熱海発着!3月の参拝コースのご案内【伊豆88遍路】
全12回で首都圏から日帰りで88ヶ所の寺院を結願できる伊豆88遍路。江戸時代からある由緒正しい霊場で、江戸時代には江戸から多くの参拝者が訪れていました。大自然の中で日本の歴史文化をお楽しみください。

■壮大なスケールの巡礼地
伊豆半島の中心から始まり北上して三島へ向かい、伊豆半島全体を時計回りに巡り最後に修禅寺へ。400kmを超える壮大なスケールの巡礼地。
江戸時代にどうやって札所を制定し、どうやって人々は参拝したのだろうか。コンビニも無ければ、携帯電話も無い時代に、多くの参拝者が江戸から訪れていました。
石碑などの記録はあるものの不思議でならない。
江戸時代からある霊場の共通の魅力は、札所と呼ばれている寺院のつなぐ道が、江戸時代では主要道路として利用されてきた道です。
特に伊豆八十八ヶ所霊場は、遍路道が保存されている訳でもなく、鉄道や国道が整備されて主要道路は別の所を通っています。だいぶ朽ちてしまってた道もありますが、伊豆の札所をつなぐ道を歩いて辿ると、江戸時代の風情を感じる事が出来ます。
■第3回は「水の都三島から熱海へ」
三島市は、富士山の湧水が湧く「水の都」です。楽寿園と源兵衛川は、季節になるとホタルが舞う「美しい水の都」を象徴する川です。白滝公園と菰池公園では夏休みの子供達で賑わいます。午後からは、江戸時代には伊豆88遍路最大の難所とされる箱根を超えて東光寺に向かいます。十国峠は、北に富士山、西に駿河湾、東に相模湾、そして十国を見渡せた峠ということで昔から拠点となっていました。そして熱海に向かいます。

(8:30)熱海駅
新幹線:東京駅07:26-熱海駅08:10(¥3,740-)
東海道本線:東京駅06:30-熱海駅08:19(¥1,980-)
レンタカーは概ね12時間で1万円程度

(8:55)第20番札所「養徳寺」
1387年に用固という僧によって開創されました。 1789(寛政元)年10月に火災によって堂宇や記録などが全て焼失したため、詳細な沿革は不明となっています。見どころは、見事な枯山水の石庭。

(9:35)第21番札所「龍澤寺」
1761年3月に白隠によって開山したとされますが、それ以前から臨済宗の寺院として在り、空海によって開創とも伝えられています。 一時期荒廃したものの、大正期に山本玄峰によって修行のための寺として再興されました。※接心時期注意

(10:10)第19番札所「蓮馨寺」
1289年に、浄土宗の僧である星誉によって開創された由緒ある寺院です。 しかし、豊臣秀吉の小田原征伐の際の三島焼き払いで焼失した他、類焼や震災、明治期の大火による火災を重ね、沿革は不明となっています。

(10:30)観光「三嶋大社・楽寿園」
創建の時期は不明ですが、古くより三島の地に鎮座し、奈良・平安時代の古書にも記録が残ります。 三嶋神は東海随一の神格と考えられ、平安時代中期「延喜の制」では、「名神大」に列格されました。社名・神名の「三嶋」は、地名ともなりました。

(12:00)三島市内食事「うなぎ」
三島は昔から富士山の湧水で水がきれいな事から「うなぎ」も有名です。第19番札所「蓮馨寺」の向かいにある「桜や」はとても有名で、昼には観光客で賑わいます。他にも老舗の「うなよし」など、多くのうなぎ屋があるので、ぜひ、お楽しみください!

(13:00)第22番札所「宗福寺」
1590年に豊臣秀吉が小田原を攻めた際、出城となった山中城で出た戦没者を追悼するために創建された寺院です。最近、建て替えて綺麗になりました。

(13:55)第23番札所「東光寺」
第19番札所「蓮馨寺」から三島を観光をしないで、富士山を一望できる十国峠で観光と食事も楽しめます。十国峠からすぐの所に第23番札所「東光寺」があり、現在本尊とされている延命地蔵菩薩は、源頼朝に依るものです。

(15:10)第24番札所「般若院」
伊豆山神社の別当寺であった走湯山東明寺が全身です。 徳川家の厚い崇敬を受け、寺号を改めた際も徳川家康によって命名されたと云われています。大師堂には、弘法大師自ら刻んだとされる等身大の大師像が安置されています。 また、境内には足湯があります。

(15:50)第25番札所「興禅寺」
藤原藤房が出家し、名を授翁と改め、この地を訪れた際に創建されました。 本尊の十一面観世音菩薩はこの授翁の護身仏であると云われています。 その後、一旦寺院は荒廃しましたが、寛永年間に再興されました。

(16:30)長谷寺の本寺「善修院」
善修院は26番札所長谷寺の本寺です。延文元年(1360年)足利幕府第2代将軍足利義詮の時代に真言宗・法雨山利権院として創建され、のちに臨済宗・法雨山慈恩寺となり、その後真言宗・法雨山善修院となり現在にいたります。

(16:55)第26番札所「長谷寺」
行基上人が網代の屏風ヶ岩で修行していた時、付近に漂着した霊木から観音像を彫り、洞窟の中に安置したと云われています。この霊木が奈良県の長谷観音像を彫った木の末木であったことから、奈良・鎌倉の長谷観音と共に「一本三体観音」とされています。

(17:45)熱海駅
〇伊豆半島は「車」が便利
伊豆半島の最南端の街である下田に行くには、公共交通機関である電車やバスでも行けますが、伊豆縦貫道が整備されたことで「車」が一番早いです。電車は海岸線に沿っていることと高低差があるのでゆっくり走ります。残念ながら車よりも遅く、南に行くとバスも本数が少ないために、結局は自家用車やレンタカーが機動力もあって便利です。レンタカーもTimesなどが普及しているので、熱海駅から12時間借りても1万円程度なので、2人以上であれば電車よりもリーズナブルです。
■立ち寄りたいイベント

月ヶ瀬 梅まつり
開催場所:伊豆市
開催期間:2月16日-3月9日
国道414号沿いの月ヶ瀬温泉から北へ1.5㎞ほどはいった山の斜面に広がる梅林。
伊豆月ヶ瀬梅組合が特産品の梅シロップや梅干し用に栽培しているもので、6.5haの敷地に白加賀、南高、改良内田、古城の4種類1,600本が植栽されています。

熱海海上花火大会
開催場所:熱海市
開催期間:3月23日
夜空に広がる花火や、水面に映る花火、そして、フィナーレを飾る「大空中ナイアガラ」の美しさは、瞬きを忘れるほど!心にずっと残る思い出ができる、熱海ならではのイベントです。

熱海城桜祭り
開催場所:熱海市
開催期間:3月22日-4月6日
城の岬庭園(全面芝生)で開催されるお花見イベントです。
城周辺にある約200本の桜(ソメイヨシノ)をお楽しみください。
■伊東園グループに宿泊で記念シールをプレゼント
伊豆半島全域に宿泊施設を19施設展開している伊東園ホテルズ。比較的、リーズナブルに宿泊できる為、何度も訪れるお遍路さんにはやさしい宿泊施設です。

伊東園ホテルズとのコラボで、「伊豆88遍路」の宿泊記念シールを宿泊者に1人1枚無料で配布しています。御朱印帳などの裏表紙などに貼ることができ、空欄に宿泊した日付を入れると参拝した日付が分かります。

宿泊プラン |
施設名 |
場所 |
コース |
---|---|---|---|
大仁ホテル |
1-2/12 |
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伊豆長岡金城館 |
1-2/12 |
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熱海ニューフジヤホテル |
1-4 |
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伊東園ホテル熱海館 |
1-4 |
||
ウオミサキホテル |
1-4 |
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アタミシーズンホテル |
1-4 |
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熱海金城館 |
1-4 |
||
ホテル大野屋 |
1-4 |
||
伊東園ホテル松川館 |
3-6 |
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伊東園ホテル本館 |
3-6 |
||
伊東園ホテル別館 |
3-6 |
||
伊東園ホテル熱川 |
4-7 |
||
熱川ハイツ |
4-7 |
||
伊東園ホテル稲取 |
4-7 |
||
伊東園ホテルはな岬 |
5-9 |
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下田海浜ホテル |
5-9 |
||
西伊豆松崎伊東園ホテル |
9-12 |
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西伊豆クリスタルビューホテル |
9-12 |
||
伊東園ホテル土肥 |
9-12 |
■最初は「大切な人の幸せを願う」事で十分

お遍路というと難しく思うかもしれませんが、信仰としての一般参拝のひとつの形式です。日常生活では、なかなか、心を静かにして「大切な人の幸せを願う」機会などございません。参拝する事で、他人の幸福と自身の幸福が重なった時、心から癒されることでしょう。
■お遍路の楽しみ方
本場四国のお遍路さんは白装束に笠と杖というイメージですが、もっと気軽に楽しんで頂きたいです。もちろん普段着でも全く問題ありません。
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恋人同士で結婚前の縁起担ぎ
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温泉や料理を楽しみながら癒しを求めて
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子育てが終わったご夫婦がゆっくりと
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人生の節目に誓いを立てながら
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定年を機に感謝を込めて
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先祖や伴侶の供養として
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お孫さんとウォーキング
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苦行としてのお遍路
要するにお遍路の目的は人それぞれです。移動手段も、歩いて参拝している人は少数で、お遍路ツアーももちろん、自家用車や自転車等様々です。
■専用の納経帳で参拝
一般的に神社では御朱印帳を使いますが、お遍路の場合は既に決まっている寺院を参拝するので、専用の「納経帳」で参拝をします。
手書きで書いて頂ける寺院もありますが、まだまだ参拝者が少ないことやご住職が留守の時もあります。明治時代の各札所のご本尊を書いた版画も発見されていますが、当時もご住職様が留守の対応を工夫をしていたようです。
公式納経帳は、各寺院のご住職様にお願いして書いて頂いたご本尊様を、複写して綴じた貴重な納経帳です。
お遍路中は参拝した証として寺院より「三宝印」を頂くことになりますが、「三宝印」だけであれば寺院関係の方であれば気軽に対応して頂けます。
伊豆88遍路の公式サイトで販売しているので、ご購入してからお遍路をお楽しみください。


■結願は修禅寺
最後の結願の寺は第88番札所の「修禅寺」
歩き遍路はもちろんの事、自家用車であっても八十八ヶ所霊場を結願(全ての札所を参拝)する事は大変な事です。
結願寺である88番札所「修禅寺」では、お祝いの言葉を添えた「結願証」の発行(1,800円)をしています。


■復興と繁栄を祈願
いわゆる「お砂踏み」と呼ばれている、
疑似体験は全国に幾つもあります。
札所と呼ばれている寺院が出迎えし、
お遍路さんが納経した証として、
納経印を頂けるのが霊場。
江戸時代からある由緒正しい霊場は、
本場四国と愛知の知多半島。
そして関東では伊豆半島にあります。
残念ながら戦後まもなく、
いずれの霊場も衰退しました。
四国は伊予鉄道が復興に貢献し、
年間十五万人以上が参拝しています。
知多は名古屋鉄道が復興に一役買い、
年間五万人以上が参拝しています。
伊豆は残念ながら復興していません。
これから多くの方が参拝する事で
復興する事を願っています。
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