コスモエネルギーホールディングスと関西電力による 堺泉北エリアでのＣＣＳバリューチェーン構築に向けた共同検討開始

コスモエネルギーホールディングス株式会社（代表取締役社長：山田 茂）と関西電力株式会社（取締役代表執行役社長：森 望）は、両社による覚書に基づき、堺泉北エリアにおけるCCS※¹バリューチェーン構築に向けた、共同検討を開始しました。

本検討では、両社が堺泉北エリアで運営する事業所から排出されるCO2を分離・回収し、共同で液化・貯蔵したのちに貯留地に出荷するまでのCCSバリューチェーンの設計および経済性の評価を行います。

また、液化CO2の輸送方法、および貯留候補地の実現性や経済性に関する調査を実施します。

液化・貯蔵・出荷設備を両社で共同検討することで、より大規模で効率の良い設備の設計が可能となります。

両社は、将来的には堺泉北エリアにCO2排出源※²を持つ他事業者との協業も視野に、エリア全体でのCCSバリューチェーンの構築に向けた検討を進め、ゼロカーボン社会の実現に貢献してまいります。

※１：CCS(Carbon dioxide Capture and Storage)とは、排ガスからCO2を回収し、地中等に貯留する技術。

※２：工場、発電所など、CO2を排出する事業所

本事業の概要

■目的

・両社が堺泉北エリアで運営する事業所から分離・回収したCO2を、共同で液化・貯蔵・出荷することにより、CCSバリューチェーン構築を目指すもの。

■検討概要

・両社が堺泉北エリアで運営する事業所から排出されるCO2の回収に係る検討

・各事業所から回収したCO2の液化・一時貯蔵に係る検討

・各事業所構外におけるCO2の導管(パイプライン)輸送に係る検討

・出荷桟橋からの液化CO2の荷積みに係る検討

・堺泉北エリアから貯留候補地までの輸送方法や貯留候補地の調査

＜CO2の回収・貯蔵・出荷に関する検討・調査のイメージ図＞