NASU代表前田高志がロゴ・表紙をデザイン。コロコロ×ちゃおが目指す“世界最高”の新雑誌『コロちゃお』誕生。

コンテンツの魅力を活かして、遊び心を加えるデザインで、男子向け・女子向けNo.1雑誌の「合体」を視覚化。

株式会社NASU

2025年12月12日 12時01分

株式会社NASU（本社：大阪市中央区、代表取締役：前田高志）は、株式会社小学館が創刊する新しいまんが雑誌『コロちゃお』のロゴおよび表紙デザインを開発いたしました。『コロちゃお』は、長年愛されてきた『コロコロコミック』『ちゃお』の魅力を融合し、“世界最高の新まんが雑誌”を目指して企画された新雑誌です。発売は2025年12月19日（金）、価格は1,280円（税込）。全国の一部書店およびネット書店にて販売されます。

『コロコロコミック』と『ちゃお』の融合は、言い換えれば“漫画日本代表”ともいえる挑戦です。

そのスケール感にふさわしい新しさと、子どもだけでなく大人も手に取れる普遍性を持たせるため、ロゴデザインでは漫画雑誌のロゴとしてデザインしないと決めました。また、漫画を心から楽しむ人が集まる象徴として考えました。日本らしさを象徴する赤と白を基調に、王道のゴールドをアクセントとして取り入れました。活気や楽しさを感じさせつつも子どもっぽくなりすぎないよう、色の深みや光沢、余白の扱いに細心の調整を加えています。また、ロゴの形状の比率は、両雑誌に共通する判型（白銀比）をもとに構築しました。

表紙デザインでは、書店で思わず「何だろう？」と目を引く良い意味での違和感をめざしました。そのために、極限までロゴを大きく配置しました。『コロコロコミック』『ちゃお』の延長ではなく、大人も自然に手に取れる新種の漫画雑誌として旗を立てることを意識しています。さらに、漫画雑誌としての魅力が損なわれないよう、エンタメの凝縮された雑誌であることから、情報量とキャラクターのにぎやかさも詰め込みました。情報過多になりすぎず、しかしスカスカにもならない、情報と情緒のちょうどよい密度を探り、新しさとのバランスを細かく調整しています。

■ 小学館『コロちゃお』担当編集者脇立樹コメント

新雑誌コロちゃおは、小学生男女を中心に、さらに大人にも訴求できる、ベーシックで強くて、明るいデザインにしたいと思っておりました。そういったデザインを最も高いレベルで表現しているのはどこかと考えた時に理想は任天堂コンテンツでした。

前田さんはご自身の出自を任天堂にもち、独立後、デザイナーとして令和コンテンツのど真ん中「ブレイキングダウン」のロゴのデザインや、ご自身の著書「勝てるデザイン」が大ヒットさせていたり、目立っておりましたので、注目させていただいておりました。

そして今回のコロちゃおの目指すイメージを具現化してくださいそうだなという期待で依頼させていただき、自分では想像できない、だけどしっかりコンセプトを体現しているビジュアルをつくっていただきました。

世の中の少年少女にも、同じように新鮮さと楽しさを感じてもらえると幸いです。

■ NASU代表・デザイナー前田高志コメント

男子向け・女子向けNo.1雑誌という、異なるDNAを持つ二つの媒体が一つになる衝撃を、より伝わりやすく視覚化してみました。

コンテンツの魅力は、実際にふれてもらってこそ伝わる。僕のデザイナーとしてのキャリアはずっと、ゲームやマンガ、書籍などに込められた熱を抽象化し、色や形、レイアウトへと翻訳する仕事でした。今回のお話をいただいたとき、「日本を代表するマンガ雑誌が誕生する」という実感とともに、子どものころのようなワクワクドキドキが蘇りました。

『コロちゃお』では、日本らしさを感じる赤と白を基調に、王道のゴールドを差し込むことで、「世界最高の新マンガ雑誌」にふさわしい、力強さと華やかさ、そして子どもっぽくなりすぎない上品さのバランスを目指しました。

読者が集まる側のように遠くから見て「なんか楽しそう」と感じられ、近づいて見ると、物語がページの外まではみ出してくるような、そんな遊び心の余白を残しています。スマホでマンガを読むのが日常になった今、一冊の雑誌を手に取って読むという行為は、とても豊かな選択だと思います。

『コロちゃお』が、子どもたちには新しい遊び場として、大人には子ども時代と今をつなぐ場所として、世代やカルチャーを越えて愛されていくことを願っています。