樹脂加工品の即時見積サービス「Quick ValueⓇ」が新機能「材質選定レーダーチャート」をリリース
~樹脂31種類、比較用金属の物性値をブラウザ上で即時比較、最適な材質選定を支援~
株式会社バルカー(本社:東京都品川区、代表取締役会長 CEO:瀧澤利一、以下「バルカー」)は、樹脂加工品の即時見積サービス「Quick Value(クイックバリュー)」において、無料で利用できる新機能「材質選定レーダーチャート」の提供を開始したことをお知らせいたします。

サービスサイト:https://quickvalue.valqua.co.jp/materials/
「Quick Value」は、製造業における樹脂加工品の設計・調達効率化を目指すプラットフォームです。2026年には対応材質を汎用プラスチックからスーパーエンジニアリングプラスチックまで計31種類へ拡充してきました。対応材質の拡大に伴い、お客様から「最適な材質をどう選ぶべきか」というお問い合わせが増えてきており、こうした声にお応えする形で、Webブラウザ上で直感的に材質を比較・検討できる新機能「材質選定レーダーチャート」を開発いたしました。
これにより、樹脂材料同士はもちろん、代表的な金属材料との比較も同一チャート上で行えるようになりました。またコストも含めて比較ができるため、設計現場における材質選定の効率化とコスト最適化を支援いたします。
■開発の背景
樹脂には数多くの種類があり、それぞれに異なる特性を持っています。これらを提供する材料メーカーも数多く、メーカーによって物性値の試験方法(JIS/ASTM)や単位表記、記載項目が異なることがあり、これが材料比較・選定のハードルとなっていました。各メーカーサイトから物性値表をダウンロードし、試験方法や単位の違いを解釈したうえで的確に比較判断するには、相応の知識と経験が必要です。また、コストについても実際に部品図面で見積りを取らなければ差がわからず、安全性を優先してハイグレードな材質を選定した結果、オーバースペックによるコスト増を招くケースも少なくありません。樹脂材料について社内に選定基準を整備しているメーカーは稀であるという実情を踏まえ、バルカーはこの課題を解決するツールの開発を決定いたしました。
■材質選定レーダーチャート機能の概要
1.樹脂31種類+代表的な金属4種類の物性データを収録
汎用プラスチックからスーパーエンジニアリングプラスチックまでの樹脂31種類に加え、比較の基準としてアルミ(A5052)、鉄(SS400)、ステンレス(SUS304)、青銅(CAC406)の代表的な金属材料を収録し、同一チャート上で比較できるようにしました。比較項目は、よく利用される物性を中心に計16項目あります。
2.材質の価格表示の工夫
樹脂と金属を同じ土俵で比較できるように独自の価格表示方法を備えており、価格は「kg単価(円/kg)」ではなく、比重を考慮した「10cm 立方体の価格(円/10cm 立方体価格)」で表示しています。これにより、比重が7~10倍ほど異なる樹脂と金属を同じベースで比較できるようにし、部品にしたときの価格をイメージしやすくしています。
3.専門家の監修と物性解説サポート機能
各物性項目は、プラスチック製品設計の専門家である田口宏之氏(技術士)と、産業機械設計の専門家である小畠祥平氏(技術士)の監修を受けています。物性表に馴染みのない方でも理解を深められるよう、イラスト付きチャット形式で物性を解説するサポート機能も搭載しました。
4.Quick Valueの見積りへシームレスに連携
本チャートで候補材料を絞り込んだ後は、そのままQuick Valueの同材質での見積り依頼へ進むことができます。設計の上流から調達までを一貫してデジタルで支援します。

■主な活用シーン
1.オーバースペックの防止・見直し
「連続使用温度は160℃で十分、強い衝撃も加わらない。PEEKではなくPPSで代替できないか」といった仮説を、価格データとともに一目で検証できます。
2.金属部品のプラスチック化(金属代替)の検討
軽量化や耐腐食性向上を目的とした金属から樹脂への置き換え検討において、アルミやステンレスの比重・ヤング率と、MCナイロンやPEEKなど代替候補となるエンプラの数値をレーダーチャート上で重ね合わせ、剛性の低下度合いや軽量化のメリットを視覚的に把握できます。
■「Quick Value(クイックバリュー)」とは
「Quick Value」は、株式会社バルカーが提供する樹脂加工品の即時見積サービスです。
製造業の開発・設計・調達プロセスにおける効率化を目指し、Webブラウザ上へ図面データをアップロードするだけで、見積り(価格・納期)を確認できるデジタルプラットフォームとして開発されました。汎用からスーパーエンジニアリングプラスチックまで幅広い31種類の樹脂材質に対応。今回の新機能「材質選定レーダーチャート」の搭載により、金属から樹脂への代替(プラスチック化)検討や、オーバースペック防止に向けた仕様選定もします。設計の上流工程から調達までをセキュアな環境でシームレスにつなぎ、ものづくりの開発スピード向上に貢献します。
■サービス概要 URL:https://quickvalue.valqua.co.jp/
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