SkyDrive と VPorts 社が業務提携、UAE・ドバイの エアモビリティ市場に参入

株式会社SkyDrive

「空飛ぶクルマ」(※1)および「物流ドローン」を開発する株式会社SkyDrive(本社:愛知県豊田市、代表取締役CEO 福澤知浩、以下「SkyDrive」)と、VPorts and Air Traffic Management Inc.(本社:カナダ・ケベック州、創業者兼CEO Dr. Fethi Chebil、以下、「VPorts」)は、双方の事業開発および市場拡大に向け、ドバイのAdvanced Air Mobility(AAM)(※2)・インテグレーター・ワールド・センター(※3)を活用した技術およびビジネス面での協業に関する業務提携の覚書を締結したことをお知らせいたします。


■本提携の背景と今後の取り組み
SkyDriveは現在、小型で電動、2人乗りの空飛ぶクルマ「SkyDrive式 SD-05型」(以下「SD-05」)の開発に取り組んでいます。2021年10月には、国土交通省がSD-05の型式証明申請を受理し、空飛ぶクルマとして日本初の型式証明取得を目指して開発を推進しております。

VPortsは、AAMのインフラにおける設計、建設、運用のグローバルリーダーとして、ドバイ・サウス(※4)内に世界初のAAM・インテグレーター・ワールド・センターを設立するため、昨年12月にMohammed bin Rashid Aerospace Hub(MBRAH)と戦略的提携について合意したことを発表しました。本設立計画の一環として、MBRAHとアラブ首長国連邦民間航空総局(GCAA)の協力のもと、AAMの主要プレーヤーと協業することによって湾岸協力理事会(GCC)参加国の市場を開拓し、この地域でイノベーションを展開することを目指しています。

 SkyDriveは、AAM産業の国際的な成長を促進し、電動垂直離着陸機(eVTOL)の認証を加速させるためのインフラの一つとして、VPortsがドバイに設置するAAM・インテグレーター・ワールド・センターの活用を検討しています。両社は、空飛ぶクルマの社会実装という共通の目標に向かって、今後も協業してまいります。

■各コメント
株式会社SkyDrive 代表取締役CEO 福澤知浩

ドバイを中心とした、UAE政府のAAM戦略の一翼を担えることを嬉しく思います。SkyDriveは、日本における「空飛ぶクルマ」のリーディングカンパニーであり、電動でコンパクトな機体の開発を進め、エアタクシーとして活用いただくこと、そしてゼロエミッションの交通手段を提供することを目指しています。同センター内で当社の「空飛ぶクルマ」の機能を試験・実験するための航空路を確保し、都市部での飛行開始前に安全性を保証することは大変重要です。SkyDriveの最も重要な市場の一つであるUAEにおいて、世界的なAAMの戦略的プロジェクトの一員となり、ドバイ・サウスにおいてGCAAとも協業できることは、とても心強いです。

VPorts and Air Traffic Management Inc. 創業者兼CEO Dr. Fethi Chebil
AAM・インテグレーター・ワールド・センターの施設や空域を活用し、AAMセクターの未来を形作る仲間として、SkyDriveが加わることを歓迎します。我々のドバイにおけるこの取組みは、2045年までに世界中に1,500のバーティポートを建設・運用するという当社の戦略や野心に沿ったものです。

※1
空飛ぶクルマとは:明確な定義はないが、「電動」「自動(操縦)」「垂直離着陸」が一つのイメージ。諸外国では、eVTOL(Electric Vertical Take-Off and Landing aircraft)や UAM(Urban Air Mobility)とも呼ばれ、新たなモビリティとして世界各国で機体開発の取組がなされている。モビリティ分野の新たな動きとして、世界各国で空飛ぶクルマの開発が進んでおり、日本においても 2018 年から「空の移動革命に向けた官民協議会」が開催され、2030 年代の本格普及に向けたロードマップ(経済産業省・国土交通省)が制定されている。
引用元:国土交通省(令和 3 年 3 月付)
https://www.mlit.go.jp/common/001400794.pdf
引用元:経済産業省(令和 4 年 3 月付)https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/air_mobility/pdf/008_01_02.pdf

※2
Advanced Air Mobility(AAM)とは:空飛ぶクルマを含む、次世代空モビリティの総称。

※3
AAM・インテグレーター・ワールド・センターとは:VPorts社がドバイに設置を計画している、電動垂直離着陸機(eVTOL)の試験や運用が可能な、世界初のAAMのイノベーションハブ施設。2024年に完成予定。本センターは、ドバイとUAEを世界的なAAMのハブとして確立するもので、飛行試験専用の空域、ブロック空域、革新的な新技術が含まれ、国際的なAAM産業の成長を促進し、eVTOLの認証を加速させることになるといわれている。
参考:https://vports.com/vports-inks-landmark-agreement-to-create-worlds-first-advanced-air-mobility-integrator-centre-in-dubai/

※4
ドバイ・サウスとは:世界一の巨大空港にする計画となっている「アル・マクトゥーム国際空港」を中心とする、ドバイの南地域にある8区画の総称。航空・物流のエコシステムに焦点が当てられ、陸海空をつなぐ様々な交通インフラを有する予定。
参考:https://www.dubaisouth.ae/

将来の見通しに関する事項
将来の見通しに関する事項は、株式会社SkyDriveの財務状況、経営成績、計画、目的、将来の業績および事業に関する当社の現在の予想および予測を示しています。将来の見通しに関する事項は、歴史的事実または現在の事実と厳密に関連する事項を除き、すべて当該予想および予測に基づくものです。 当社が発信するコンテンツ内の、技術情報を含むすべて将来の見通しに関する事項は、リスクや不確定要素を含んでおり、実際の結果が予想と大きく異なる可能性があります。 かかる将来の見通しに関する事項は、プレスリリースまたはその他の資料の日付における経営陣の見積もりおよび信念を表すものです。当社は、将来のある時点でかかる将来の見通しに関する事項を変更することができますが、たとえその後の事象によって見解が変更されたとしても、そのような義務を負うものではありません。

≪株式会社SkyDrive 概要≫
設立 :2018年7月
代表者:代表取締役CEO 福澤知浩
URL:https://skydrive2020.com/
所在地:豊田本社:愛知県豊田市挙母町2-1-1
豊田開発センター:愛知県豊田市西中山町山ノ田20-2
豊田テストフィールド:愛知県豊田市足助地区
東京オフィス :東京都新宿区
大阪オフィス :大阪府大阪市北区梅田1-3-1-800号 大阪駅前第1ビル8階
事業内容:「100年に一度のモビリティ革命を牽引する」をミッションに、「日常の移動に空を活用する」未来を実現するべく、2018年7月に設立、「空飛ぶクルマ」及び「物流ドローン」を開発しています。「空飛ぶクルマ」の開発においては、国内で唯一、有人飛行試験を実現し、官民協議会の構成員として制度設計にも関与しております。「空飛ぶクルマ」は、現在2人乗りの機体を開発中、2025年に大阪ベイエリアでのサービス開始を目指しております。30kgの荷物を運搬可能な「物流ドローン」は、山間部を中心とした作業現場で活用いただいています。

≪VPorts and Air Traffic Management Inc. 概要≫
設立  :2021年
代表者 :創業者兼CEO Dr. Fethi Chebil
URL : https://vports.com/
所在地 :カナダ・ケベック州
事業内容:VPortsは、人々が将来的にどのように交流し、つながるかをデザインし、持続可能なAAMインフラストラクチャを通じて、旅行者が目的地に迅速かつ安全に到達できるようにすることをビジョンとしています。
積極的かつ責任あるアプローチによって、2045年までに世界中に1,500のバーティポートを建設し、運用することを目指しております。オペレーションを一元化し、最先端のテクノロジーを活用することで、シームレスな旅行体験を提供することを目指しています。
 

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会社概要

株式会社SkyDrive

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URL
https://www.skydrive.co.jp/
業種
製造業
本社所在地
愛知県豊田市挙母町2-1-1
電話番号
-
代表者名
福澤知浩
上場
未上場
資本金
-
設立
2018年07月