買い物の情報源はチラシや店頭POPが主流も、若年層ほど“口コミ”も重視！日用品の購入は“特売・割引”よりも“ポイントが貯まる”をより意識

株式会社mitoriz

2025年12月4日 11時10分

株式会社mitoriz（本社：東京都港区、代表取締役社長：原田光幸）は、消費者購買行動データサービス「Point of Buy®（以下、POB）」の会員2,993人を対象に「食品と日用品の買い物に関する調査」を実施しました。

2025年も続く値上げの影響を踏まえ、食品および日用品の購買実態について、買い物の頻度や情報源、購入時の重視点などを調査しました。第1弾を公開後、第2弾は2025年12月中旬の公開を予定しております。

《調査サマリー》

・買い物に行く頻度は「週に1～2回程度」が36.3％で最多、時間帯は夕方以降（17～20時）が30.4％

・買い物に行く先は「スーパーマーケット」が全年代で80％を超え、ドラッグストアが続く

・参考にする情報源は「チラシ（52.9％）」と「店頭POP（40.9％）」が上位、若年層ほど口コミも重視

・食品購入時の重視ポイントは「価格（78.4％）」が最多で「特売・値引の有無（52.9％）」が続く

・日用品購入時の重視ポイントは「価格（70.9％）」が最多で「ポイントが貯まる（45.6％）」が続く

買い物に行く頻度「週に1～2回程度（36.3％）」で最多、時間帯は「夕方以降（30.4％）」が多い

「食品・日用品の買い物に行く頻度と時間帯」を調査したところ、買い物の頻度は「週に1〜2回程度」（36.3％）が最も多く、「週に3〜4回程度」（33.1％）、「ほぼ毎日」（22.6％）が続きました。時間帯については「夕方以降（17時〜20時）」（30.4％）が最多で、仕事帰りなどのタイミングで利用する人が多い様子がうかがえます。夕方以降に次いで「午後（12時〜17時）」（26.5％）と「午前中（〜12時）」（25.8％）が同程度で続いています（図表1）。

食品・日用品の購入場所は「スーパーマーケット」が89.6％で圧倒的、ドラッグストア、コンビニと続く

「食品・日用品の購入場所」を調査したところ「スーパーマーケット」（89.6％）が最も多く、突出しており「ドラッグストア」（59.1％）、「コンビニエンスストア」（32.4％）、「ディスカウントストア」（23.0％）と続く結果となりました。年代別にみると、コンビニの利用率は20代以下（34.6％）と30代（34.7％）が若干高くなっています。ドラッグストアは30代（67.2％）と40代（65.4％）の利用が目立ち、子育てや家事との両立を重視する層を中心に、食品や日用品購入の主要な場として支持されている様子が見て取れます（図表2）。

参考にする情報源は「チラシ（52.9％）」と「店頭POP（40.9％）」が上位、若年層ほど口コミも重視

「食品・日用品を購入する際に参考にする情報源」について調査したところ「チラシ（紙・電子版含む）」（52.9％）が最も多く、次いで「店頭POPなどの販促物」（40.9％）が続きました。やや差が開き「家族・友人の口コミ」（16.8％）や「テレビCM・新聞広告」（16.7％）が続きますが、2割に届かない結果となっています。年代別にみると、20〜30代の若年層は「SNS」（20代以下29.5％／30代22.1％）、「YouTubeなどの動画」（同17.9％／10.4％）、「WEB記事」（同14.1％／11.7％）の数値が高く、デジタルを介した情報収集に積極的な傾向が顕著です。また「家族・友人の口コミ」（同20.5％／18.4％）や「口コミ・レビューサイト」（同24.4％／18.9％）といった“人を介した評価”の重視も目立ち、若い年代ほど、身近な人の意見やネット上の評判を積極的に参考にしている傾向が見て取れます（図表3）。

食品購入時は「価格の安さ（78.4％）」が最も重視されており「特売・値引の有無（52.9％）」が続く

「食品の購入時に重視するポイント」について調査したところ「価格の安さ」（78.4％）が最も多く、次いで「特売や割引の有無」（52.9％）、「ポイントが貯まる」（46.5％）が続き、上位3項目はいずれも“価格的なメリット”に関する項目であることから、多くの消費者が「いかにお得に買えるか」を最優先している様子がうかがえます。一方で、「品質の良さ」（45.1％）や「容量やサイズ感」（41.2％）も一定の支持を得ており、わずかな差ではあるものの、食品においては“量より質”が重視されている傾向も読み取れます。

年代別にみると「価格の安さ」は全年代で8割前後と突出しており、世代を問わず最重要視されていることがわかります。対して「品質の良さ」は年代が上がるにつれて比率が高まり、20代以下が35.9％にとどまるのに対し、60代以上では50.1％と、15ポイント近い開きが生じています。年代が上がるほど、ただ価格が安いだけでなく、商品の質や安心感も重視する傾向が強いといえそうです（図表4）。

日用品購入時は「価格の安さ（70.9％）」の次に「ポイントが貯まる（45.6％）」が重視される結果に

「日用品の購入時に重視するポイント」について調査したところ、「価格の安さ」（70.9％）が最も多く、食品同様にコスト意識の高さがうかがえます。次いで「ポイントが貯まる」（45.6％）が続き、「特売や割引の有無」（43.9％）を上回りました。日用品では食品と比べて“即時的な値引き”よりもポイントという“貯蓄型のお得”への関心がより高いことがわかります。また「容量やサイズ感」（41.2％）が「品質の良さ」（39.7％）を僅差で上回り、食品購入時の結果と逆転しています。日用品では「質より量」がやや重視される傾向があり、使用頻度を意識した購買行動がとられていると考えられそうです。

年代別にみると「品質の良さ」や「使い心地・使いやすさ」は年代が上がるほど割合が高く、上の年代ほど“商品の質”に重きを置く傾向が見られます。一方で、「パッケージやデザイン」は20代以下や30代の若年層で相対的に高く、見た目の印象が購買行動に影響を与えていることがうかがえます（図表5）。

【アンケート調査概要】

調査期間：2025年10月21日～10月24日

調査対象：mitorizの消費者購買行動レポートデータサービス「Point of Buy®」の登録会員（POB会員）

　　　　　POB会員（平均年齢50.8歳）

調査方法：インターネットによる自社調査（有効回答数：2,993件）

消費者購買行動データサービス「Point of Buy®」

国内最大級の消費者購買DBを活用し、メーカーや小売りなどのマーケティングを支援するサービスです。レシートに記載された購買情報を活用しているため、POSやID-POSデータで開示されていない小売りチェーンのデータや、個のユーザー（シングルソース）に紐づいた、業態を横断した購買行動や併売商品など断続的な購買行動を把握できます。

Point of BuyⓇ：https://www.mitoriz.co.jp/lp/pob/

サービスページ：https://www.mitoriz.co.jp/business/service/digitalmarketing-multi-idpos/

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