計されています。音声はブラウザから音声認識基盤に送信され、スタディポケット側では、利用者が後から確認できるよう、通訳セッションのテキスト結果・話者情報・利用時間等のみの限られた情報を保持します。正式提供に向けて、学校・自治体での運用に適した保存範囲や管理方法を検証してまいります。
※注1 Soniox は、リアルタイム音声認識・翻訳技術を提供する米国の音声AI企業です。SOC 2 Type II、HIPAA、GDPR への対応を公表しており、音声データおよび文字起こしデータをモデルの学習やサービス改善に利用しない方針を示しています。
◆ 体験版を通じたニーズ調査
体験版の提供や事例創出を通じて、得られた活用場面、通訳精度、原価構造の検証、正式導入ニーズ、自治体・学校法人単位での導入相談の希望などを伺い、正式提供時の機能改善ならびに価格設計に反映していく予定です。

製品化に向けて予定価格は現時点では未定ですが、従来の市場製品と同等水準またはそれを下回るご提案を目指しています。
※ 体験版のご提供については、原則として「教員向け」のご案内となっておりますが、製品化後は、本システムの利用ニーズのある「児童生徒向け」と「教員向け」の双方への環境提供を予定しております。
■ 開発担当者の声
日本語指導が必要な児童生徒や、外国にルーツを持つ保護者とのコミュニケーションは、学校現場における大切な日常の一部になりつつあります。一方で、必要な場面にいつでも通訳者がいるとは限らず、先生方が身振りや翻訳ツールを組み合わせながら対応している場面も少なくありません。
AI通訳は、そうした現場の負担を少しでも軽くし、子どもや保護者が安心して学校とつながれる環境をつくるための試みです。2026年5月に開催された「EDIX東京」の展示会でも本製品への一定のニーズが確認されたことを受け、当社の自主企画として、全教職員アカウントを対象とした大規模な検証を行う運びとなりました。
まずは体験版として広く使っていただき、学校・自治体の皆さまの声をもとに、教育現場で本当に使える形へ育てていきたいと考えています。
また、スタディポケット株式会社には、多国籍なルーツを持つ社員が所属しており、そうした社員の想いも、本製品が誕生するきっかけの一つとなりました。
「スタディポケット AI通訳」の概要

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体験版 |
製品版(予定) |
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対象 |
スタディポケット for TEACHER の教員アカウント |
教員アカウント・児童生徒アカウントの双方を想定 |
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提供時期 |
2026年6月1日(月)〜 |
2026年8月以降を予定 |
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費用 |
無償 |
未定。体験版での利用状況・ニーズ調査をふまえて価格・プランを決定 |
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導入方法 |
既存教員アカウントへ新機能として順次提供。未導入の自治体・学校法人・学校は、問い合わせにより体験用アカウント発行を相談可能 |
学校単位・自治体単位での導入相談を受付予定 |
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対応デバイス |
教職員の校務PC・タブレット端末等でWebアプリケーションとして利用可能。 |
児童生徒のGIGA端末、教職員の校務PC・タブレット端末等でWebアプリケーションとして利用可能。 |
※体験版は、製品化前のニーズ調査・事例創出を目的として提供します。正式提供時の対象・価格・提供条件は、体験版での利用状況を踏まえて決定します。
会社概要
【会社名】スタディポケット株式会社
【所在地】〒100-0011 東京都千代田区内幸町2-1-6 日比谷パークフロント19F
【代表者】代表取締役 山地 瞭/鶴田 浩之
【設⽴】2019年7⽉
【事業内容】
・生成AIを活用した教育ソフトウェアの開発事業
・校務DXに関する支援事業
・教育サービス事業
【認定/採択】
・文部科学省「学校DX戦略アドバイザー事業」サポート事業者 (生成AI分野)
・経済産業省「未来の教室」令和6年度教育イノベーター支援プログラム(EOL)採択企業
・ISMS国際規格「ISO/IEC 27001:2022」認証取得組織
【スタディポケット 公式サイト】
資料請求フォームより本製品の導入お問い合わせが可能です。
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