Liquitous、Liqlidの地図機能アップデートを活用し「高砂町おかえりマップ」の記録・更新基盤を支援
一般社団法人かえるかなえる研究所と連携し、紙とデジタルを組み合わせた地域情報基盤の運用を推進

株式会社Liquitous(本社:神奈川県横浜市、代表取締役CEO:栗本拓幸)は、一般社団法人かえるかなえる研究所(兵庫県高砂市、代表理事:石本玲子)と連携し、兵庫県高砂市高砂町内の地域資源を整理・発信する「高砂町おかえりマップ」の記録・更新基盤を支援します。
本取り組みは、Liquitousが提供するオンラインの市民参加型合意形成プラットフォーム「Liqlid」を活用し、紙版マップとデジタル版マップを組み合わせた地域情報基盤の整備を進めているものです。本取り組みにあわせて、Liqlidにおける地図機能アップデートも活かしながら、地域情報の継続的な蓄積・更新・共有を支える運用モデルの構築に取り組みます。
取り組みの概要
「高砂町おかえりマップ」は、高砂町に点在する歴史・文化・景観・店舗等の地域資源を整理し、地域内外の方にわかりやすく伝える案内図です。紙版とデジタル版を併用し、情報を固定的に掲載するだけでなく、地域の人々とともに更新し続ける仕組みとして運用することを目指しています。
紙版は「食にまつわるお店編」として令和8年3月に初版を発行し、デジタル版は二次元コードを通じて随時更新する構成です。
一般社団法人かえるかなえる研究所(所在地:高砂市高砂町狩網町)は、本事業を高砂町連合自治会 令和7年度「高砂町コミュニティ活性化事業助成金」を活用して実施しています。Liquitousは、Liqlidを活用したデジタル運用基盤の整備、対面で収集した情報の蓄積・編集・更新設計、継続運用に向けた仕組みづくりを支援しています。
背景
高砂町には、歴史的な町並み、文化財、商店街、地域店舗など、多様な地域資源が存在しています。一方で、既存の情報発信はテーマや媒体が分散しやすく、地域の現在の姿や日々の営みの中で育まれている魅力を、一体的に伝えにくいという課題がありました。また、紙媒体のみでは更新頻度や掲載情報量に限界があり、時間の経過とともに実態とのずれが生じやすい側面もあります。
こうした状況のもと、地域住民や店舗から寄せられた「高砂の良さをもっと伝えたい」という声を起点に、「高砂町おかえりマップ」プロジェクトが立ち上がりました。高砂町連合自治会がその思いを受け止め、地域の取り組みとして支援したことで、住民発のプロジェクトとして具体化が進んでいます。
名称に込められた「おかえり」には、この町が誰かにとっての“帰る場所”であってほしいという思いがあります。訪れる人にも、久しぶりに帰ってくる人にも、「やっぱり高砂いいな」と感じてもらえる町でありたいという願いを込めています。
成果物の特徴
本事業で整備を進めている成果物は、単なる観光案内ではなく、地域資源を継続的に記録・更新していくための基盤です。
紙版「高砂町おかえりマップ 食にまつわるお店編」では、地域の飲食・喫茶・菓子・買い物店等の拠点を掲載し、地域を歩くきっかけを提供しています。加えて、高砂町全体の輪郭を示し、自治会一覧や関連情報にも触れられる構成としています。



デジタル版では、紙面では扱いきれない文化財、町名の由来、追加店舗情報などを拡張的に掲載し、更新性を高めています。




https://kaeru-kanael.liqlid.jp/
Liquitousは、Liqlidの地図機能アップデートを踏まえ、こうした地域情報を地図上でより扱いやすくすることで、単発の広報物ではなく、地域情報基盤としての地図の運用ができる状態を実現しています。
研修会を通じて共有された本事業の意義
2026年3月14日、高砂市社会福祉協議会が主催する「各地区協議会等 研修会」において、一般社団法人かえるかなえる研究所代表理事・石本玲子氏が「ご近所づきあいからはじまる支え合い ― 高砂町おかえりマップの取り組みから考える地域のつながり ―」と題した講演を行い、本プロジェクトを通じて見えてきた地域課題を共有しました。

講演では、高齢化、一人暮らし、空き家、移動困難と孤立、自治会の担い手の高齢化といった現状に加え、孤独死の具体的な経験から、「近くにいること」と「つながっていること」は異なること、日常の小さなルーティンや関係性が命綱になり得ることが語られました。
また、おかえりマップに自治会エリアを重ねることで、世帯数の偏在や地域運営の現実が可視化されること、さらに移動困難は行政だけの課題ではなく、日常の見守りや支え合いと密接に関わるテーマであることが示されました。加えて、平常時の支え合い活動が災害時の対応力に直結する点も強調されていました。
本事業は、地域の魅力発信にとどまらず、地域の現状、つながり、支え合い、防災、移動といった論点を可視化し、対話の土台をつくる役割も担っていることが確認されました。
今後の展開
今後は、紙版マップの活用とデジタル版の更新運用を並行して進めながら、地域住民、店舗、関係団体との対話を通じて情報を蓄積し、「高砂町おかえりマップ」を継続的に育てていく方針です。
あわせて、地域資源の記録に加え、地域の現状や変化を見える形にしていくことで、地域の魅力発信と地域課題の共有を両立する運用モデルの確立を目指します。Liquitousは、Liqlidの機能拡張も活用しつつ、地域に根ざした情報基盤としての実装を支援してまいります。
松傘(まつかさ)の会について
松傘の会は、地域店舗・住民・移住者など、さまざまな立場の人が参加し、高砂町の魅力を継続的に記録・共有するゆるやかな協力コミュニティです。地域資源の収集、マップ更新への協力、情報共有、地域内のつながりづくりなどを担っています。
名称は、本企画の協力店舗である上田珈琲焙煎所(所在地:高砂市高砂町猟師町)の提案によるものです。高砂町の象徴である「相生の松」をモチーフに、“守る”“育てる”を象徴する「傘」を重ね、未来へつながる「松ぼっくり=松傘(まつかさ)」を表現しています。
協力体制とナビゲーターキャラクター
協力店舗として、上田珈琲焙煎所、A BAKE SHOP(所在地:高砂市高砂町南本町)など、地域に根ざした店舗が本プロジェクトに参画しています。
また、案内をよりわかりやすく届けるため、松ぼっくりをモチーフにしたキャラクター「まつかさ」(大)と「こかさ」(小)を導入します。両者は、性別という概念を持たない“松傘のこびと”として、高砂の町を歩きながら、地域の魅力を集めて案内するナビゲーター役を担います。

一般社団法人かえるかなえる研究所代表理事 石本玲子のメッセージ
高砂町には、歴史・文化・暮らしが重なり合った、この町ならではの魅力があります。一方で、地域に関わる中では、高齢化、空き家、移動のしづらさ、自治会運営の担い手不足など、日々の暮らしに関わる課題も見えてきます。
「高砂町おかえりマップ」は、そうした地域の魅力を伝えると同時に、地域の現状を見つめ直すきっかけにもなるものです。紙版とデジタル版を組み合わせながら、地域の皆さまとともに記録し、更新し、育てていける基盤にしていきたいと考えています。
株式会社Liquitous 代表取締役CEO 栗本拓幸のメッセージ
本取り組みは、弊社が推進する、地域に根ざして活動する各種団体(地域シンクタンク等)の知識創造や参加型プロセスの取り組みに対する協働支援の一環として、兵庫県高砂市を拠点として活動する、一般社団法人かえるかなえる研究所と連携して推進している取り組みです。
弊社としては、「Liqlid」という基盤により、地域にお住まいの皆様が、住まう地域に目を向け、関心を持つ契機を生み出すこと、また、知識の更新や創造に人々が参画できる基盤をつくることを通して、地域情報の蓄積・更新・共有の持続可能性を高めてまいります。
一般社団法人かえるかなえる研究所について

一般社団法人かえるかなえる研究所は、「かんがえる・かえる・かなえる」をキーワードに、地域に根ざした調査研究、対話の場づくり、地域資源の可視化と活用支援に取り組む地域シンクタンクです。地域の中にある声や可能性を丁寧にすくい上げ、持続可能な地域の仕組みづくりにつなげることを目指しています。
〇 社名:一般社団法人かえるかなえる研究所
〇 代表理事:石本玲子
〇 ホームページ:https://www.kaeru-kanael.com
〇 E-mail:info@kaeru-kanael.com
株式会社Liquitousについて

Liquitousは「一人ひとりの影響力を発揮できる社会」を目指し、テクノロジーで政策形成プロセスの包摂性・透明性・対応性をより向上させるため、市民参加型合意形成プラットフォーム「Liqlid」の開発と、導入・運用・定着支援や効果分析を通した社会実装を一気通貫で行う「市民と行政の間のコミュニケーション・エージェント」です。
鎌倉市、木更津市をはじめとする国内の自治体や、柏の葉スマートシティをはじめとしたまちづくり、インドネシア共和国内の官庁・自治体等において、計画・構想策定や行政ニーズ把握の仕組みや、スマートシティの基盤として「Liqlid」を活用した取り組みを進めています。
〇 社名:株式会社Liquitous(代表取締役CEO:栗本 拓幸)
〇 ホームページ: https://liquitous.com
〇 X(Twitter): https://x.com/liquitous
〇 Facebookページ:https://www.facebook.com/Liquitous/
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